昨年の第4四半期において国内市場でGoogle Pixel 8aは最も売れたAndroidであることが判明しています。年々高価格化していることもありますが、10万円以下の価格設定に加えキャリアも販売を促進していることでユーザーが購入しやすい環境にあるのかなと思います。
今回9To5Googleによると2025年第1四半期に国内市場で売れた機種ランキングについて言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
市場別の売上ランキング。
今回市場調査会社であるCounterpoint Researchが2025年第1四半期における市場調査結果を公開していることが判明しました。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
アメリカ | iPhone 16 Pro Max/11% | iPhone 16/11% | iPhone 16 Pro/8% | Galaxy S25 Ultra/8% | Galaxy A16/8% |
イギリス | iPhone 16 Pro/12% | iPhone 16/11% | iPhone 16 Pro Max/10% | Galaxy S24/6% | iPhone 16e/4% |
ドイツ | iPhone 16 Pro Max/10% | iPhone 16 Pro/10% | iPhone 16/8% | Galaxy S25 Ultra/7% | Galaxy A16/5% |
中国 | iPhone 16 Pro Max/4% | iPhone 16 Pro/3% | Huawei Nova 13/3% | iPhone 16/3% | Oppo A3X/2% |
韓国 | Galaxy S25 Ultra/21% | Galaxy S25/15% | Galaxy S25 Plus/10% | Galaxy A16/6% | iPhone 16 Pro Max/5% |
フランス | Galaxy S25/13% | iPhone 16 Pro/12% | iPhone 16/9% | Galaxy S25 Plus/7% | iPhone 16 Pro Max/7% |
ヨーロッパでみると基本はiPhoneが上位で下位にGalaxyがランクインする感じです。ただ今回の統計をみるとフランスではGalaxyの方がちょっと優勢という印象を受けます。
一方で中国においてiPhoneは売れていないという情報が多いですが機種別でみると一位を獲得しています。ただシェア率が一位でも4%しかないことを考えると、中国市場ではそれだけユーザーが偏っていないと考えることも出来ます。
また韓国に関しては流石という感じですが、若年層はみんなiPhoneとの話もあるのでこれからが問題なのかもしれません。
日本はちょっと異質。
一方で日本市場の統計を見るとiPhoneが上位を独占していることに違いはないですが、他の地域と異なりProがランクインしていません。廉価版であるiPhone 16eがトップ5にランクインしている珍しい市場でありつつ1位を獲得。
またiPhone 15やiPhone 14などキャリアの施策で安くなっていたモデルが売れている感じに。ざっくり言ってしまえば他の市場のように「良いiPhoneが欲しい」というニーズよりも「安いiPhoneが欲しい」というニーズが強いように見えユーザー購買力が落ちていると判断することが出来ます。
また日本のみPixelがトップ5位にランクインしています。なので2024年第4四半期に引き続き日本で最も売れたAndroidがPixel 8aとなっており、今後はPixel 9aとバトンタッチになるのかもしれません。
シェアで見ればiPhoneに遠く及ばないですが、現状iPhoneに対抗できる存在が国内ではPixelという感じになりそうです。