Sonyはその当時の市場状況を読み間違えたとしており、「Xperia XZ2」シリーズでイヤホンジャックを廃止しました。その結果長年のファンの一部はXperiaから離れたと言われています。
今回はXperia XZ1シリーズまでと復活したXperia 1からのイヤホンジャックの違いについてまとめたいと思います。
イヤホンジャックの違い。

Xperia 1 VIIでは金を半田付けすることでイヤホンジャックにおける音質の改善を行なっていますが、そもそもとしてイヤホンジャックが廃止される前と後ではイヤホンジャックに求められていることが違うみたいなのでまとめると以下のようになります。
| 比較項目 | 昔のXperia(5極プラグ対応時代) | 今のXperia(3極・4極プラグ対応) |
|---|---|---|
| 📱 採用モデル & 時代背景 | ||
| 主な採用モデル | Xperia Z2 〜 Xperia XZ1 シリーズ頃まで (※イヤホンジャック搭載の旧モデル) |
Xperia 1 / 5 / 10 シリーズ(現行モデル) (※ジャック復活後の最新フラッグシップ等) |
| 端子構造(端子数) | 5極(5コンタクト)端子 (L音 / R音 / GND / マイク / NC用マイク) |
3極(ステレオ) / 4極(CTIA規格)端子 (L音 / R音 / GND / 通話用マイク・リモコン) |
| 🎧 機能的な特徴 & 音質アプローチ | ||
| 独自機能・目玉性能 | 有線での「デジタルノイズキャンセリング (DNC)」対応 専用イヤホンの左右の耳元マイクで周囲の騒音を集音し、Xperia本体側のオーディオチップで逆位相処理を行って消音。 |
高音質化(ハイレゾ有線伝送・グランド分離)重視 3.5mmジャック自体の回路設計や基板・アンプの刷新により、左右の信号混ざり(クロストーク)を低減。 |
| 専用アクセサリ | ソニー純正の5極専用NCイヤホン(MDR-NC31EM / MDR-NC750等)やハイレゾ対応NCイヤホンが必要。 | 市販されている一般的な3極ステレオイヤホンや4極マイク付きイヤホン(CTIA規格)がそのまま利用可能。 |
| 🔄 互換性 & 仕様変更の背景 | ||
| 相互互換性 | 3極・4極の標準イヤホンも挿して音楽再生可能(※ただしノイズキャンセリング機能は動作しない)。 | 5極イヤホンを挿しても通常のステレオ(または4極扱い)として動作するが、5極特有のDNC機能は利用不可。 |
| 5極廃止の背景 | 1. ワイヤレス(Bluetooth)イヤホンの急速な普及(本体側処理不要のANC内蔵ワイヤレスが主流化) 2. 業界標準規格(CTIA 4極)への完全準拠と汎用性・互換性の優先 3. 内部回路の簡素化および純粋な音質(S/N比・クロストーク改善)へのリソース集中 |
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| 💡 総合結論 | 昔の5極仕様は「スマホ本体の処理能力を使って有線でノイズキャンセリングを実現するソニー独自の先進機能」でした。一方、現在の3〜4極仕様は、完全ワイヤレス時代において「一般的な高級有線イヤホンやヘッドホンをそのまま挿して高音質(ハイレゾ)で楽しむための標準的かつ高品質なオーディオ出力」へと役割が変化しています。 | |
ワイヤレスイヤホンの需要が上がっていることからも、SonyはXperia XZ2シリーズで一度廃止したことを明らかにしています。そしてそれ以降もワイヤレスイヤホンのニーズが高くなっているからこそ、市場動向に合わせてイヤホンジャックを復活する際に方向性を変えたのかもしれません。