昨年の10月頃からより顕著になった印象を受けますが、今年はRAMやストレージの供給不足に伴いコストが急騰しています。その結果多くの機種も値上げに直面している印象で、今まで「価格」で勝負してきたメーカーほど値上げのインパクトが大きいように感じます。
今回韓国のメディアサイトが今後のRAMやストレージの市場動向に言及しているのでまとめたいと思います。
市場の需要はさらに伸びている。

ユーザーからすればスマホの値上げは出来るだけ早く落ち着いてほしいところで、RAMやストレージのコスト増加がいつまで続くのか気になるところです。そして今回TSMCの会長が先日開催された株主総会において今後の市場動向に言及していることが判明したとしています。
- 世界4大クラウドサービスプロバイダー(CSP)の設備投資総額は、2026年に7,000億ドルを超える見込み
- さらに2027年には投資額が拡大し、1兆ドル規模に達する可能性がある
少なくとも世界のAIクラウディング産業は今後も急速な成長を続けていく可能性があるとしており、今すぐにこの流れが落ち着く可能性は低く、状況は今後さらに悪化する可能性があると捉えることも出来ます。
供給不足の問題は?

一方でRAMやストレージの供給不足について同氏は以下のように指摘しています。
- TSMCの主要顧客は高価格帯の先端製品を製造する企業が中心
- DRAMやNANDの供給不足が発生した場合、まず影響を受けるのは低価格帯製品市場
- そのため、メモリ不足はエントリー向け製品でより深刻な形で現れる可能性が高い
少なくとも今年末までは高性能、高価格帯製品市場への影響は限定的と見積もっています。つまりスマホ市場でみればエントリーモデルは今後さらに厳しい状況になる可能性がある一方で、ハイエンドモデルに関してはコスト増加はあれど現時点で大きな供給問題に直面しにくいということになります。
とはいえ同氏の発言をみる限り、今後も供給不足の状況が続けばハイエンドモデルへの影響もより顕著になる可能性があります。何よりエントリーモデルは今まで以上に、「安い」だけで「コスパ」とはかけ離れていく可能性があります。
ユーザーのスマホの買い替えへの考え方も見直す必要がより重要になってくるのかもしれません。