以前のPixelはソフトが主軸でハードは置き去りのイメージが強かったですが最新世代になると他社と比較しても全く見劣りしない品質になっており特にディスプレイ輝度は圧倒的な強さを誇ります。
何より2024年でビルド品質が底上げされたからこそ2025年はどうなるのか気になるところです。今回は2025年に登場するGoogle Pixelについて現時点で分かっていることをリーク情報を元にざっくりとまとめたいと思います。
周辺アクセサリーは寂しい。
まず周辺アクセサリーから確認していきたいと思いますがPixel Watch 4はおそらく順調に正式発表される可能性があり現行モデルと同じく2モデル展開になる可能性があるかなと思います。
ただスペックやデザインに関する情報は現時点で全然ないのでどのように進化するか不明です。そして何とも言えないのがイヤホンでPixel Buds Pro 3に関してはおそらく発表されないと思います。
多分ですがGoogleは毎年アップデートすることを考えていないと思うので早くても2026年になるかなと思います。一方で長らく中途半端になっているPixel Buds A seriesに関しては動きがある可能性があります。
正直Pixel Buds A seriesに関しては命名規則の時点で意味が分からないので変えた方がいいかなと思います。あくまでも現時点で見れば周辺アクセサリーで登場するのはPixel Watch 4シリーズのみかもしれません。
また登場するとしても今年の下半期だと思うのでリークが増えるとしても先の話だと思います。一方で上半期に発表される可能性があったのが正式名称は不明ですがPixel Tablet 2です。
少なくともGoogleは専用のスタイラスペンやキーボードを用意していたみたいでしたが現行モデルの売れ行きが悪いことからもPixel Tabletのプロジェクトをキャンセルしたとの話です。
そのため正式発表に向けて着々と準備を進めていたPixel Tablet 2もキャンセルとの話です。ちなみにリークしたGoogle Tensor G6のドキュメントからも2027年にPixel Tablet 3を正式発表するために準備を進めていることが判明していましたがもちろんキャンセルされた可能性があります。
ちなみにドキュメントでは最大4つのディスプレイに出力が可能とプロを意識した強化がされる可能性がありました。
何よりPixel Tablet 2はGoogle Tensor G4を搭載して5Gモデルも用意されておりデザインに関しては現行モデルからほとんど変わらないもののディスプレイサイズは僅かに大型化した上でディスプレイ輝度にリフレッシュレートが強化された可能性があるとの話です。
何より直近の情報をみる限り上半期には周辺アクセサリーからの新製品は期待出来ないです。
Android 16の前倒し。
一方でGoogleは下半期に最大限フォーカスしている可能性がありその理由としてはAndroid16の前倒しです。従来は第三四半期にソースコードを公開することがほとんどでしたがGoogleによるとAndroid16は第2四半期に公開することを明らかにしておりすでに開発者向けβ版が開始しています。
すでにBeta 2まで進んでおり順調にいけば2月頃にはパブリック向けβ版が公開される可能性があります。
2024年の後半に正式発表された中華メーカーの最新機種の多くはAndroid15をベースにしたカスタムUIを標準搭載していることが多かったですが2025年の下半期に登場する新機種のほとんどはAndroid16を標準搭載している可能性がありPixel 10シリーズも標準搭載していると思います。
GoogleによるとAndroid16で公開時期を前倒しにした理由としてはAndroidのエコシステムを強化するためとの話ですがPixel 10シリーズで標準搭載するためにずらしたのが本音だと思います。
何よりAndroid16が前倒しになることで当たり前の話ですがAndroid15は短命のバージョンになります。従来であれば6月にFeature Dropがありますが今年は3月が最後になる可能性があります。
一方で従来はありませんでしたがAndroid16から9月のFeature Dropが追加される可能性があり何よりGoogle以外のメーカーは多少なりとも振り回されている感じで特にSamsungは大刷新となるOneUI7.0の開発が難航しており例年と比較すると4ヶ月近く遅れています。
なのにAndroid16はすぐ後ろに迫っているでのGalaxyへのAndroid16の配信も遅れるかもしれません。正直目立った新機能は見当たりませんがそれはあくまでも標準機能についてでPixel専用の機能に関しては今後開発が進んでいけばより明確になっていくと思うので非常に楽しみです。
Pixel 10のラインナップを確認。
そして注目している人が多いと思うPixel 10シリーズですがラインナップの情報が錯綜中です。まず現時点でリークしているコードネームは4種類あり共通点としては馬科から名称を採用しています。
海外サイトによるとこの判明している4種類はPixel 9シリーズのそれぞれの後継機種です。一方で2023年頃だったと思いますが2025年までのロードマップがリークしており2024年で見ると小型のProモデルが追加されるとの計画でしたがまさにロードマップ通りの流れになっています。
また2025年で見るとGoogleは無印の大型モデルを追加する計画で命名規則が変わらなければPixel 10の大型モデルとしてPixel 10 XLが新たに追加される可能性があることになります。
一方でロードマップにおいて定まっていないのが折畳式機種でロードマップを作成した当時はPixel Foldがどの程度売れるか不明だったことから詳細な言及はなかったとの話です。
ただGoogleはPixel 9 Pro Foldを出した上で販売地域も一気に拡大したことからも順調な可能性があります。少なくともGoogleの想定通りに進んでいるのであれば2025年にはフリップ型を導入する計画があるとの話です。
単純に考えるとPixel 10 Pro Flipとして今年の後半に正式発表される可能性があります。ただ仮にロードマップ通りになると今年の下半期に合計6つの新型Pixelが発表されることになります。
一方で上半期にはPixel 9aと非常にバランスが悪い印象でラインナップの充実はユーザーのニーズに応えやすいですが人気も分散するため在庫管理含めてGoogleもリスクもあります。
何より新製品が多すぎて特に折畳式機種はどうしても存在感が薄くなる可能性があるかなと思います。また折畳式機種の中ではフリップ型の方が売れますが他社と差別化しにくいのがデメリットです。
さらに多くのメーカーはフリップ型に力を入れているので発表時期や価格では中途半端になります。何より現時点だとPixel 10 Pro FlipとPixel 10 XLのコードネームがリークしていません。
これでコードネームがリークしているのであればほぼ間違いないと判断することが出来ます。正式発表は現行モデルと同じく8月頃と言われているのでまだまだ時間があることに加え今後Android16の開発が進んでいけば必然的にリークが増えていくのかなと思います。
仮に最大6モデルになるのであればPixelのラインナップはとりあえず最大化される可能性があります。
安定性の改善が中心に。
そして現時点での情報を元にPixel 10シリーズの主な進化点についてざっくり確認すると一つ目は初のTSMC製であるGoogle Tensor G5を搭載することでSoCの品質が向上することです。
多くのユーザーはゲーム性能やベンチマークの向上に期待していると思いますが期待しない方がいいと思います。リークしているアーキテクチャをみるとメインコアはGoogle Tensor G4から変更がないです。
一方で高効率コアを1個減らした上でミドルコアを1個増やして全体的にクロック数を強化しています。単純に考えればGoogle Tensor G4対比で多少はパフォーマンスは高くなりますが消費電力も増え発熱しやすくなるデメリット部分をTSMCの3nmプロセスノードを採用してカバーする可能性があります。
単純により高度のプロセスノードを採用すれば電力効率が改善する上にパフォーマンスも改善します。また新しいパッケージング技術を採用することで箱の中身よりも外を進化させることで全体的に安定させる感じでアーキテクチャだけでみれば劇的なパフォーマンスの改善にならず。
またGPUに関しても刷新されるとの予測ですがパフォーマンス自体はそこまで変わらないとの話です。
DimensityやSnapdragonを見ると最新のアーキテクチャかつ大型コアを採用することでパフォーマンスをどんどん強化している印象ですがGoogleはアーキテクチャの進化を最低限に抑制しているのでベンチマークスコアは単純に考えれば150万点を越えれば御の字に感じます。
少なくとも300万点いくような感じではなくベンチマークで見れば他社に大きく差をつけらると思います。またPixel 9aで5100mAhと歴代Pixelでは最大容量のバッテリーを搭載する可能性があります。
このことからもGoogleはPixel 10シリーズで安定性の改善にフォーカスしている可能性があります。おそらくですがPixel 10シリーズではバッテリー容量を底上げした上でGoogle Tensor G5で電力効率を最適化することで電池持ちの改善と発熱の抑制を主軸にしてくる可能性があります。
また5GモデムをMediaTek製に切り替えることで不具合を減らしつつ電力効率をさらに改善する可能性があります。何よりPixel 9シリーズで改善しきれなかった部分をPixel 10シリーズでしっかり整える感じになるのかもしれません。
ちなみにリーク通りであればスペックの刷新はPixel 11シリーズのターンになると思います。少なくとも初のTSMC製ということもありGoogleも様子見になっている可能性があります。
まとめ。
昨年と同様の流れであればPixel 10シリーズのデザインは今月中には判明する可能性があります。昨年は1月から2月にかけてリークしておりPixel 9に関してはコードネームのリークとデザインのリークがほぼ同じタイミングとベンチマークのリークも非常に重要になります。
今年は今年で非常に楽しみでGoogle Tensorにとっては大転換機になる可能性があります。