先日よりAndroid16 Beta 1の配信が開始したことからもAndroid16の開発進捗も順調だと思います。またGoogleが明らかにしたタイムスケジュール通りでいけば5月頃にはBeta版の開発が終了するかもしれません。
そうなればAndroid16はGoogleの発言通り6月頃に公開される可能性が高いかなと思います。一方でPixel 10シリーズに関しても昨年と同様のタイムスケジュールで登場する可能性があります。
今回Google Pixel 10シリーズがかなり楽しみだと思う4つの理由について主観的にまとめたいと思います。
Qi2 Readyに対応する可能性。
まず一つ目の理由としてQi2は無理でもQi2 Readyに対応してくる可能性が非常に高いことです。GoogleによるとPixel 9シリーズでQi2に対応しなかった理由としてQi2対応の充電器がまだ一般化されていないことが要因だとしていますがQi2 Readyが出たことでで状況が変わると思います。
少なくともメーカーからすればQi2の充電プロファイルの認証が中心になり実際にQi2を使いたいかどうかはユーザー次第で使いたいと思う人は別途アクセサリーを購入すればいいだけになります。
ちなみに認証情報からもPixel 9シリーズはQi2の充電プロファイルの要件は満たしているとされています。
なのでPixel 10シリーズでも同様に条件を満たす可能性が高くマグネット自体を内蔵するかは現時点で不明ですが内蔵していないとしてもQi2 Readyに対応していればマグネット内蔵のケースを用意すればいいだけなのでユーザーの選択肢は一気に拡大する可能性があります。
海外サイトによるとマグネットを内蔵するにも内部構造の見直しに加えマグネットの分コストが増加することからもあまり積極的なメーカーはいない印象を受けると指摘しています。
ただアクセサリーを別途用意すればいいとなればメーカー側からすれば本体のコスト増加を避けつつアクセサリーが売れれば売り上げ増加に繋がる可能性があるので積極的になるかもしれません。
またユーザー視点でみるとQi2のメリットはマグネット対応のアクセサリーが使えることですがメーカー視点で見ればワイヤレス充電時の充電位置を固定できるため充電効率の改善に期待することが出来ます。
さらに充電効率が改善すれば充電時の発熱抑制やバッテリーへの負荷を軽減できるとの話です。何よりQi2だとメーカーにとってはあまりメリットがないかもしれませんがQi2 Readyだとユーザーにとってもメーカーにとってもメリットがあるように感じるのでPixel 10シリーズでの対応に期待したくなります。
ただ逆にQi2 Readyを用意したことでQi2に正規対応する機種は今後あまり増えない可能性もあります。ここで逆にPixel 10シリーズがQi2に正式対応してくれることがあればめっちゃ嬉しいところです。
一方でQi2に対応したとしても充電速度が15Wになるだけで充電速度は大して強化されない可能性があります。Pixel 9シリーズはQi対応充電器で12Wの充電が可能なので大して変わらない可能性もあります。
電池持ちがさらに安定する可能性。
次に2つ目の理由としてはGoogle Tensor G5で安定性がより強化される可能性があります。
個人的にはベンチマークスコアはどうだっていいと思っておりGoogle Tensor G5に求めることはベンチマークで200万点を超えることよりもGoogleが求めているAI機能やカメラの画像処理が十分であれば十分だと思っておりゲーム性能は正直そこまで求めていないです。
むしろアプリの最適化の方が重要だと思っておりSnapdragon 8 Elite搭載機種でも自分がよくやるLINEポコポコでカクツキが発生することもあるのでベンチマークが半分以下でもカクツキが発生せずにできるPixel 9シリーズの方がむしろ快適に感じることがあります。
少なくともSoC自体はスマホを動作させる上で超重要ですがベンチマークはそこまで重要じゃないと思います。またPixel 9シリーズでみるとベンチマークで負荷をかけても発熱をそこまで感じないです。
自分の使い方だとベンチマークが最も負荷をかけるタスクという感じなので発熱に関してはGoogle Tensor G5でもそこまで極端に意識する必要はないかなと思っており心配もないです。
むしろ他社のフラッグシップモデルと比較すると神経質になりすぎと感じることが多いくらいです。なのでもうちょっと発熱させてもいいからパフォーマンスを上げた方がいいのではとも思います。
そして個人的に何より期待している部分として電池持ちでリーク通りならGoogleはかなり意識している可能性があります。リークしているアーキテクチャを見てもメインコアは他社と比較して1世代前のCortex-X4を採用しているとの予測です。
さらに高効率コアを1個減らしてミドルコアを1個増やして全体的にクロック数を上げた感じになります。
これだけ見るとパフォーマンスも底上げされると思いますが消費電力も地味に増える可能性があります。
ただTSMCの3nmプロセスノードに最新のパッケージング技術を採用することで処理性能に加え電力効率も改善することからアーキテクチャの変更で増える消費電力を外箱の改善で相殺している可能性もあります。
こんなイメージに見えるからこそパフォーマンスの向上よりも安定性を優先している可能性があります。少なくともSoCのパフォーマンスに対して余裕を持たせたチューニングにすれば電池持ちも改善しやすいと思います。
またGPUに加え5Gモデムに関しても刷新すると言われており電力効率の改善にますます期待です。特に手持ちのPixel 9 Pro Foldはハズレ個体で放置状態かつ1日で電池がなくなることもあります。
正直刷新すればハズレがなくなるわけではありませんが通信関連はそろそろ安定させてほしいところです。何より自分はゲーム性能よりもカメラ性能や電池持ちの改善を重要視している感じになります。
リーク通りなら電池持ちの改善をかなり意識している可能性があるので非常に期待しています。
メインカメラの刷新。
そして3つ目として個人的にそろそろなのではと期待しているのがメインカメラの刷新です。以前のPixelであればカメラセンサーの刷新よりアルゴリズムの最適化を優先させていました。
ただPixel 6シリーズでは約4年間採用されてきたIMX363からGN1にようやく刷新されました。とはいえPixel 6シリーズが採用した当時で見るとGN1自体は決して最新のセンサーではなかったです。
そしてPixel 8シリーズではGN1の後継と言われているGNKもしくはGNVに刷新されています。ちなみに刷新した理由としてはあくまでも噂に過ぎませんがGN1の生産が終了したからとの話です。
噂通りであれば消極的な理由から変更された感じでGNKもGN1からそこまでの違いがないとされています。ここでどう捉えるかが難しくGoogleにとってGNKの採用をセンサーの刷新と認識したのか。
それともGN1から実質同じセンサーを採用していると認識しているかで流れが変わる可能性もあります。
ちなみにPixel 9 Proでみると超広角/望遠/インカメラとIMX858に刷新されています。単純に考えると1年で刷新するとは考えにくくPixel 11シリーズではAIの強化に合わせて100倍ズームに対応するとも言われており望遠センサーもより強化される可能性があるとの話です。
なのでメインと望遠が一緒に刷新されるとは考えにくいので仮にメインが刷新されるならPixel 10シリーズの時かなと思っておりSony製で全て揃えてほしいかなと思っています。
スマホ市場においてハードでみればvivoが最も気合いが入っている印象を受けますが5月頃に正式発表が予測されているvivo X200 Ultraは最上位でありながら1インチを採用しないと予測されています。
それよりもSonyと共同開発したとされているLYT-818を2つ搭載するなどサイズではなく自分たちがやりたいことを実現できるカメラセンサーを採用すると今後流れが変わる可能性があります。
このことを考えるとGoogleもセンサーサイズに固執することなくGoogle Tensor G5とのチューニングを合わせて最適だと思うSony製のセンサーを採用してくれたら面白いところです。
PixelがSamsung製のカメラセンサーを採用するようになったのはGoogle Tensorからです。なのでTSMC製に切り替わるGoogle Tensor G5のタイミングでSony製を復活させてほしいところです。
何より白飛びやフレアの問題は長年改善していないのでソフトだけではおそらく限界だと思います。なのでメインカメラセンサーを刷新して夜に強いPixelが復活してほしいと期待したいです。
折畳式機種の進化に期待。
最後に4つ目として折畳式機種で取り回しの良さをさらに改善してくる可能性があります。そもそも初代の時点でGalaxyと比較すると本体は薄いという感じで2世代目でも同様でした。
また韓国発の情報からPixelのヒンジのサプライヤーはOppoなどと同じという話で本体を折り畳んだ時の厚みは10mm以下になるのは厳しいと指摘されていました。
ただ2月に発表予定のOppo Find N5は10mm以下になる可能性が高くサプライヤーが一緒であれば次期Pixel 10も10mm以下になる可能性があり軽量化も合わせて進めてくる可能性があるのかなと思います。
またGalaxyの進化の歴史を見るとサブディスプレイのベゼル部分やヒンジに連結する部分をスリム化することで横幅を改善していることを考えるとPixel 9 Pro Foldのサブディスプレイは地味に無駄な部分が多いのでスリム化できるならディスプレイサイズを維持したまま小型化が出来るかもしれません。
初代と比較すれば改善したとはいえPixel 9 Pro Foldの横幅は78mmと取り回しは悪いです。もう少しスリム化して77mm以下になるだけでもだいぶ印象が変わる可能性があるかなと思います。
またデザインを大きく変えなければコストを抑制しやすいと思うのでカメラの強化に期待です。一応トリプルレンズカメラを搭載しているとはいえ正直スペックだけの側面が強いかなと思います。
特にポートレート撮影時は手ブレが発生しやすくPixelの持ち味を出しにくいという印象です。多少なりともカメラバンプがひどくなってもaシリーズよりは優れたカメラ構成にしてほしいです。
折畳式機種の黎明期はカメラが弱くて当たり前という感じでしたが今はちょっと違います。ただPixel 9 Pro Foldを見ていると黎明期の方向性という感じでカメラの強化は必須です。
特にProの名称を採用するにはカメラが物足りないで後継機種での改善に期待したいところです。また可能性はかなり低いと思いますがシリコンカーボンバッテリーを搭載してくれれば御の字です。
現状だとSamsungにAppleにGoogleと採用した機種は存在せず中華系に大きく遅れをとっています。もちろんバッテリー容量が全てではないですが少ないより多い方がありかなと思っており特に折畳式機種は電池持ちが安定していない機種が多いからこそ頑張ってほしいように感じます。
まとめ。
今回はPixel 10シリーズに期待していることを主観的にまとめてみましたが個人的には折畳式機種が好きなので今年一番注目しているのはやはりPixel 10 Pro Foldという感じです。
現時点でデザインがリークしていませんがどのようにブラッシュアップされるのか楽しみです。海外サイトによるとGoogleは2年周期にメジャーアップデートを繰り返すティックトック戦略を採用していると言われておりPixel 10シリーズは刷新のターンなので今から非常に楽しみです。