Oppoは12月16日にフラッグシップモデルの新製品発表会を開催することを明らかにしています。またXをみると先行でお借りしているとのポストがあるのでOppo Find X9は確定だと思います。
一方で個人的に気になる部分としてはOppo Find X9 Proの国内発表があるかどうかです。今回はOppo Find X9 Proの短期レビューを主観的にまとめつつOppo Find X9の気になる部分についてまとめたいと思います。
国内展開について。
この記事を執筆した時点でOppo Find X9シリーズの技適に関する情報が全くないです。仮にOppo Find X8の時のようにグローバルモデルに技適をつけて販売するだけであればリークしてもおかしくないと思いますがリークがないことを考えると2つのことが考えられるのかなと思います。
まずOppo Find X9に関してはおサイフケータイに対応した上で国内モデルが別途用意されている可能性があります。だからこそグローバルモデルで技適の存在を前もって確認出来ない可能性。
そしてOppo Find X9 Proに関してはそもそも国内での展開が予定されていない可能性があるのかなと思います。
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ちなみにOppoが以前行ったアンケートにおいてユーザーが最も求めることはカメラです。そのためカメラがより強いOppo Find X9 Proを発表してほしいところですが雲行きが怪しいです。
またちょっと調べた感じだとシリーズの両方を販売している地域が意外にも限定的です。Oppo Find X9を出している地域ではOppo Find X9 Proを出していないことが地味に多いです。
このことを考えるとOppo Find X9が国内展開されるならOppo Find X9 Proは期待出来ないのかなと思います。一方でOppo Findシリーズは正直国内でそこまで認知されているとは思えず気になる人はオタクがメインで仮にOppo Find X9 Proの国内展開がなければ海外版が気になる可能性も出てくるのかなと思います。
素晴らしい電池持ち。
その上でOppo Find X9 Proを短期間使って気になる部分についてざっくりと確認したいと思います。一つ目として今期中華系のフラッグシップの中でも頭ひとつ抜けていると思いますが電池持ちがすごいです。
ヨーロッパでは輸送規制の問題からもvivoなどはバッテリー容量を減らしてコストカットをしています。ただOppo Find X9シリーズは世界共通となっておりOppo Find X9 Proは7500mAhです。
また海外サイトのバッテリーテストを参考にすると22時間弱と現状トップクラスの電池持ちです。
スペックの割には。。
ただ実際に使ってみるとバッテリーテストのスコアほどの良さは正直感じないかなと思います。自分は長時間ゲームをやったり長時間動画を撮ったりなど負荷の高いタスクをほぼしないです。
なので使い方次第では感じ方が変わると思いますが寝る前の電池残量が80%前後という印象です。正直20時間超えのスコアを獲得していない機種でも寝る前の電池残量がほぼ一緒の機種もいます。
なので自分の使い方だとスコアがここまで改善すると逆に体感値が変わらなくなるのかもしれません。
自分の使い方だと4日近く電池が持つことになるので驚異的な電池持ちであることに違いはないです。ただスペックかつ自分の使い方なら寝る前の電池残量が90%くらいになるかなと期待していました。
だからこそちょっと拍子抜けで逆に日常使いだとこれ以上強化しても体感はほぼ変わらないのかもしれません。ちなみにOppo Find X9も無印でありながら7025mAhのバッテリーを搭載しています。
実際に使ってみるまで何ともですがおそらく無印の中では十分な電池持ちを実現しているかもしれません。繰り返しになりますがスペックの割には拍子抜けだけど絶対的な電池持ちの良さがあります。
ローカライズの差
そして2つ目として仮にOppo Find X9 Proが国内販売されないのであればローカライズに差があると思います。直近の情報をみる限りOppo Find X9はおサイフケータイに対応した上でキャリアからも販売されるとの噂があるのでOppo Find X8と比較すればローカライズは完璧な可能性があります。
ただ現時点でdocomoが扱うか不明なのでカットされやすいn79に対応しているか不明です。一方でOppo Find X9 Proのグローバル版はメジャーが5回にセキュリティが6年に対応しています。
ただローカライズをすれば別途ファームウェアを用意する必要があるのでサポート期間が気になるところです。これでOppo Find X9がグローバル版と同じく最大6年に対応しているのであれば御の字です。
他のメーカーもグローバルモデルと同じサポート期間に対応していることを考えるとOppoも同様に対応する必要があるのかなと思いますが現時点では情報が全くないため何とも言えない状況です。
少なくともOppo Find X9 Proの海外版が気になる人はサポート期間の差を気にした方がいいです。
お気に入りの機能。
一方でColorOS16を実際に使っていて個人的には中華系の中で癖が少なめで使いやすいです。またお気に入りの機能としてはAIマインドスペースでこれにハマってしまってからは病みつきです。
Snap Keyに割り当てが可能であとで確認したい情報を開いた状態で押すと保存してくれます。
そしてマインドスペースを使えばホーム画面に専用アプリを設置することが可能で確認も簡単です。何かあとで確認したいXのポストやウェブのページに動画なども気になったらとりあえず保存しています。
そしてマインドスペースのアプリから確認できる上にAIを使って補足してくれる感じです。自分は今までスクショを撮ったりすることが多かったからこそ個人的には超便利に感じます。
そして面白いと思ったのがO+ConnectでiPhone側にインストールして設定することでOppo Find X9 Proとペアリングが可能でiPhoneの通知をOppoでも確認することが可能です。
他社でみるとvivoが類似機能に対応していますが大陸版限定に対してOppoはグローバルでも対応しています。iPhoneを使っているユーザーが設定をすることでOppoとiPhoneの使い分けが可能になる感じです。
一方でO+Connectを使ったiPhoneやMacとのデータ共有は大きな強みの一つだと思います。ただPixel 10シリーズ限定とはいえ専用アプリ不要でiPhoneやMacとデータ共有が可能になりました。
そのため上位互換をGoogleに実装された感じで魅力が半減してしまったので今後の対応に期待しています。
カメラの気になるところ。
そしてOppo Find X9 Proのカメラに関して公式サイトをみると現実によりフォーカスしていることをアピールしている印象を受けます。ただあくまでも自分の目だと現実を意識している割には色味が濃く補正が強い印象を受けます。
今まで使ってきた機種によって捉え方が変わると思いますが自分のようにXperiaの色味が好きな人にとってOppo Find X9 Proのカメラはまだまだ派手目なのかなと思います。
少なくとも分かりやすい写真が撮れることに違いはないですが娘を撮った時など黒がより強調されている印象を受けます。その結果写真全体が重く感じることがありますがこれは正直好みの問題かなと思います。
カメラ全体でみると取り回しがよく特に望遠はHP5の割にはめちゃくちゃ綺麗に撮れます。正直望遠画角はvivo X300 Proに完封負けすると思いましたが実際に比較してみると長距離撮影が厳しいだけで接写やテレマクロなど取り回しが良く個人的に満足度が高いです。
望遠に差がある可能性。
一方でOppo Find X9と悩む人の多くはおそらくカメラの優劣なのかなと思います。ちょっと実機で確認しないと何ともですがOppo Find X9の広角は1/1.4インチのLYT-T808を採用しています。
ちなみにOppo Find X8 ProやXperia 1Ⅶなどが採用している2層トランジスタ技術に対応したセンサーです。そして超広角は1/2.76インチのJN5とOppo Find X9 Proと一緒ですが望遠に関しては1/1.95インチのLYT-600なので最短撮影距離が長くて接写はおそらく苦手だと思います。
スペックでみる限り広角はめちゃくちゃ分かりやすい差がつく可能性は低いかなと思います。一方で望遠に関しては長距離ズームと取り回しの部分において画質以上に気になる可能性もあります。
またセンサーサイズの差は低照度における撮影で差がでる可能性はあるのかなと思います。ただ手持ちのOppo Find X9 Proは夜の公園だと強めのフレアが入りやすいのが気になります。
今後アップデートで改善される可能性がある一方でOppo Find X9で発生しないことに期待です。
発熱はちょっと不安。
最後に4つ目として安定性の部分でDimensity9500を搭載したことでパフォーマンスは向上しています。とはいっても自分は負荷が高い使い方をしないので改善を実感することはちょっと難しいです。
一方でベンチマークで負荷をかけた時にベンチマークスコアが大幅に改善したことよりも発熱しやすくなったことの方が圧倒的に気になりSnapdragon 8 Eliteを搭載しているOppo Find X8 Ultraと同等かそれ以上の発熱なので前モデルのような絶対的安定性はないです。
Oppo Find X9 Proでこれだけ発熱を感じやすいことを考えるとOppo Find X9は筐体サイズが小さい分排熱はさらに苦手になると思うのでもっと発熱を感じやすい可能性もあります。
ただこれはあくまでもベンチマークで負荷をかけた時の話で日常使う上では問題はないです。正直最近パフォーマンスはインフレをしすぎていてベンチマークは指標として意味がほぼないのかなと思っています。
むしろ差を体感しにくいパフォーマンスの改善によって発熱しやすくなる方がマイナスです。何よりOppo Find X9の方が仮に発熱しやすいとなれば消費電力も増える可能性があります。
そうなるとまだ電池持ち含めてOppo Find X9 Proの方が安定している可能性があります。少なくとも自分のように負荷の高いゲームをやらないなら文句なしの安定性という印象です。
まとめ。
昨年の12月にOppo Find X8が国内で正式発表された際に自分はOppo Find X8 Proを別途購入した感じでOppo Find X9 Proの国内展開がなければ自分のように海外版の購入を検討する人もいるかと思ったのでざっくりOppo Find X9と比較しつつまとめてみました。
ちなみに噂によると国内においてはOppo Find X9とOppo Find X9 Ultraの2モデル展開になると噂されており質問をたまに頂きますがXiaomi 17 Proはグローバル展開がない可能性があります。