昨年末に改正されたガイドライン改正によって一部キャリア端末の価格が見直しに。例えばSoftBankで見れば売り出しを強化していたPixel 9が一括価格で4万円近くの値上げとなっており、Pixelですら売れにくい状況になったと判断することが出来ます。
今回ITmedia MobileがSoftBank版Galaxy S25を安くできた理由について言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
Galaxy S25を安くできた理由。
先日にSamsungはGalaxy S25シリーズをグローバルで正式発表。また国内でも合わせて正式発表されましたが、従来と大きく異なる動きとしてSoftBankでの取り扱いが復活したこと。
SoftBankが最後にGalaxy製品を扱ったのは「Galaxy S6 Edge」なので約10年ぶりに取り扱いが再開したことになります。また衝撃的なのがGalaxy S25の価格で、プログラムを利用することが前提ですが端末料金は毎月3円で1年で実質2万円ちょいで使うことが出来ます。
直販版でみても約13万円の機種が約2万円と考えると非常に安いと思います。そして今回の情報によるとSoftBankの専務執行役員でコンシューマ事業推進統括を務める寺尾洋幸氏がGalaxy S25で価格を抑えることが出来た理由を明らかにしたとしています。
Galaxy S25シリーズの価格を安くできた理由 |
Galaxyはグローバル市場で売れている機種だからこそリセール価格が高い |
SoftBank自体の利益率を削った可能性 |
Samsungから販売奨励金が出ている可能性 |
昨年末のガイドライン改善によって、ざっくり言えば下取り額が規制されました。そのためリセールが高いiPhoneは影響を受けにくいですがAndroidはかなり厳しくなる。
ただその中でもGalaxyは世界で売れている機種だからこそリセールは下がりにくい。つまりプログラム利用時の実質価格を抑制しやすい。また元記事を見ると断言しているわけではありませんが、価格を抑えるためにSoftBankが利益率を削った上でSamsungから販売奨励金をもらっているようにも見えます。
何よりやり方次第では安くすることができることになります。
Pixel 10シリーズに期待。
少なくともPixel 9シリーズはガイドライン改正の影響を受けたと判断することが出来ますが、今回のGalaxy S25シリーズの事例をみる限りPixel 10シリーズでは価格をある程度抑制してくる可能性があります。
少なくともSoftBankに対してPixelの仕入れ値を抑制した上で販売奨励金を強化すれば安くなる可能性があることに。また1年後に返却と新トクするサポートプレミアムを前提にすればGalaxy S25のように価格を抑制することが可能かもしれません。
少なくとも売上規模で見ればPixelよりGalaxyの方が大きいためリセールはGalaxyの方が高いと思います。つまり下取り額はPixelよりGalaxyの方が高くなる可能性が高いことからも実質価格も抑制しやすいと思います。
ただGoogleもこのまま黙って見ている感じにはなると思えないからこそ、せめてPixel 10だけはしっかりと価格を抑制してくる可能性。またGalaxy S25 Ultraはミリ波割が適用された価格設定になっている可能性が高く、Pixel 10シリーズでミリ波を強化してくる可能性もあります。
単純に考えると下取り想定額+5万5000円の値引きが可能になるため上位モデルでも実質価格は抑制しやすいかもしれません。そのためPixel 10シリーズの価格はある程度期待できるかもしれませんが、SoftBankでみれば1年後に返却が多くのユーザーにとってネックになる可能性があります。
何よりPixel 9シリーズはガイラドライン改正に合わせて微調整してくる可能性は低いと思うからこそPixel 10シリーズの価格に期待したいところです。