直近の情報を見る限りSonyが今年発表する新型Xperiaは1機種のみになるとも噂されており、仮にこの噂通りであればSonyはモバイル部門を継続することすら厳しい状況になっている可能性があります。
何より「利益率」の改善が最優先目標となっている中でラインナップ含めてどこまで削られてしまうのか気になるところです。今回はXperiaが先行して搭載した技術で今他社がパクり始めたことについて主観的にまとめたいと思います。
カメラデザイン。
まず一つ目として先日の記事にもまとめさせて頂きましたがカメラデザインです。Xperia 1の時は現行モデルと同じく「垂直型」を採用していましたが背面中央に配置。
ただ一般的には無駄が多い配置と言われており、Xperia 1IIからは現行モデルと同じく背面左端に搭載しています。フラッグシップモデルを中心にカメラの多眼化が進んでいる中で内部スペースの有効活用は大きな課題の一つになっています。
その中で直近の機種でみてもiPhone 16やGalaxy S25 Edgeに今後登場するGalaxy AシリーズなどXperiaのカメラデザインに似た機種が増えています。結局このデザインが内部スペースの有効活用の観点においてもデザインの洗練さにおいても優秀なのかもしれません。
特にiPhone 16のカメラデザインはXperia 5Ⅴに似ており、iPhone 17でも継続との噂です。もちろんSonyをパクったと考えているメーカーはいないと思いますが、Sonyはぶれずにスタイリッシュなデザインを目指してきたからこそ、一周回って他社がパクってきたように見えるのかもしれません。
カメラキーの搭載。
次に2つ目としてカメラ用の物理ボタンでXperiaの場合は「カメラキー」と呼ばれています。一方でAppleは「カメラコントロール」を搭載しており、Oppo Find X8 ProやAQUOS R9 proなどカメラ用の物理ボタンを搭載している機種が増えています。
ちなみに今後登場するvivo X200 Ultraも同様に搭載するとの話です。個人的にはXperiaのカメラキーに慣れていることもありシンプルで使いやすく感じます。他社は差別化のためかiPhoneのカメラコントロールで出来ることが多いですがタッチセンサーと物理ボタンを組み合わせた結果シンプルではないです。
またカメラコントロールの搭載位置が中途半端で押しにくいというデメリットもあり、多機能にしようとすればするほど中途半端になっている印象を受けます。何よりXperiaはだいぶ前から搭載しており他社が今になってパクり始めた印象です。
またiPhone 16シリーズで4K/120fps撮影に対応しましたが、Xperiaはだいぶ前から対応しています。結局のところXperiaが一足先に対応しても注目はされず、iPhoneが対応すると注目を集め、結果中華メーカーを中心に追従する流れです。
それだけXperiaに影響力がないとも言えますが、良いものをだいぶ前から開発して搭載していることに違いはないので余計に悲しくなります。