新しいフォームファクターを採用した影響なのかGalaxy Z Fold8は大ヒットになったと言われておりSamsungも急遽サプライヤーに対して100万台の増産を指示したと言われています。
一方でiPhone Ultraを始めとして今後この形状が当たり前になるのかもしれません。今回はPixel 11 Pro FoldとGalaxy Z Fold8の比較レビューを主観的にまとめたいと思います。
デザインを確認。

今年からGalaxy Z Fold8シリーズのラインナップが強化され2モデル展開になりました。デザインでみればGalaxy Z Fold8 Ultraと比較するべきだと思いますがGalaxy Z Fold8の注目度がかなり高いことからもSamsungさんから再びお借りできたので比較したいと思います。
まずデザインに関してGalaxy Z Fold8はワイド形状かつコンパクトと正直全く違います。

両機種とも本体を開いた状態で見てもコンパクトなGalaxy Z Fold8の方が薄いのがすごいです。一方で今まで様々な折畳式機種を使ってきて個人的に重要だと思うことの一つがバランスです。
折畳式機種の分かりやすい特徴としては閉じている時にスマホみたく使え本体を開けばタブレットのように大画面を楽しめることで特に本体を閉じた時の取り回しは重要だと思います。
| 比較項目 | Galaxy Z Fold8 | Pixel 11 Pro Fold |
|---|---|---|
| 広げた状態(展開時) (高さ × 幅 × 厚さ) |
123.9 × 161.4 × 4.5 mm | 155.2 × 150.4 × 5.0 mm |
| 折りたたんだ状態(折畳時) (高さ × 幅 × 厚さ) |
123.9 × 81.9 × 9.7 mm | 155.2 × 76.0 × 10.1 mm |
| 重量 | 201 g | 239 g |
本体を閉じた状態で見てもGalaxy Z Fold8の方が薄いですが横幅81.9mmと正直辛いです。

自分の手の大きさだと片手操作する際にディスプレイ反対側まで指が届かないのがネックです。なので室内にいる時はまだしも出先で使う時は必然と両手で使うことが増えちゃう感じです。
ただ片手操作しにくい上に201gとPixel 11 Pro Fold対比でかなり軽いこともありスペック以上に軽く感じることに違いはなくこの軽さは大きな強みであることに違いはないです。

ただだからこそ片手操作するためにマグネット対応のケースにバンカーリングをつけてしまうと本末転倒という感じで本体にマグネットを内蔵してQi2に正規対応してほしかったかなと思います。

また日常的に使う上で重要になってくる部分として本体の開閉のしやすさでGalaxy Z Fold8は本体が薄いにも関わらずSamsungも配慮したのかなり開閉しやすくなっているのは魅力です。

Pixel 11 Pro Foldはヒンジが固いのかシーンによっては指が滑ってしまうことがあります。

そして本体背面を確認するとPixel 11 Pro Foldはグラスファイバーを採用しています。すごくざっくり言えばプラスチックに近い感じですが実際に比較しても質感はほぼ変わらずです。
バックパネルの耐久性という部分ではPixel 11 Pro Foldの方が優れているのかなと思います。
好みが大きく分かれるカメラ。

そしてデザインの印象が分かれる部分としてカメラでPixel 11 Pro Foldはスクエア型を採用しているのに対してGalaxy Z Fold8は垂直型とユーザーによって好みが分かれます。
個人的にはGalaxy Z Fold8の方がデザインはスッキリしていると思いますがデザインからもテーブルに置いた時に左右にガタガタする一方でPixel 11 Pro Foldはほぼ揺れないです。
ちなみに本体を開いた状態で比較してみてもGalaxy Z Fold8の方がやはりガタガタします。ここはユーザーの使い方次第ですがPixel 11 Pro Foldの方が実用的なのかなと思います。

またカメラバンプ込みで本体の厚みを計測してみるとPixel 11 Pro Foldは15.74mmでGalaxy Z Fold8は14.02mmとGalaxy Z Fold8の方が薄いですがバンプがひどく見えます。
何よりPixel 11 Pro Foldに関しては見慣れたデザインに対してGalaxy Z Fold8は大きな特徴でありながら最も癖が強い部分でもあるので日常使用をイメージした方がいいです。
PITAKA Edge Case

そして今回PITAKAさんよりPITAKA Edge Caseをご提供して頂いたので確認したいと思います。今回提供して頂いたのはブラックでシンプルだけど上品な仕上がりになっている印象を受けます。

そしてケース自体は高密度に練り上げられたアラミド繊維を使用したことで滑らかかつ上質な手触りを実現しつつもケース自体は1.2mmと非常に薄いことが大きな特徴だと思います。

またケース単体で重さを計測すると18gで本体+ケースで223gとなっています。

完全なフル装備とは言えませんが最低限カバーした上でこの重さであれば十分だと思います。

何よりケース自体が薄い上に軽いことからも装着しても取り回しに影響が出ないのが良いです。

またこれだけケースが薄いにも関わらずマグネットも内蔵しておりQi2に対応しています。ケース外側からだとマグネット内蔵が分からないのでデザインの邪魔にならないのも良きです。

Galaxy S26シリーズ用みたくNFCを利用したショートカットボタンには対応していないです。

とはいえ本体の軽さを最大限活かしつつ最低限カバーしたい人におすすめのケースです。
メインディスプレイを確認。

次にメインディスプレイを確認していきたいと思いますがデザインの違いに直結する部分です。まずベゼルに関してGalaxy Z Fold8はベゼルがかなりスリム化されている印象を受けます。

ただバータイプのスマホと同じ感覚で考えない方がいいと思っており本体を開いて使う時にフロント部分で指を添える場所がほぼないとなるとディスプレイの誤反応に繋がります。
スリムな方がデザインでみれば優れていますが一方でコンテンツの表示には影響しないです。
ディスプレイの折目。

その上でコンテンツの表示に影響する要素の一つ目としてディスプレイの折目かなと思います。Galaxy Z Fold8も全く折目がないというわけではありませんがPixel 11 Pro Foldよりはマシで普段使っている時にほぼ気にならないですが改めて比較してしまうとちょい気になります。
またGalaxy Z Fold8は折目が僅かに目立つとはいえ折目部分はほぼフラットになっています。

一方でPixel 11 Pro Foldは僅かに凹んでいるので操作する上で違和感を感じるかもです。少なくともPixel 11 Pro Foldの折目に関しては今年登場した機種と比較すれば遅れています。
パンチホールの搭載位置。

そして2つ目としてはメインディスプレイにおけるパンチホールの搭載場所なのかなと思います。Pixel 11 Pro Foldはパンチホールが端っこに寄せてあるのでコンテンツに被りにくいです。
一方でGalaxy Z Fold8は本体を薄型化するためなのかインカメラとリアカメラの位置が被らないようにしているため結果中途半端にディスプレイ中央寄りの配置で邪魔になっています。
ディスプレイ輝度を確認。

そして3つ目としてはディスプレイ輝度でやはり輝度が明るい方が単純に見やすいと思います。
| スペック項目 | Galaxy Z Fold8 | Pixel 11 Pro Fold |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 7.6 インチ (193.2 mm) |
8.0 インチ (204 mm) |
| パネル技術・名称 | Dynamic AMOLED 2X (有機EL) |
Super Actua Flex ディスプレイ (OLED / 超薄型ガラス) |
| 解像度 / 画素密度 | 1,848 × 2,448 (QXGA+) |
2,076 × 2,152 (372 PPI) |
| リフレッシュレート | 最大 120 Hz | スムーズ ディスプレイ 1〜120 Hz(可変) |
| 輝度(ピーク / HDR) | ピーク輝度:3,000 nits | ピーク輝度:3,600 nits (HDR輝度: 2,000 nits) |
| 色深度 / 表示色 | 約 1,600 万色 | 24 ビット フルカラー (約 1,600 万色) |
| コントラスト比 / HDR | 記載なし | コントラスト比 1,500,000:1 HDR サポート |
ピーク輝度でみればPixel 11 Pro Foldの方が明るいですが屋内で実際に使っているとGalaxy Z Fold8の方が圧倒的に明るいと感じることが多くユーザービリティが高いです。
また屋外で試したみた時もGalaxy Z Fold8の方が明らかに明るいのかなと思います。

ただ素材を撮り忘れて申し訳ないですがGalaxy Z Fold8が明るいと感じるのはHDR表示をしていない時であってカメラ起動時などはPixel 11 Pro Foldの方が明るく感じます。
なのでユーザーの使い方によって評価が分かれる部分で日常使いはGalaxy Z Fold8かもです。
コンテンツの表示を確認。

そして本体を縦向きの状態でYouTubeを再生してみると本体横幅の違いからも関連動画の表示場所が異なることからもPixel 11 Pro Foldの方がコンテンツ自体は大きいです。

また本体縦向きのまま全画面表示にしてみると横幅の差からGalaxy Z Fold8の方がデカいです。

一方でPixel 11 Pro Foldを本体横向きにしてみると正直そこまで差がないように感じます。

ちなみに本体横向きで表示してみるとGalaxy Z Fold 8の方がコンテンツは僅かに大きいです。

そしてそのままの向きで全画面表示にしてみるとPixel 11 Pro Foldの方が大きくなります。

またマンガUPで無料のコンテンツを本体縦向きの状態で表示してみましたが本体の縦幅の違いからもPixel 11 Pro Foldの方が圧倒的に大きく表示されパンチホールの影響もないです。

ただ本体縦向きのまま見開き表示に切り替えるとGalaxy Z Fold8の方が大きく見やすいです。

ちなみにGalaxy Z Fold8のみ本体横向きにして拡大表示にして比較すると圧倒的にデカいです。少なくとも屋内で使う分にはGalaxy Z Fold8の方が輝度にしろ表示にしろ分かりやすいです。
サブディスプレイを確認。

次にサブディスプレイを確認していきたいと思いますがメインと同様に癖が強めだと思います。

意外だった部分としてGoogleはベゼルのスリム化にあまり拘っている感じではない中でGalaxy Z Fold8よりかなりスリムでPixelが勝っているのはちょっと珍しいと思います。
むしろGalaxy Z Fold8はメインとほぼ同じ太さでサブも頑張れたのではと思っちゃいます。
ディスプレイ輝度を比較。

そしてコンテンツの視認性に直結する部分として輝度ですがPixel 11 Pro Foldの方がピーク輝度が高いですがメインディスプレイと同様にGalaxy Z Fold8の方が明るいです。

なので日常多くのシーンではGalaxy Z Fold8の方が恩恵を受けやすいと思いますが屋外でHDR表示になった場合はやはりPixel 11 Pro Foldの方が明るく感じることが多いです。
Galaxy Z Fold8の方が平均輝度がおそらく高めにチューニングされていることからもざっくりとXやマンガなどを読む時はシーン問わず明るく見やすいことが多いのかなと思います。

一方でPixel 11 Pro Foldは特に屋外で動画を見る時やカメラ撮影する時に明るいです。これはどっちが正解というわけではなくあくまでもユーザーの使い方次第なのかなと思います。
コンテンツの表示を比較。

そして本体縦向きでYouTubeを再生してみると本体横幅の差からもGalaxy Z Fold8の方がコンテンツが大きいですが関連コンテンツなど一度に表示できる情報量はやはり少ないです。

そして全画面表示にしてみると意外にもほとんど一緒で個人的にはちょっと面白いと思います。

次にマンガUPで無料のコンテンツを本体縦向きで拡大表示してみるとGalaxy Z Fold8の方がコンテンツは大きめで本体の向きを変えないのであれば大きめのことがほとんどという感じです。
一方で注意点として今回は拡大表示と見開き表示を手動で切り替えることができるマンガUPで比較していますが多くのアプリは自動判定なのでよく使うアプリでも評価が変わるかもです。
| スペック項目 | Galaxy Z Fold8 | Pixel 11 Pro Fold |
|---|---|---|
| 画面サイズ / 比率 | 5.5 インチ (138.4 mm) |
6.5 インチ (164 mm / 19.5:9) |
| パネル技術・素材 | Dynamic AMOLED 2X (有機EL) |
Super Actua ディスプレイ (OLED / ガラスセラミック製) |
| 解像度 / 画素密度 | 1,972 × 1,248 (WUXGA+) |
1,080 × 2,342 (399 PPI) |
| リフレッシュレート | 120Hz | スムーズ ディスプレイ 1〜120 Hz(可変) |
| 輝度(ピーク / HDR) | ピーク輝度:2,600 nits | ピーク輝度:3,600 nits (HDR輝度: 2,000 nits) |
| 色深度 / 表示色 | 約 1,600 万色 | 24 ビット フルカラー (約 1,600 万色) |
| コントラスト比 / HDR | 記載なし | コントラスト比 2,000,000:1 以上 HDR サポート |
Pixel 11 Pro Foldはようやくサブディスプレイも1Hzからの可変式に対応したことでスペックで分かりやすい違いはなくコンテンツを最優先に考えるか動画やカメラ撮影などオールマイティに使いたいかで選ぶ機種も変わってくる感じでユーザー次第だと思います。
基礎スペックを確認。

そして基礎スペックにおいてアップデートサポートは最大7年と前モデルと一緒となっています。ちなみに同じく最大7年に対応していますがPixel 11 Pro Foldは基本毎月1回はアップデートの配信に対してGalaxy Z Fold8は不定期なのでちょっと注意が必要です。
またSamsungは最近メジャーアップデートの配信も遅めとなっておりGoogleは相変わらず最速と最新機能をいち早く試したいと思う人はPixel 11 Pro Foldを選んだ方がいいです。
ただPixelのデメリットとしてはアップデートの配信回数が多いことも影響しているのか不具合やバグに遭遇する確率も必然的に高くなるので良し悪しがあるのかなと思っています。

またPixel 11 Pro Foldは追加料金なしでGoogle VPNを使えるのもメリットです。有効化した状態であれば公共のWi-Fiに接続する際にある程度セキュリティを担保出来ます。
またGoogle Tensor G6で数年ぶりの刷新だと思いますがTitan M3を統合しています。ちょっとびっくりだったのが量子耐性があるとしておりスマホレベルではなかなか見ないです。
何よりサポート期間が長い上でセキュリティにより配慮した仕様となっているのが嬉しいです。
容量構成を確認。

そして容量構成に関してPixel 11 Pro Foldはストレージ関係なくRAM16GBに対応しています。一方でGalaxy Z Fold8に関してRAM16GBは1TBモデルに限定されるので注意が必要です。
| 容量構成 | Galaxy Z Fold8 | Pixel 11 Pro Fold |
|---|---|---|
| 256 GB モデル | 12 GB RAM (ROM 256GB) |
16 GB RAM (ROM 256GB) |
| 512 GB モデル | 12 GB RAM (ROM 512GB) |
16 GB RAM Zoned UFS 搭載 (より高速なパフォーマンスを実現) |
| 1 TB モデル | 16 GB RAM (ROM 1TB) |
ラインナップなし |
ちなみにGoogleによると最適化のお陰で少ない容量でも以前より高いパフォーマンスを発揮することが出来るとしていることから数値では同じでも動作に違いがあるかもしれません。
またPixel 11 Pro Foldの512GBモデルはZoned UFSに対応したのはメリットだと思います。

簡単に言えば長時間使っても動作に影響が出にくく長期使用における劣化もしにくいです。よく数年使っているスマホがもっさりしてきたとの話を聞きますが一つの要因としてはストレージの劣化なので長く快適に使いたいと思う人にZoned UFSは魅力的だと思います。
バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連に関してPixel 11 Pro Foldは前モデル対比で大幅に減少しました。薄型化/軽量化を優先した結果なのか前モデルの時点でも電池持ちが良いとは言えないので単純にスペックダウンは辛いところですが実際の電池持ちは今後様子見をしたいと思います。
ちなみにここ数日使った感じだとPixel 11 Pro FoldはGalaxy Z Fold8より悪いです。海外サイトのバッテリーテストを参考にするとGalaxy Z Fold8は13時間58分とまずまずです。
| 比較項目 | Galaxy Z Fold8 | Pixel 11 Pro Fold |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 4,800 mAh | 標準 4,806 mAh (最小 4,658 mAh) |
| バッテリー駆動時間 | 記載なし | 24 時間以上 |
| 有線急速充電 | 最大 45 W | 急速充電:約 30 分で最大 50% 充電 (別売 30W 以上の USB-C PPS 充電器使用時) |
| ワイヤレス充電 | 最大 20 W | 最大 25 W Google Pixelsnap (Qi2.2 認証済み) |
ただ自分の使い方だとPixel 11 Pro Foldは12時間ちょいのスコアで御の字かもしれません。
ちなみにGalaxy Z Fold8はGalaxy史上初となるシリコンカーボンバッテリーを採用していますがデメリットとしてGalaxy Z Fold7が2000回の充電サイクルだったのが1200回と激減しておりバッテリーの品質としてはめちゃくちゃ悪化したことになります。
とはいえPixel 11 Pro Foldは1000回との話でまだGalaxyの方が品質は優秀です。ちなみに充電サイクルの回数が少なければバッテリーがへたるのが早いことになります。
| 充電時間(経過) | バッテリー残量(%) |
|---|---|
| 15 分 | 25 % |
| 30 分 | 54 % |
| 45 分 | 76 % |
| 60 分(1時間) | 87 % |
| 70 分 | 93 % |
| 80 分 | 97 % |
| 85 分(フル充電) | 100 % |
そして充電速度に関してPixel 11 Pro Foldは充電開始30分で55%の充電が可能です。ちなみに自宅で試した感じだとフル充電に85分となっておりGalaxy Z Fold8の方がバッテリー容量が多いにも関わらず69分となっているので充電速度にしっかり差があります。

一方でPixel 11 Pro Foldは超速充電モードに対応しており簡単に言えば発熱抑制など充電中の制限を解除して充電速度を優先するモードで単純に充電に要する時間が短縮されます。
とはいえ最大充電速度を超えるものでもなく平均充電速度が速くなるだけという感じです。おそらく85分までかからないと思いますが0から100まで充電する用ではなく時間がない時にピンポイントで使う充電モードでまたユーザーは手動でオンにしてあげる必要もあります。
なので単純に充電速度が速いGalaxy Z Fold8の方がシンプルで分かりやすいかなと思います。そしてPixel 11 Pro Foldはワイヤレス充電が最大25Wに対応したのもポイントだと思います。
その他を確認。

その他Galaxy Z Fold8はIP48に対してPixel 11 Pro FoldはIP68と割と差があります。そして生体認証に関して両機種とも2D顔認証に加え側面の指紋センサーと同じです。
ただPixel 11 Pro Foldはクラス3に対応した顔認証で単純にセキュリティが高いです。

さらに低照度における認証のしやすさの改善などスペックでは同じに見えてかなり違います。そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。
Pixel 11 Pro Foldの方が音に深みがあり全体的にバランスがいいのかなと思います。
明確なコンセプトの違い。

そして最も評価が分かれる部分がパフォーマンスとソフトなのかなと思っています。まずパフォーマンスの持続性と発熱を調べるためにベンチマークで負荷をかけてみました。
Pixel 11 Pro Foldは何せ不機嫌で計測途中に何回もフリーズしてしまった感じです。

なのでGalaxy Z Fold8は3回連続回していますがPixel 11 Pro Foは合計で3回回した結果なので注意してほしいところでPixel 11 Pro Foldはかなりシビアに制御しています。
特に折畳式機種で発熱がユーザーに伝わりやすいからか発熱抑制が最優先に見えます。
| 測定タイミング | Galaxy Z Fold8 | Pixel 11 Pro Fold |
|---|---|---|
| 1回目終了時点 | 38.1 ℃ | 35.0 ℃ |
| 2回目終了時点 | 38.2 ℃ | 35.2 ℃ |
| 3回目終了時点 | 37.8 ℃ | 35.2 ℃ |
ちなみに計測終了ごとの外部温度を確認してもPixel 11 Pro Foldはかなり抑制されています。

中華系を中心にいかに高いパフォーマンスを長時間出すことができるという方向性の中でGoogleの場合はトップパフォーマンスを捨てでも発熱抑制が優先と明らかに違う感じです。
日常使う上で差を実感するのか。

そしてベンチマークスコアの低さは日常使う上で明確な違いを実感できるかと言えば微妙です。それこそゲームをやらない限りはそのスコア差を実感することは難しいのかなと思っています。
むしろネットやアプリの切り替えなど日常的な使い方であればPixel 11 Pro Foldの方が快適に感じることが多くGalaxy Z Fold8はOenUIがネックになっているのかもです。
あくまでもアニメーションなどを変更しないのであればOneUIの方が重く感じることが多いです。
GoogleがGemini intelligenceを始めた理由の一つとして何度も画面をタップするような手間を減らすなどスマホの依存度を下げつつ日常をより楽しんでほしいからだとしています。
なので複数のアプリをより網羅的にGeminiが横断できるようなり端末内の情報をしっかり把握できるからこその先回りサポートなどユーザーが従来のようにアプリを切り替えながら何かを確認するのではなくGeminiに指示するだけと手間を省くのが目的です。

この考えは本体の設定にも反映されておりここ数年で追加された機能の多くは自動化です。アダプティブコネクトなど最適化してくれる機能が多く要はユーザーが設定する必要はないです。
つまりカスタマイズ性に優れるSamsungのOneUIと比較するとある意味真逆なのかなと思います。なのでOSが比較的軽い上に自動化しているPixelとほぼ真逆のOenUIでは印象がかなり違います。

またレコーダーアプリに文字起こし機能は多くのメーカーが対応していますがPixelはその中でも精度が高いことからも評価が高く日常使う上での体験が他社より割と快適なのかなと思います。

いまや類似機能を実装していることが多いですが例えば消しゴムマジックを使った場合Galaxy SZ Fold8だと補正後に指が6本になっているのに対してPixel 11 Pro Foldはちゃんと5本のままとかしっかり確認しない見落としてしまような違いがある感じです。
ただこの精度の差が積み重なっていくと将来的にはかなりの差に繋がっていくのかなと思います。
ハードにおける中途半端さ。

またソフトの部分に直結しますがマルチタスクにおいてGalaxy Z Foldは縦3分割が可能でさらにフローティング表示も可能と合計で4つのアプリを一度に表示することが出来ます。
一方でPixel 11 Pro FoldでみるとAndroid17で実装されたバブルが面白いと思います。

簡単に言えば複数のアプリをフローティング表示にした上でグループ化する機能になります。例えば動画を見ている時にちょっとだけSNSを確認したい時は先にバブルとして設定しておけばすぐに切り替えて確認することができバブルとして表示されているアプリの切り替えも高速です。
ちなみに見逃していたら申し訳ないですがPixelで唯一2つのアプリの音を同時に再生できる感じで動画を再生中にゲームアプリを開いても再生が停止になることなく使えます。

なので一度に表示できるアプリ数を強化してきたSamsungに対してGoogleは従来通り画面分割は2つまでですがフローティング表示を強化することでアプリの切り替えをより簡単にした感じでユーザーの使い方によっても印象が変わってくるのかなと思います。
自分は画面分割で細分化して一度に確認するよりは動画を見ている時などにSNSなど他のことをちょっと確認できる方が使い方に合っているのでバブルの方が合っているかなと思います。
フレックスモードの中途半端さ。

一方で両機種とも中途半端に感じると思うのが半折りの状態で使うことに最適化されずです。Galaxy Z Fold8に関してはフレックスモードに対応していないのは個人的にマイナスです。
一方でPixel 11 Pro Foldはフレックスモードに対応していますが非対応アプリを強制的に表示させるオプションがないのでフレックスモードで楽しめるアプリが限定的です。

内部構造的に仕方ないのかもしれませんが両機種ともスピーカーは本体の上下に搭載しています。なので特殊なチューニングをしていない限りステレオ再生するには本体横向きにする必要がありますがPixel 11 Pro Foldはオプション不足にGalaxy Z Fold8は非対応と微妙です。
結局スタンドなどアクセサリーがないと十分に楽しめる環境は構築しにくいと思います。またGalaxy Z Fold8はフレックスモード非対応で従来のようなインカメラを使ったビデオ通話も出来なくなっているからこそ余計にインカメラは要らないと感じやすいです。

個人的にGalaxy Z Fold8のワイド形状は理想に近いと思っていますがそのままの向きで使うとなった場合にはスピーカーの位置が微妙で実際に使っているとオプションで回避することは出来るとはいえ画面の向きを変更されることを強制化されることが多い印象です。

なので本体の向きをあまり変えて使いたいくない人はPixel 11 Pro Foldの方が良いです。個人的に自動回転はストレスにしか感じないくらいなので両機種とも中途半端に感じます。
カメラを確認。

次にカメラを確認していきたいと思いますが広角に関してセンサーサイズでみれば一緒です。一方で大きな違いとしては望遠の有無でズームに関してはほぼ比較にならない感じです。
| カメラ区分 | Galaxy Z Fold8 | Pixel 11 Pro Fold |
|---|---|---|
| 広角(メイン) | • 50 MP(Samsung ISOCELL GN3) • センサー:1/1.56 インチ(1.0µm-2.0µm) • 焦点距離:23mm / 絞り値:ƒ/1.8 • 機能:OIS, Dual-Pixel PDAF • 動画:8K30 / 4K120 |
• 48 MP Quad PD • センサー:1/1.56 インチ • 画角:85° / 絞り値:ƒ/1.70 • 機能:OIS, EIS, LDAF |
| 超広角(ウルトラワイド) | • 50 MP(Sony IMX 858) • センサー:1/2.51 インチ(0.7µm-1.4µm) • 焦点距離:13mm / 絞り値:ƒ/1.9 • 機能:全方向 PDAF • 動画:8K30 / 4K120 |
• 10.5 MP Dual PD • センサー:1/3.4 インチ • 画角:127° / 絞り値:ƒ/2.2 • 機能:オートフォーカス, マクロフォーカス |
| 望遠カメラ | なし(非搭載) | • 10.8 MP Dual PD • センサー:1/3.2 インチ • 光学ズーム:5 倍 / 絞り値:ƒ/3.1 / 画角:23° • 機能:OIS, EIS |
| ズーム・光学相当 | 記載なし(メイン・超広角の2眼構成) | • 超解像ズーム:最大 30 倍 • 光学相当:0.5倍, 1倍, 2倍, 5倍, 10倍 |
| 前面(カバー)カメラ | • 10 MP • センサー:1/3.52 インチ(1.12µm) • 焦点距離:24mm / 絞り値:ƒ/2.2 • 機能:固定フォーカス / 動画:4K60 |
• 10 MP Dual PD 自撮りカメラ • 絞り値:ƒ/2.2 • 画角:87° |
| インナーカメラ | • 10 MP • センサー:1/3.52 インチ(1.12µm) • 焦点距離:18mm / 絞り値:ƒ/2.2 • 機能:固定フォーカス / 動画:4K60 |
• 10 MP Dual PD • 絞り値:ƒ/2.2 • 画角:87° |
| 背面補助センサー・機能 | 記載なし | • マルチゾーン LDAF センサー • スペクトル センサー / フリッカー センサー • 光学式(OIS)& 電子式(EIS)手ぶれ補正(広角・望遠) |
とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。

Galaxy Z Fold8の方が僅かにフレアが抑制されている印象です。

やはりGalaxy Z Fold8の方が彩度が高めの印象を受けます。
広角で撮影。

僅かにPixel 11 Pro Foldの方が明るく補正されている印象です。

何より広角になるとPixel 11 Pro Foldも彩度が高めで、Samsung製のセンサーを採用しているのかもしれません。
望遠で撮影。

センサーサイズも一緒なので2倍だとほとんど変わらないですが色味に違いがあります。

次にPixel 11 Pro Foldにとって光学となる5倍で撮影してみました。

そしてGalaxy Z Fold8にとって最大となる10倍で撮影してみましたがノイズは多めの印象です。ただ思っていたよりも健闘している印象を受けます。
ポートレートで撮影。

Galaxy Z Fold8は1倍だと相変わらず被写体に寄りにくいです。

Galaxy Z Fold8の方がノイズが多く、背景処理にも違いがあります。またポートレートだと2倍以上の撮影は不可に対してPixel 11 Pro Foldは5倍で撮影することが出来ます。
マクロモードで撮影。

Galaxy Z Fold8の方が明らかに被写体に寄りやすいです。
望遠でマルチに撮影。

背景のボケ感に大きな違いがあります。

中距離撮影だとちょっとGalaxy Z Fold8のノイズが気になります。

ただ5倍で接写だと意外といい感じです。

Galaxy Z Fold8は光学相当となる2倍がちょっと不安定なのかもしれません。
超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。ちなみにGalaxy Z Fold8はデフォルトではナイトモードを固定化出来ないので今回はオートモードで撮影しています。

Pixel 11 Pro Foldの方が明るく補正されています。
広角(低照度)で撮影。

Pixel 11 Pro Foldの方が手ブレしやすい印象です。

Galaxy Z Fold8の方が白飛びが抑制されている印象です。
望遠(低照度)で撮影。

低照度だとGalaxy Z Fold8はかなり厳しいです。

一気にノイズが増えた印象です。

正直ズームに関して低照度だと勝負になっていないです。
まとめ。

今回はPixel 11 Pro FoldとGalaxy Z Fold8の比較レビューをしてみました。直販版かつ同じ256GBで見た場合Pixel 11 Pro Foldの方が約1万円高くなっています。
| ストレージ容量 | Galaxy Z Fold8 (Samsung オンラインショップ) |
Pixel 11 Pro Fold (Google Store) |
|---|---|---|
| 256 GB | 269,880 円 | 279,900 円 |
| 512 GB | 299,880 円 | 299,900 円 (Zoned UFS搭載) |
| 1 TB | 359,880 円 (16GB RAM搭載) |
なし(未展開) |
ちなみにアメリカでみれば同じく$1899になっておりGoogleはドルベースでありながらも積極的な価格設定をしたのに対してSamsungはウォンベースでドルほど円が弱くないです。
なので為替への対応の違いが価格差に繋がった感じですがほぼ誤差の範囲かなと思います。

実際に比較してみるとSamsungは出来るだけ多くのユーザーのニーズに応えるように製品開発を進めている印象でその分かりやすい部分としてはカスタマイズ性だと思います。
100人いたら95人以上のニーズに応えたいと頑張っているのに対してGoogleの場合は80人のニーズに応えることができれば十分という感じにはっきり言えばオタクを排除した感じです。
なのでGalaxy Z Fold8は一般層からオタクまで幅広いニーズに応えることが出来るので単純によく分からない人が買っても失敗したと感じにくくおすすめしやすいかなと思います。
一方でPixel 11 Pro Foldは自分の用途が明確な人ほど失敗したと感じにくいと思います。
製品貸出: Samsung Japan
製品提供: PITAKA Japan