GoogleはアップデートによってどんどんAndroidの利便性を高めようとしている。そのためにもまずはPixel用に新機能を開発して洗練してからAndroidの標準機能としてブラッシュアップしている印象を受けます。
とはいえ他社では当たり前のように実装している機能であってもPixelは未だに実装していない機能もあります。今回9To5Googleによると最新のアップデートによってPixelはバイパス充電が可能になったと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
まさかの副作用。
Googleは12月のFeature Dropで新機能として充電を最大80%で制御することが可能になっています。そして今回の情報によるとバッテリーのオプションから80%での制限を選択している場合、副作用としてバイパス充電が可能になっていることが判明しました。
つまりバッテリーへの充電は80%でとまりますが、本体への給電は継続していることになります。
電源モニターを使用すると、バッテリーが80%の制限に達した後、デバイスがさまざまなタスクに使用されるにつれて変化するはるかに低い速度で電話が電力を消費し続けることがわかりました。電話が完全にアイドル状態のときは、0.1Wの電力を使用しましたが、画面をオンにすると0.74Wまで上昇しました。アプリ間を移動すると、2.6Wまで移動し、ベンチマークアプリを使用しているときに4.6Wと7.6Wに達します。
海外サイトのテスト結果からも副作用として「給電」していることになります。またバッテリーのオプションから「アダプティブ充電」に戻すと給電はされなくなるとしています。
ゲームをそこそこやりたい人には嬉しい?
少なくともXperiaやAQUOSにGalaxyなど一部機種ではバイパス充電に対応しています。充電ではなく給電にすることでバッテリーへの負荷を抑えるのと同時に、発熱も充電時よりは抑制できる狙いがあります。
これは長時間充電しながらゲームを楽しむユーザー向けの機能という感じです。一方でPixelのバイパス機能はGoogleが狙って実装した機能なのか「副次的」な機能なのかも分かっていません。
またバッテリー容量が80%以下になった時に充電に戻るのか。それとも給電が維持されるのかも今回の情報では分かりません。なので他社のバイパス機能とはちょっと違うので注意が必要です。
何よりGoogleはアップデートサポート期間を最大7年に拡張したことに合わせてバッテリーやストレージの状態にも配慮しています。今回のバイパス機能も過充電を防ぐという意味では嬉しい機能になります。
少なくとも外出前は充電ケーブルを繋いだままで楽しんでもバッテリーに負荷がかからないという感じになるかもしれません。ただあくまでも充電を80%に制限している場合に副次的に受けられる機能となっています。
12月のFeature Dropで追加された新機能であることを考えるとGoogle Tensorを搭載した全てのPixelは同様に対応している可能性があります。