より便利に。Appleの最も物議を醸したAI機能が一部Pixelに追加

先日にGoogleは11月のセキュリティアップデートと合わせて11月のFeature Dropの配信を開始しています。

Feature Dropをこのタイミングで配信するのはイレギュラーとも言えますが、Android 16 QPR 1をベースにしていることを考えると、Googleとしては9月のFeature Dropで追加したかった機能を12月のFeature Dropより前に追加したかったのかもしれません。

今回Android AuthorityがAppleの最も物議を醸すAI機能がGoogle Pixelに追加されたと報告しているのでまとめたいと思います。

AIを使って通知をより強化。

同サイトによると11月のFeature DropにおいてAppleが元も物議を醸したAI機能が対象のGoogle Pixelに追加されたことが判明したとしています。そして今回追加された新機能が通知を要約する機能となっており、Appleと違う部分としては正確性を向上させた上で、メッセージ以外のアラートを誤解しないように、あくまでも会話を要約するだけとしています。

そして通知を要約するといっても全てのメッセージを要約するわけではなく長文のメッセージのみ要約するとしています。さらに通知の要約は1日あたり50件までに制限されているとの話です。

また、メッセージに25〜200語が含まれており、通知が受信されてから3分後に生成された場合、この機能が起動することがわかりました。執筆時点では、Googleがこれらのパラメータを変更したかどうかは不明です。

少なくともグループチャットなど大量の通知を受け取った場合、メッセージを受け取る件数がかなり多い場合に役立つ可能性があります。とはいえいくら正確性が改善したとはいえ完璧ということはないと思うので、オプションでオフにすることも可能です。

近年は通知の強化に尽力。

ここ数年でみるとGoogleは通知をより洗練させている印象で、例えば同じSNSから大量の通知がくる場合など通知を抑制してくれる「通知のクールダウン」は分かりやすい機能の一つだと思います。

また通知にAIを取り込んで強化していることからも、Googleは複数のアプリを跨いで機能できるAIの強化に尽力していると判断することができ、Pixel 10シリーズで実装されたマジックサジェストなど、AIが自動で何かをしてくれる機能を今後も追加してくれるのかなと思います。

かなり細かい部分で多くのユーザーにとってそこまで重要性が高い機能ではないかもしれませんが、Pixelがより便利になることに違いはないと思います。

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