Pixel 11 Pro Fold 開封レビュー。これをずっと待っていたよ

今年はAppleが折畳式機種市場に参入すると予測されていることからも各社正念場だと思います。Appleを意識した製品を開発しているメーカーに対してGoogleは相変わらず独自路線です。

今回はGoogle Pixel 11 Pro Foldを購入したので開封をしつつPixel 10 Pro Foldなどとの比較レビューをしたいと思います。

アクセサリーを確認。

いつもであれば最初に開封をしていくところですがCasefiniteさんのアクセサリーをご紹介する際にまとめて開封をしたので詳細が気になる人はぜひそちらをご覧ください。

一方で残念なことにCasefiniteさんからPixel 11 Pro Fold用のガラスフィルムが販売されなかったので自分のチャンネルではお馴染みですがEZ Fit Proを購入しました。

ガラスフィルムと専用のガイド枠が一体化したタイプで本体ディスプレイの表面を綺麗にして位置合わせをしてあげると自分のような不器用な人間にとってめっちゃ分かりやすいです。

さらにEz Fit Proは貼り付けの際に埃など入らないように配慮されており本体にガイド枠をセットしたらあとは取手部分を下に引っ張るだけで貼り付け完了とめっちゃ分かりやすいです。

ちなみに最高クラスとなる10Hに対応した上で撥油コーティングを採用しているため指紋や汚れなどがつきにくく滑らかな指感触りを維持しやすいのも大きな魅力かなと思います。

また他のPixel 11シリーズのように画面内指紋センサーを搭載しているわけではないので指紋認証のQRコードによる最適化機能はありませんがMade for Google製品となっています。

つまりGoogleが品質を認めた製品となっており品質も重視したい人におすすめかなと思います。何より品質に拘りつつも自分のような不器用な人にとってめっちゃおすすめのフィルムです。

デザインを確認。

次にデザインですがよりユーザーの日常に密接するように進化を遂げた印象を受けます。まず本体を閉じた状態で本体上部にマイクにアンテナスリットを確認することが出来ます。

そして側面には音量ボタンに指紋認証が統合された電源ボタンを確認することが出来ます。

最後に本体下部にはUSB-CにスピーカーグリルにSIMトレイを確認することが出来ます。そしてサイドフレームは従来通りアルミかつマット仕上げと質感はいつもと変わらずです。

Pixel 11 Proシリーズと異なりPixel 11 Pro Foldはカラバリ関係なくマット仕上げです。

そして本体背面を確認すると耐久性に優れた複合素材をマット仕上げで採用しています。

カラバリはオブシディアン/オリーブの2色展開で自分は今回オリーブを購入しました。前モデルの時は所謂定番色がなかったのでオブシディアンの復活はポイントの一つだと思います。

前モデルと比較。

そしてここからは直近2世代のFoldと比較してどのように進化したのか確認したいと思います。まず筐体サイズを確認すると本体を閉じた状態でみれば横幅は徐々にスリム化されています。

比較項目 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
高さ(縦) 155.2 mm 155.2 mm 155.2 mm
折りたたんだ状態
(横幅 × 厚さ)
77.1 mm × 10.5 mm 76.3 mm × 10.8 mm 76.0 mm × 10.1 mm
(最小幅・最薄)
広げた状態
(幅 × 厚さ)
150.2 mm × 5.1 mm 150.4 mm × 5.2 mm 150.4 mm × 5.0 mm
(最薄)
重量 257 g 258 g 239 g
(-18〜19g 大幅軽量化)

初代が79mmもあったことを考えるとPixel 11 Pro Foldは76mmまで抑制されたの魅力です。

スペックで見れば僅かな差だと思うかもしれませんがPixel 9 Pro Foldと比較しても片手操作する際の印象はかなり違うのでGoogleは持ちやすさを意識していると思います。

一方で本体を広げた時の横幅は僅かにですが増しており素人から見ればよく分からないです。ただ閉じればスリムになっており開けば拡張されていることを考えるとヒンジを中心とした内部設計に無駄がなくなってきたと判断することもでき今後どのようになるのかも楽しみです。

またPixel 10 Pro Foldでバッテリー容量の増加やQi2への対応のためだったとの話ですが一度厚みが増したにも関わらずPixel 11 Pro Foldは本体を閉じた状態でも開いた状態でも薄型化しており特に折りたたんだ時に薄型化していることを実感しやすいのかなと思います。

ただ本体を開いた時に左右で本体の厚みがちょっと違うので気になる人もいると思います。ちなみに他社の機種で左右差があることはありますがここまではっきりはしていないです。

Googleによると内部デザインの最適化の影響としていますがバランスをとってほしかったです。

そして取り回しに直結する部分としてPixel 11 Pro Foldは239gとかなり軽量化されました。

他社の折畳式機種と比較すればまだまだ重いですが実際に比較するとかなり違います。

本体を開いている時は両手で持つことが多いので気にならないですが本体を閉じている時は横幅が僅かにスリム化された上で軽量化されたので歴代と比較して印象が大きく異なります。

またサイドフレームで気になる部分としてPixel 9 Pro Foldの時はミリ波用のスリットがありましたがPixel 10 Pro Foldから消えておりどのような技術を採用したの不明です。

またPixe 9 Pro FoldとPixel 10 Pro Foldの背面はGorilla Galss Victus 2ですがPixel 11 Pro Foldではひび割れに強いグラスファイバー配合素材の採用とシンプルなガラスではなくなっていますがマット仕上げということもあり質感の違いは確認出来ません。

比較項目 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
カバーガラス Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 耐久性に優れたガラスセラミック製
背面・フレーム構造 Gorilla® Glass Victus® 2 絹のようなマット加工背面
サテン仕上げメタルフレーム
Gorilla® Glass Victus® 2 シルキーマット背面
サテン仕上げ航空宇宙グレードアルミフレーム
耐久性に優れた複合素材のマット仕上げ背面
サテン仕上げ航空宇宙グレードアルミフレーム
防水・防塵規格 IPX8 準拠(防水のみ) IP68 準拠(防塵・防水) IP68 準拠(防塵・防水)
コーティング・ヒンジ部 ・指紋が付きにくいコーティング(全モデル共通)
・航空宇宙グレードの高強度アルミ合金カバーを備えた多相合金スチール(全モデル共通)
リサイクルアルミ・全重量比 記載なし ・本体・ヒンジのアルミ:100%リサイクル
・全重量比:28%以上リサイクル素材
・本体のアルミ:100%リサイクル
・全重量比:24%以上リサイクル素材
バッテリー&リサイクル金属 記載なし ・バッテリー:100%リサイクルコバルト
・マグネット:100%リサイクルレアアース
・ハプティクス:100%リサイクルタングステン
・基板:100%リサイクル銅/金、スズはんだ
・バッテリー:100%リサイクルコバルト&リチウム
・マグネット:すべてのマグネットに100%レアアース
・ハプティクス:100%タングステン&リサイクル銅線
・基板:100%リサイクル銅/金、スズはんだ
プラスチック部品・梱包材 記載なし ・梱包材:100%プラスチックフリー
・樹脂パーツ:11個中7個(リサイクル材57%以上)
・梱包材:100%プラスチックフリー
・樹脂パーツ:22個中12個(リサイクル材30%以上)

また前モデル対比で全体でみれば3倍に向上しているのでより安心して使えるのかなと思います。

そしてデザイン上の印象を分ける部分としてはカメラデザインでPixel 11 Pro Foldはカメラのガラスカバー部分が全面に拡張されておりカメラフレームがスリム化されました。

大した違いはないように見えるかもしれませんが実機で見ると高級感が増した印象を受けます。

ただ前モデルはカメラバンプはあってもカメラフレーム部分はフラットだったのに対してPixel 11 Pro Foldはカメラフレームからレンズ部分がさらに飛び出している感じです。

そしてカメラバンプ込みで本体の厚みを計測してみるとPixel 9 Pro Foldは14.77mmでPixel 11 Pro Foldは15.94mmと世代を重ねるごとに厚みが徐々に増している感じです。

デザイン全体でみれば大きな違いはありませんが本体の薄型化や軽量化など日常使う上での快適さを優先させた進化をしておりスペック以上に取り回しが良く感じるのはポイントです。

何より好みの問題でもありますがオリーブの色味がめっちゃよく所有欲が満たされます。

おすすめのケース。

また折角薄型化/軽量化されて取り回しがよくなったからこそケースの取り回しも優先したいです。今回PITAKAさんよりPITAKA Edge Caseをご提供して頂いたので確認したいと思います。

今回提供して頂いたのはブラックでシンプルだけど上品な仕上がりになっている印象を受けます。そしてケース自体は高密度に練り上げられたアラミド繊維を使用したことで滑らかかつ上質な手触りを実現しつつもケース自体は1.2mmと非常に薄いことが大きな特徴だと思います。

またケース単体で重さを計測すると19gと本体+ガラスフィルム込みで272gとなっています。

完全なフル装備とは言えませんが最低限カバーした上でこの重さであれば十分だと思います。何よりケース自体が薄い上に軽いことからも装着しても取り回しに影響が出ないのが良いです。

またこれだけケースが薄いにも関わらずマグネットも内蔵しておりQi2に対応しています。ケース外側からだとマグネット内蔵が分からないのでデザインの邪魔にならないのも良きです。

注意点があるとすれば他のPixel 11シリーズ用みたくショートカットボタンには非対応です。

ショートカットボタンの注意点。

ちなみにPixel 11シリーズ用のケースでショートカットボタンを搭載しているにも関わらず実際使えない理由としては本体のNFCの場所が前モデル対比で移動したことが影響しています。

Pixel 11 Pro Fold用は関係ないですがすでに購入したユーザーに対しては全額返金かケースの使用を継続する場合に1000円の返金と該当のユーザーはサポートを確認して下さい。

ちなみにPixel 11 Pro FoldのNFCはサブディスプレイ側の右上に搭載しています。

何よりケース自体がかなり薄いことからも耐衝撃性に優れているというよりは引っ掻き傷から守ってくれる感じで傷はつけたくないけど取り回しにも影響を与えたくない人におすすめです。

現時点で3色展開となっており1万円ちょいと決して安くはないですが質感はかなり高めです。また公式サイトをみる限りはヒンジ保護タイプも現在開発中と今から非常に楽しみです。

メインディスプレイを確認。

次にメインディスプレイを確認していきたいと思いますが大きな違いはない印象を受けます。

まずベゼルに関して前モデルと比較しても特段違いはなく筐体サイズがほぼ一緒なので当たり前と言えば当たり前でむしろ細くなりすぎると取り回しが悪くなるかもしれません。

少なくとも実際に使っていてベゼルの太さが気になることはないためどうでもいいですが一方で多くの人が気になっている部分としてはディスプレイの折目なのかなと思います。

折目は改善したのか?

Pixel 9 Pro Foldは途中で買い直しているので1年半以上経過でPixel 10 Pro Foldは一年弱の経過と開封したばかりのPixel 11 Pro Foldと比較するのはあまり意味がないです。

開封して数日経過した状態を撮影してみましたがすでに折目は目立ってきた印象を受けます。少なくとも現時点でみればPixel 11 Pro Foldの折目は他社と比較すれば目立ちます。

一方で折目って実際に使っている時は大して気にならないですがそれ以上に気になるのは折目部分でやはり凹んでいたりするとスクロールしている時に干渉してしまう場合があります。

あくまでも手持ちでみればの話ですが折目自体はそこまで変わらずとも折目部分の窪みは世代を重ねるごとに改善しておりPixel 11 Pro Foldはよりフラットになった印象です。

もちろん今後使って様子見が必要ですがしっかりと改善を重ねているのかなとは思います。

コンテンツの表示を確認。

そしてスペック部分でみるとPixel 9 Pro Foldからほとんど変わっていない印象を受けます。

比較項目 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
ディスプレイ名称・サイズ 8 インチ(204 mm)
Super Actua Flex(LTPO)
8 インチ(204 mm)
Super Actua Flex
8 インチ(204 mm)
Super Actua Flex
解像度 / 画素密度 2,076 × 2,152 OLED
373 PPI
2,076 × 2,152 OLED
373 PPI
2,076 × 2,152 OLED
372 PPI
輝度(HDR / ピーク) ・HDR:1,600 ニト
・ピーク:2,700 ニト
・HDR:1,800 ニト
・ピーク:3,000 ニト
・HDR:2,000 ニト
・ピーク:3,600 ニト(大幅向上)
コントラスト比 2,000,000:1 以上 2,000,000:1 以上 1,500,000:1
共通仕様 ・スムーズ ディスプレイ(1~120 Hz)
・超薄型ガラス(UTG)採用
・HDR サポート / 24 ビット フルカラー(1,600 万色)

強いて言うならPixel 11 Pro Foldは画素密度でみれば直近3世代では最も悪いです。

またYouTubeを再生してみるとPixel 9 Pro Foldだけ色味がちょっと違う印象です。

ディスプレイサイズが一緒であることからもコンテンツの表示にもほぼ違いがないので今回は省略しますが一方で分かりやすい差に繋がっている部分としては輝度なのかなと思います。

ディスプレイ輝度の確認。

世代を重ねるごとに着実に進化している部分で実際に屋内で前モデルと比較してみるとそこまで分かりやすい違いがあるようにはみえませんがPixel 9 Pro Foldと比較すると割とはっきりと違いを確認することができ視認性はコンテンツの見やすさにも直結します。

また屋外で比較してみたところ正直そこまで分かりやすい違いはないかなと思います。ただカメラを起動している時であればPixel 11 Pro Foldが最も明るいことを確認出来ます。

なのでピーク輝度の底上げの恩恵を分かりやすく受けられるのはHDR表示をしている時です。

どのメーカーも一緒ですが今やディスプレイスペックは完全に飽和しているかなと思います。Pixel 11 Pro Foldに関してもスペックでみればほぼ進化がないように見えちゃいます。

ただディスプレイ輝度が底上げされたことで特に屋外ではコンテンツを見やすくなりました。細かいスペックよりもシンプルに見やすいと感じた方がユーザビリティの改善に直結します。

サブディスプレイを確認。

次にサブディスプレイを確認していきたいと思いますが細かいところでちょっと変化しています。

まずPixel 9 Pro Foldははサブディスプレイとヒンジの間のフレーム部分が太めでディスプレイサイズも6.3インチと僅かに小さい感じに対してPixel 11 Pro FoldはPixel 10 Pro Fold対比でベゼルが明らかにスリム化していることを確認することが出来ます。

またベゼルのスリム化の恩恵なのかPixel 10 Pro Foldまではアスペクト比20:9に対してPixel 11 Pro Foldは19.5:9に変更されており6.5インチとシンプルに大型化しています。

比較項目 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
ディスプレイ名称・サイズ 6.3インチ(160 mm)
Actua ディスプレイ
6.4 インチ(162 mm)
Actua ディスプレイ
6.5 インチ(164 mm)
Super Actua ディスプレイ
アスペクト比 / 解像度 / PPI ・アスペクト比:20:9
・解像度:1,080 × 2,424 OLED
・画素密度:422 PPI
・アスペクト比:20:9
・解像度:1,080 × 2,364 OLED
・画素密度:408 PPI
・アスペクト比:19.5:9
・解像度:1,080 × 2,342 OLED
・画素密度:399 PPI
スムーズ ディスプレイ 60~120 Hz 60~120 Hz 1~120 Hz(可変幅向上)
カバーガラス Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 耐久性に優れたガラスセラミック製
輝度(HDR / ピーク) ・HDR:1,800 ニト
・ピーク:2,700 ニト
・HDR:2,000 ニト
・ピーク:3,000 ニト
・HDR:2,000 ニト
・ピーク:3,600 ニト(最高輝度)
共通仕様 ・コントラスト比 2,000,000:1 以上
・HDR サポート / 24 ビット フルカラー(1,600 万色)

またPixel 11 Pro Foldは従来のようにGorilla Glass Victus 2ではなく耐久性に優れたガラスセラミック製のカバーガラスを採用と耐久性の見直しも行われています。

コンテンツの表示を確認。

そしてYouTubeを再生してみるとメインと同様Pixel 9 Pro Foldのみ色味が違います。

正直めちゃくちゃ分かりやすい違いがあるわけではありませんが筐体サイズでみれば横幅がスリムになったのにベゼルのスリム化でディスプレイ自体は大型化したお陰でコンテンツが僅かに大きく表示されるようになった印象でサブディスプレイの視認性は改善した印象です。

ディスプレイ輝度を確認。

またもう一つ視認性の部分で重要な要素になるのがディスプレイ輝度ですが前モデル対比でHDR表示における輝度は変わらずともピーク輝度に関しては大幅に強化されています。

実際に屋内で比較してみると正直分かりやすい違いはありませんが屋外でカメラを起動した状態で比較してみるとPixel 11 Pro Foldが僅かに明るくなっている印象です。

メインディスプレイと比較するとサブディスプレイは進化した部分は多いのかなと思います。

また長年の課題だったリフレッシュレートもようやく1Hzからの可変式に対応しました。実際に触っていて挙動に大きな差はありませんが待機状態における電力効率の改善などユーザビリティの改善をしっかり意識してきた感じで個人的にはかなり嬉しい進化に感じます。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックにおいてアップデートサポートは最大7年と前モデルと一緒となっています。ちなみに今や同じく最大7年に対応している機種が増えてきましたが他社と比較しての強みは基本毎月アップデートがあることでセキュリティパッチを最新の状態にすることが可能です。

他社はアップデートが配信されるタイミングが読みにくく毎月1回ということもほぼありません。さらに忘れられがちですが追加料金なしでGoogle VPNを使えるのもメリットです。

有効化した状態であれば公共のWi-Fiに接続する際にある程度セキュリティを担保出来ます。

比較項目 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
ハードウェアセキュリティ ・Tensor セキュリティ コア
・認証済み Titan M2 チップ
・Trusty(高信頼実行環境)
・Tensor セキュリティ コア
・認証済み Titan M2 チップ
・Trusty(高信頼実行環境)
・Google Tensor G6(量子耐性ハードウェアセキュアブート搭載)
・Tensor セキュリティ コア
認証済み Titan M3 チップ
・Trusty(高信頼実行環境)
マルウェア・スパム対策 記載なし ・マルウェア対策&フィッシング対策
・Google スマートフォンおよびメッセージのスパム対策
・マルウェア対策&フィッシング対策
・Google スマートフォンのスパム対策
通信保護・統合設計 ・追加料金なしの Google VPN(全モデル共通)
・Google の設計によるエンドツーエンドのセキュリティ(全モデル共通)

またGoogle Tensor G6で数年ぶりの刷新だと思いますがTitan M3を統合しています。ちょっとびっくりだったのが量子耐性があるとしておりスマホレベルではなかなか見ないです。

何よりサポート期間が長い上でセキュリティにより配慮した仕様となっているのが嬉しいです。

容量構成を確認。

そして容量構成を確認するとシリーズの中で唯一ストレージ関係なくRAM16GBに対応しています。一方で現時点で不明なことはAI Coreを常駐させているかどうかで続報を待つ必要があります。

ストレージ容量 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
256 GB 256 GB / 16 GB RAM 256 GB / 16 GB RAM 256 GB / 16 GB RAM
512 GB 512 GB / 16 GB RAM 512 GB / 16 GB RAM 512 GB / 16 GB RAM
(Zoned UFS 搭載、より高速なパフォーマンスを実現)
RAM容量 全容量モデルで 16 GB RAM を搭載(3世代共通)

ちなみに前モデルは常駐させていたことからもRAM3GB分は常にロックされている状態でした。

つまり日常で使う場合には実質RAM13GB弱となっていましたがPixel 11 Pro Foldが仮にAI Coreを常駐させずにGemini intelligenceが動作するのであれば日常使う上では実質RAMの容量は増えるのでスペックは変わらずとも進化していることになるかもです。

ちなみにGoogleによると最適化のお陰で少ない容量でも以前より高いパフォーマンスを発揮することが出来るとしていることから個人的にAI Coreは常駐していないのかなと思います。

また国内向けのモデルも512GBモデルはZoned UFSに対応したのはメリットだと思います。ちなみにZoned UFSは通常版と比較して長時間の利用でもアプリの実行速度に影響が出にくくさらに長期間使用しても読み書き速度が低下しにくいとストレージの製品寿命が伸びます。

数年使っていると動作がもっさりしてくる場合がありますが一つの要因としてはストレージの劣化で長く快適に使いたいと思う人は512GBを買っておけばほぼ間違いないのかなと思います。

バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連に関してバッテリー容量でみると割と派手に減少してしまいました。また公式サイトにおいても30時間以上の駆動時間から24時間以上の駆動と下がっています。

比較項目 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
バッテリー容量
(標準 / 最小)
標準 4,650 mAh
(最小 4,560 mAh)
標準 5,015 mAh
(最小 4,919 mAh / 最大容量)
標準 4,806 mAh
(最小 4,658 mAh)
通常バッテリー駆動時間 24時間以上 / 30時間以上 30時間以上 24時間以上
スーパー バッテリー
セーバー使用時
最長 72 時間 最長 84 時間 記載なし
有線急速充電 別売り 45W USB-C® 充電器対応
(数分で数時間分充電)
別売り 30W以上 USB-C® PPS対応
(約30分で最大50%充電)
別売り 30W以上 USB-C® PPS対応
(約30分で最大50%充電)
ワイヤレス充電規格・出力 ワイヤレス充電
(Qi 認証済み)
Google Pixelsnap ワイヤレス充電
(Qi2 認証済み / 最大 15W)
Google Pixelsnap ワイヤレス充電
(Qi2.2 認証済み / 最大 25W)

ただGoogle Tensor G6の採用やディスプレイの進化などプラスになる要素は多めの印象です。今後しっかりと試していきたいところですが電池持ちにあまり期待しない方がいいかもです。

充電時間(経過) バッテリー残量(%)
15 分 25 %
30 分 54 %
45 分 76 %
60 分(1時間) 87 %
70 分 93 %
80 分 97 %
85 分(フル充電) 100 %

そして充電速度に関して純正の45W電源アダプターを使った場合30分の充電で55%までの充電が可能となっており自宅の環境で試した感じだと54%まで充電とほぼ公称値通りです。

ちなみにフル充電までには85分かかったのでやはり充電速度が速いとは言えないと思います。

ただPixel 11 Pro Foldは超速充電モードに対応しており簡単に言えば充電を最優先するためにバックグラウンドにおけるアプリの動作を制限しつつ発熱に対する充電速度制限を緩和するモードとなっており充電速度が単純に速くなります。

ちなみに注意点としてこの充電モードは電池残量が50%以下ではないと使えないことと平均充電速度が速くなるのであって最大速度が30W以上になるという意味ではないです。

経過時間 電池残量 (%) 充電推移 & 評価メモ
⏱️ 10 分 41% 🚀 超急速充電区間:
10分で40%以上まで一気にバッテリーを復旧。
⏱️ 20 分 59% 高効率充電:** 約20分で6割近くまでスムーズに到達。
⏱️ 30 分 75% 💡 実用上十分な残量:
わずか30分の充電で全体の3/4(75%)を確保。
⏱️ 40 分 83% スピード調整期:** 80%超過に伴い発熱抑制・バッテリー保護の制御へ。
⏱️ 50 分 90% 9割突破:** 緩やかな電流供給を維持しながら着実に加算。
⏱️ 60 分 96% 🏁 ほぼ満充電完了:
1時間で実質的な充電が完了(残4%はトリクル充電)。

ちなみにPixel 11 Proで超速充電モードを試した時は電池残量が24%から1時間の充電で96%まで充電されましたがそこまで速いという印象はちょっと受けなかったです。

充電時間が短縮されていることに違いはないですが70%を超えたあたりから充電速度が遅くなっている印象なのであくまでもピンポイントので充電向きでフル充電向きではないです。

またQi2.2に対応したことでワイヤレス充電が最大25Wに対応したのもポイントだと思います。

その他を確認。

そして防水防塵はIP68と従来通りで生体認証はクラス3に対応した顔認証に加え指紋認証です。Pixelの場合は2D顔認証なのにクラス3に対応しているのが激強で顔認証が便利過ぎです。

また細かい部分ですが低照度の環境においても顔認証がしやすくなったのは魅力です。そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたがPixel 9 Pro Foldと比較すると圧倒的な差があり世代を重ねるごとに深みが増しています。

Google Tensor G6の恩恵。

次にPixel 11 Pro Foldの大きな特徴になるのがGoogle Tensor G6だと思います。まずGoogleが最も力を入れている部分としてTPUの処理性能は前モデル対比で50%の改善です。

一方で最新のGemini Nanoと組み合わせることで電力効率は3.5倍改善しつつ処理性能も3.5倍も改善しておりAIがより高速かつ省電力で動作するようになった捉えることが出来ます。

またCPUの進化によりウェブブランジングが25%にアプリの読み込みが15%も改善しています。

パフォーマンスの持続性と発熱。

次にパフォーマンスの持続性と発熱を調べるためにベンチマークで負荷をかけてみました。なにせ不機嫌でベンチマークを3回連続で回すどころかフリーズ連発という感じでした。

なのでPixel 11 Pro Foldだけあくまでも3回計測した結果なのでご了承ください。

スコアでみるとGPUがPixel 11シリーズの中でもかなり低めでシビアに制御されています。

測定タイミング Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
1回目終了時点 36.5 ℃ 36.0 ℃ 35.0 ℃
(最低温)
2回目終了時点 37.8 ℃ 37.0 ℃ 35.2 ℃
(最低温)
3回目終了時点 37.8 ℃ 36.5 ℃ 35.3 ℃
(最低温)

ただ一方で計測終了ごとに外部温度を計測したところ発熱に関してもかなり抑制されています。一方でスコアだけでみると退化したように見えるかもしれませんがホワイトアウトサバイバルだとむしろ動作がより滑らかになった上に発熱が抑制されているのでベンチマークと真逆です。

いかにベンチマークスコアが日常生活に密接していないかを証明しているように思えます。

一方で最高気温が33度くらいの日にカメラのサンプル撮影しに行ってきましたが発熱が原因でPixel 11 Pro Foldは警告が出ましたが警告なしのPixel 10 Pro Foldは挙動が不安定でシャッターボタンが押せずにカメラアプリを再起動して撮影を20回くらい繰り返した感じです。

一方でPixel 9 Pro Foldは一番熱くなっていましたがフリーズなどは特段なかったです。

マジックキャプチャーに対応。

そして新機能の一つ目としてはマジックキャプチャーで簡単に言えば撮影した動画からAIが自動で判断しておすすめの写真を切り出してくれる機能となっており子供の撮影に重宝しています。

どうしても何か撮影する時にスマホの画面に夢中なりがちでかつ画面越しでみることになります。ただGoogleとしては撮影自体はPixelに任せてユーザーは直でそのシーンを見て思い出もしっかり残して欲しいという思いから実装したとしておりユーザーは動画を回せばいいだけです。

写真で撮るか動画で撮るか迷うシーンでマジックキャプチャーで撮るのが分かりやすいです。

AI音声入力。

次に2つ目としてはAI音声入力で文字入力が面倒で音声入力を使っている人もいると思います。ただ日常的な話言葉を文章化しても文章としては分かりにくい場合がありますがAI音声入力は聞き取った話言葉をAIが整理した上で見やすいように文章化してくれるので便利です。

またGboardをベースに動作しているAIであることからもGboardが使える環境であればサードパーティ製のSNSアプリにおけるメッセージの入力でも使えるなど便利だと思います。

HiLightに対応。

 

あとGoogle Tensorはほぼ関係ないですがPixel 11 Proシリーズ限定新機能としてHiLightを実装しており簡単に言えばLEDフラッシュにおける通知機能になります。

GoogleがGemini intelligenceを始めた理由の一つとして何度も画面をタップするような手間を減らすなどスマホの依存度を下げつつ日常をより楽しんでほしいからだとしています。

その上でHiLightは重要な通知だけを見逃さないようにするために実装された機能になります。HiLightは電話帳アプリから登録することが可能で最大5色から色分けをすることが可能です。

そして登録した連絡先から着信があった場合に指定した色で光る仕様となっています。

折畳式機種特有機能を確認。

また折畳式機種特有の部分とソフトを確認していきたいと思いますが一つ目としてヒンジです。前モデルは折畳式機種としては世界初のIP68対応機種でしたがギアレスヒンジの採用によって実現しておりPixel 11 Pro Foldでも同様に採用と耐久性の部分は変わらずです。

一方で実際に開閉をしてみると角度調整に違いはないですが開き始めがかたくなった印象です。

ただ気のせいのなのが音量ボタンが前モデルよりも出っ張って押しやすくなった印象です。

フレックスモードの中途半端さ。

一方で個人的に折畳式機種を使う上で愛用している機能の一つとしてフレックスモードです。半折りの状態にしてコンテンツを楽しむことができスタンドが不要になるのがポイントです。

ただ残念なことに他社のように非対応アプリを強制化するオプションが追加されませんでした。

YouTubeやカメラなどはだいぶ前からアプリ自体が対応しているので問題ないですが多くのアプリは非対応となっており非対応だとコンテンツの表示が最適化されないのでマイナスです。

Android17からはタブレットや折畳式機種への最適化がほぼ義務化になったとの話なので今後状況が変わってくるのかもしれませんがPixelはオプションを頑張ってほしいです。

バブルが面白い。

またマルチタスクも2分割のままと他社と比較すれば寂しいですが面白いのがバブルです。これはAndroid17にアップデートしたPixelであれば折畳式機種でなくても使えます。

簡単に言えば複数のアプリをフローティング表示にした上でグループ化する機能になります。

例えば動画を見ている時にちょっとだけSNSを確認したい時は先にバブルとして設定しておけばすぐに切り替えて確認することができバブルとして表示されているアプリの切り替えも高速です。

ちなみに見逃していたら申し訳ないですがPixelで唯一2つのアプリの音を同時に再生できる感じで動画を再生中にゲームアプリを開いても再生が停止になることなく使えます。

またPixel 10 Pro Foldの時はバブルを使っている状態で本体を閉じたりするとびっくりするようなフリーズが発生する時がありましたがPixel 11 Pro Foldは問題ないです。

カメラを確認。

次にカメラを確認していきたいと思いますがセンサーの詳細は現時点で確認出来ません。Device Infoでもロックがかかっておりセンサー名を確認出来ないのはもどかしい感じです。

カメラ区分 Pixel 9 Pro Fold Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
ズーム倍率・光学相当 ・超解像ズーム:最大20倍
・光学相当:0.5倍、1倍、5倍
・超解像ズーム:最大20倍
・光学相当:0.5倍、1倍、5倍、10倍
・超解像ズーム:最大30倍
・光学相当:0.5倍、1倍、2倍、5倍、10倍
広角(メイン) ・48 MP Quad PD
・絞り値:ƒ/1.7
・画角:82°
・48 MP Quad PD
・絞り値:ƒ/1.70
・画角:82°
・センサー:1/2インチ
・48 MP Quad PD
・絞り値:ƒ/1.70
・画角:85°
・センサー:1/1.56インチ(大型化)
超広角(ウルトラワイド) ・10.5 MP Dual PD(AF/マクロ)
・絞り値:ƒ/2.2
・画角:127°
・10.5 MP Dual PD(AF/マクロ)
・絞り値:ƒ/2.2
・画角:127°
・センサー:1/3.4インチ
・10.5 MP Dual PD(AF/マクロ)
・絞り値:ƒ/2.2
・画角:127°
・センサー:1/3.4インチ
望遠カメラ ・10.8 MP Dual PD
・絞り値:ƒ/3.1
・画角:23°
・光学ズーム:5倍
・10.8 MP Dual PD(OIS)
・絞り値:ƒ/3.1
・画角:23°
・光学ズーム:5倍
・センサー:1/3.2インチ
・10.8 MP Dual PD(OIS)
・絞り値:ƒ/3.1
・画角:23°
・光学ズーム:5倍
・センサー:1/3.2インチ
背面補助センサー・手ぶれ補正 ・マルチゾーン LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー
・スペクトル センサー、フリッカー センサー
・広角レンズおよび望遠レンズ対応の光学式(OIS)&電子式(EIS)手ぶれ補正
前面&インナーカメラ ・前面(カバー):10 MP Dual PD / 絞り値 ƒ/2.2 / 画角 87°
・インナー(メイン):10 MP Dual PD / 絞り値 ƒ/2.2 / 画角 87°

一方でメインカメラセンサーは1/1.56インチと一気に大型化したのは魅力なのかなと思います。また超広角と望遠は変わっていないとの話ですがGoogle Tensor G6を搭載した恩恵なのか最大ズーム倍率が30倍の超解像ズームに対応したので汎用性は高くなったのかなと思います。

とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

まずは逆光に近いシーンで撮影してみました。

上記のサンプルではPixel 11 Pro Foldのみフリンジが発生していないです。また全体的に明るく補正されていることを確認することが出来ます。

広角で撮影。

一方でPixel 11 Pro Foldは彩度がかなり高めです。

正直Galaxyレベルの補正感で好みが出るのかなと思います。

望遠で撮影。

やはり色味に大きな違いがあります。

3機種とも光学倍率ですがPixel 9 Pro Foldはノイズが多い印象です。

10倍になるとPixel 9 Pro Foldは限界です。

20倍になるとPixel 11 Pro Foldはちょっと補正しすぎな印象です。

最大倍率が強化されたことで汎用性は改善しましたが、画質でみると実用性は微妙なのかなと思っちゃいます。

ポートレートで撮影。

Pixel 9 Pro Foldのフォーカス精度は甘めに感じます。

Pixel 10 Pro FoldとPixel 11 Pro Foldにほぼ差がないように見えます。

そしてPixel 11シリーズでようやくポートレートでも望遠で撮影することが出来るようになりました。

マクロフォーカスで撮影。

Pixel 11 Pro Foldが僅かに寄りにくい印象です。

望遠でマルチに撮影。

画像処理に違いがあるとはいえノイズやフォーカスにそこまでの差を感じません。

そして倍率を変えずに中距離撮影をしてみました。

Pixel 11 Pro Foldはちょっと補正感が強い印象を受けます。

やはりPixel 11 Pro Foldが全体的に明るく補正されている印象です。

超広角(低照度)で撮影。

そして次に手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきました。

思っていた以上に3機種とも手ブレする印象です。

広角(低照度)で撮影。

また残念な部分してPixel 11 Pro Foldはインスタント夜景モードに対応してほしかったです。

Pixel 11 Pro Foldが最も白飛びやフレアが抑制されています。

望遠(低照度)で撮影。

ゴーストの処理に差があります。

Pixel 11 Pro Fold以外はちょっと明るく補正しすぎなのかもしれません。

Pixel 11 Pro Foldが比較的ノイズが少ない印象を受けます。

まとめ。

今回はPixel 11 Pro Foldを購入したので開封レビューをしてみました。Pixel 11 Pro FoldはGoogle Storeでみれば前モデル対比で1万2000円近くの値上げです。ただRAMやストレージ不足に加え円安の状況の中ではかなり頑張ったと思います。

ストレージ容量 Pixel 9 Pro Fold
(2024年発表)
Pixel 10 Pro Fold
(2025年発表)
Pixel 11 Pro Fold
(2026年発表)
256 GB 257,500 円 267,500 円 279,900 円
512 GB 277,500 円 287,500 円 299,900 円

またGoogle Storeにおいて9月4日までのキャンペーン期間であれば約5万円分のポイントが貰える上にPixel 10 Pro Foldを下取りに出すことで最大10万円が還元されます。

つまり実質15万円分の割引があるのと同様でPixel 11 Proが実質13万円程度になります。なので条件が揃っている人にとってPixel 11 Pro Foldは最初からかなり安いと思います。

まだまだ試しきれていない部分も多いですが思っていたよりカメラの進化を実感できることに加えて全体的な安定性が改善されたので満足度が前モデル対比で一段階上がった感じです。

製品提供:PITAKA Japan

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