Pixelは特に批判対象。もうベンチだけで良し悪しを判断するのはやめた方がいい

昨年リークしたGoogle Tensor G5のベンチマークを見てもDimentiy9400やSnapdragon 8 Eliteと比較して大きな差があります。少なくともリーク通りであればGoogle Tensor G5でTSMC製に切り替えてもパフォーマンスの高さを中心にしたアーキテクチャやチューニングを採用していないことになります。

今回RedditにおいてGoogle Tensor G4のパフォーマンスについて投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

ベンチマークが全てではない。

今回以下のように投稿されていることが判明しました。

多くの人が新しいP9シリーズのG4チップを心配しているのを見ました。これは、純粋な生のパフォーマンスが優れたユーザーエクスペリエンスの良い指標ではないことを示しています。関連するredditスレッドでは、人々は、この新しいチップを搭載したS25が記事の閲覧などの非常に軽いタスクを実行する際に非常に熱くなると不平を言っています。P9シリーズはゲームやその他のタスクには搭載されていないかもしれませんが、他のすべてのユースケースでは、過熱やラグは経験していません。

多くのユーザーは分かりやすい指標だけで良し悪しを判断しやすく、ベンチマークに関しても「トップスコア」のみで良し悪しが判断されることが多いです。ただ今回の投稿にあるようにベンチマークはユーザビリティにはあまり直結しないことが多いです。

例えば中華系でよく見られますがパフォーマンスの持続性を最優先にするために放熱性能を最大限強化します。そのためパフォーマンスで見れば長時間負荷が高いゲームをできるかもしれませんが、放熱性能を強化した結果本体が熱くなりすぎて単純に持ってられない。

結局本体を持っていられないのであれば多くのユーザーにとってユーザビリティは下がります。

実際に使ってみないと分からないことが増えてきた。

スマホが発展途上の時はベンチマークは参考になったのかもしれません。ただ今やベンチマークスコアがインフレしすぎでゲームで見ても「スコア」より「最適化」の方が重要になっています。

ちなみに手持ちでみるとスコアでは2倍以上の差があるSnapdragon 8 EliteとGoogle Tensor G4でGoogle Tensor G4の方が安定してLINEのゲームが動くなど、どんなにスコアが高くても最適化されていないと体験は劣ります。

またGoogleはGoogle Tensor G4でウェブパフォーマンスやアプリの応答速度を強化した結果、以前より非常に滑らかに動作するようになるなど、これはスペックだけでは絶対分からない部分だと思います。

そしてOppoやSamsungなども基本ベンチマーク時にバランスモードをデフォルトにしています。つまりパフォーマンスも制限してもある程度快適にゲームが快適にできるからこそバランスモードを用意することが可能になったと判断することも出来ます。

おそらく今後登場するGoogle Tensor G5もベンチマークで見れば大したことはないと思います。ただGoogleが求める部分をしっかり動作させることができるパフォーマンスを実現した上で、発熱抑制や電池持ち改善にフォーカスしてくれた方がユーザーの満足度は圧倒的に高くなると思います。

 

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