「1 IX」でも期待出来ず。なぜXperiaのディスプレイの耐久性は進化しないのか?

海外のユーザーからの報告として海でなくしたXperiaが2週間後に海中で発見された際に水没することなく、単純に電池がきれていただけとスペック以上の耐久性を実現していることがあります。

一方でXperia 1 VIIIでも指摘がありましたが、いつになったら「Gorilla Glass Victus 2」以上の素材を採用してディスプレイの耐久性を改善させるのか。今回はXperiaの今後のディスプレイの耐久性についてざっくりとまとめたいと思います。

絶対的な矛盾を抱えている。

スペックでみればXperia 1 VIIIとXperia 10 VIIは価格差が15万円くらいあるにも関わらずディスプレイの耐久性は一緒となっています。だからこそ「Xperia 1」シリーズのディスプレイの耐久性をより強化してほしいと思うのもわかるところです。

一方でディスプレイの耐久性を改善するにあたって、耐スクラッチ性と耐衝撃性の両立は絶対的な矛盾を抱えているとも言われています。

要因・性質 詳細と物理的メカニズム ディスプレイにおける影響
耐衝撃性(割れにくさ)
靭性(弾性)
落下時の衝撃エネルギーを逃がすため、ガラス分子にわずかな「柔軟性(靭性)」を持たせる必要がある。 近年の大画面・重量化したスマホがコンクリートに落ちても割れにくくするために最優先されている。
耐傷性(傷つきにくさ)
モース硬度
砂埃(石英など)や金属による引っかき傷を防ぐため、物質の表面を「硬く(高硬度に)」する必要がある。 硬度を上げすぎると素材が脆くなり、衝撃に対してパリンと割れやすくなる(トレードオフの関係)。
サファイアガラスの限界
高級時計風防との違い
モース硬度9と非常に傷に強いが、「結晶構造」を持つため一点への強い衝撃(落下)に対して非常に脆く砕けやすい。また、製造コストが極めて高く、重く、湾曲加工が困難。 日常の引っかき傷には無敵だが、スマホのような「落下の衝撃」が想定される大画面デバイスには不向き。
技術進化のシフト
光学性能との融合
純粋な硬度競争は物理的限界に達しているため、現在は「ガラスセラミック技術(結晶を混ぜる)」による耐久性の底上げや、反射を抑える反射防止コーティングへと開発の主軸が移っている。 Victus 2以降、最新の「Gorilla Armor」などでは、割れにくさを維持しつつ「画面の見やすさ・視認性」を高める方向で進化している。

ちなみにSamsungはGorilla Glass Armor 2などを採用していますが、これはSamsungとCorinigが共同開発した技術と言われており、実質Samsung専用になっているとも言われています。

またSonyは中華メーカーのように独自開発をしているわけではないので、結果Corinigの開発状況次第で、GoogleなどもそうですがGorilla Glass Victus 2で打ち止めの状態になっているように見えます。

現状Sonyに何か新しい動きがあるのか不明ですが、Corningがフラッグシップ向けの新しい技術を発表しない限りはXperia 1 IXでも耐久性の部分では進化がないのかもしれません。

だからこそ気になるユーザーはアクセサリーでカバーしてあげる必要があるのかなと思います。

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