SonyがXperia 1Ⅵで一般化を進めたことで、Xperia 1ⅦでイヤホンジャックやSDカードスロットなどが継続されるのか現時点で不明です。ただ「拘り」を捨てて一般化を進めるのであれば廃止になってもおかしくない機能になります。
今回RedditにおいてXperiaのSDカードスロットについて投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
フラッグシップモデルからほぼ絶滅した理由。
SDカードスロットに関してはiPhoneやPixelのしょうに初代から搭載していない機種も存在していますがイヤホンジャックに関してはAppleが「iPhone 7」で廃止してから他社も追従するようになった印象を受けます。
ちなみにAppleによるとLightning経由で入力することでデジタル入力になることから音質の改善に期待できるとの話。ただ一方でイヤホンジャックの廃止に合わせてAirPodsも発表しているのでイヤホンを売るために廃止されたという考えてもいいのかなと思います。
またSDカードスロットに関しても2021年頃からフラッグシップモデルを中心に廃止するメーカーが増えており、今や搭載しているフラッグシップモデルはほぼ存在していません。
他の誰もが拡張可能なストレージをあきらめた唯一の理由は、ユーザーがより高いストレージのバリエーションや愚かなクラウドストレージプランに2〜3倍のお金を費やすように促すことができるからです。
メーカーは実情を明らかにしていないため推測に過ぎませんが、クラウドサービスに課金してほしいこと。またカメラの進化などによりデータ容量が増えたからこそ大容量のストレージモデルをしっかり売って利益を確保したい。
つまりメーカーが金儲けしたいからと推測することが出来ます。
Sonyもそこまで本気ではない。
少なくともイヤホンジャックやSDカードスロットを使いたいユーザーからすればXperiaは魅力的な選択肢の一つになると思います。ただ正直なところSonyも、これらレガシー機能にそこまで積極的かというとそうではないと思います。
イヤホンジャックに関してはXperia XZ1の時のように5極に対応しているわけではない。またXperia 1Ⅵで見れば最大1.5TBのSDカードに対応と容量は増えていますが、処理速度の部分ではそこまで改善していないです。
ソニーは、どのカードを挿入しても、カードの読み書き速度を本当に普通のものに制限しました。確かに、その仕様は過ぎ去った時代のものです。
SDカードの処理速度を改善させるには内部構造も見直す必要がありますが、実際のところそこまでのニーズはない。なのでコストもかけくにいという状況で、内部ストレージとの処理速度はどんどん乖離しています。
さらにSDカードが原因でアップデートの際に不具合に繋がっている場合もあり、何よりXperiaのデータ全てをSDカードに保存できるわけでもありません。おそらくですがSonyがSDカードを継続している理由として一つは他社のようなクラウドサービスを用意していないこと。
そしてもう一つはストレージオプションで利益を確保しようと考えていない可能性があるからこそ継続しているのかなと思います。少なくとも他社のように廃止にすることで別の部分から新たな収益を確保できるならまだしも、現状で廃止をしてしまうと新たな収益どころかユーザーを失う可能性があります。
だからこそ廃止したいか不明とはいえ、少なくとも廃止に出来ない状況にあるのかもしれません。