よく言われる。Xperiaなど国内メーカーは本当に周回遅れなのか

昨年に発売されたAQUOS R9 proを見るとスマホとしてのバランスを見つつもカメラに関してはかなり本気の印象を受けます。中華メーカーと比較すれば特段珍しくないですが国内でみれば1インチを搭載している時点でかなり貴重。

さらに大型の望遠センサーを搭載するなど、現時点でカメラソフトが追いついていない印象を受けるとは今後に期待できる存在です。今回はYoutubeにおいてXperiaやAQUOSは周回遅れとのコメントを頂いたので主観的にまとめたいと思います。

周回遅れなのか?

今回YouTubeにおいて以下のようなコメントを頂きました。

国産は周回遅れだから今さら買う必要性ゼロ

何を持って「周回遅れ」と判断するかはユーザー次第ですが個人的には全く周回遅れだと思いません。確かにXperia Xシリーズの時代で見れば今回の指摘があったように周回遅れだったと思います。

これはSony自身も「ほどほどのスペックでほどほどの価格であれば売れる」と市場を読み間違えていたことを明らかにしており、コストを抑制するためにスペックも中途半端で他社と比較すれば物足りなかったと思います。

ただ最新世代で見た時にスペックが周回遅れに感じるかと言われれば微妙なところ。何より「周回遅れ」と何を基準に判断するのか難しいです。例えばXperia 1Ⅵは中華メーカーのようにシリコンカーボンバッテリーを搭載しておらず、バッテリー容量も5000mAhと決して多くないです。

一方で海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると17時間半とかなり優秀です。ちなみに現時点でXperia 1Ⅵのスコアを超えるのは「iPhone 16 Plus」など数えるほどしか存在しておらず圧倒的な電池持ちの良さです。

単純に最新技術を採用したバッテリーを搭載していれば電池持ちが悪くても問題ないのか?ということになり、個人的には最新技術を採用して電池持ちを底上げしてほしいと思いますが、採用しなくても驚異的な電池持ちを実現しているのであれば問題なく周回遅れだと思いません。

カメラも同様の流れ。

またカメラに関しても大型センサーを搭載しない=周回遅れと判断している人が地味に多いです。例えばIMX989が登場した後に、vivoやXiaomiなど中位モデルでもIMX989を搭載している機種が登場しましたが直近で見れば採用していません。

もちろんコストの問題などもあると思いますが、スペックに拘る中華メーカーが1インチのセンサーを搭載しないということはセンサーサイズが全てではないとの裏返しと判断することも出来ます。

また事前情報通りであればvivo X200 Ultraは最上位モデルでありながらも1インチのセンサーを搭載しない可能性があります。少なくとも大型センサーを搭載すれば撮影の幅が広がると思いますが大型センサーを搭載するにしてもカメラソフトが追いついていないと意味がないと思います。

正直言い方がきついと思いますがAQUOS R9 proが分かりやすい例で、Xiaomiに関してもライカとコラボしたことでマシになったとはいえスペックに対してカメラソフトがまだ物足りない印象を受けます。

一方で上手かったと思うのがGoogle Pixelという感じで、カメラも最新の大型カメラセンサーを採用していれば最先端というわけでもあります。失礼ながら今回のようなコメントをしてくださる人は最新世代を使ったことがなくスペックだけで判断していることが多い。

もしくは昔のイメージに引っ張られているだけの可能性もあります。何よりスペックが全てであればiPhoneがあそこまで高評価を獲得することは絶対ないことになります。

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