9月下旬にQualcommが「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を正式発表した際、合わせて今後搭載機種の発表予定であるメーカーも発表。その中にSonが含まれていたことを考えるとXperia 1ⅧはSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載している可能性があります。
今回Sonyは無理してXperiaのフラッグシップで最新SoCを搭載する必要がないと思うので主観的にまとめたいと思います。
最上位SoCを搭載するメリット。

例えばSnapdragon 8 Eliteを見ると実装するかはメーカー次第とはいえハード的にみれば最大8年のアップデートサポートに対応しています。もちろんサポート期間以外にも最上位SoCを選ぶメリットがありますが、ユーザーから見て分かりやすい部分としては「ゲーム」と「カメラ」になるのかなと思います。
少なくとも「カメラ」の部分が絡んでくるからこそSonyはDimensityを選択することはないのかなと思います。一方で海外サイトの評価をみるとNubia Z80 UltraやXiaomi 17 Pro MaxなどSnapdragon 8 Elite Gen 5の安定性についてあまり評価が高くないです。
電池持ちは別として発熱しやすいとの評価で、ゲームやカメラも使い方次第とはいえ負荷がかかりやすいので、その結果爆熱になる可能性があります。また発熱がひどいとなれば電池持ちにも悪影響を及ぼす可能性があります。
もちろん機種によって発熱の印象が異なると思いますが、発熱がひどかったり、発熱抑制のためにスロットルダウンをきつめにかけてしまうと結局最上位かつ最新SoCを搭載しているメリットはあまり感じないのかなと思っちゃいます。
発熱に苦労したXperia

偶然なのか不明ですが、Xperiaは「4」のナンバリングを採用する時に爆熱SoCにあたりやすいです。現にXperia 1Ⅳは発熱がひどく評判はかなり悪いです。ただXperia 1Ⅳが採用していたSnapdragon 8 Gen 1で問題だったのはSoCのアーキテクチャももちろんあったと思いますが製造品質が最大の要因と言われています。
一方でSnapdragon 8 Elite Gen 5はTSMCなので製造品質は問題ないと思います。なので以前と異なる部分としてSnapdragon 8 Elite Gen 5は何か問題を抱えていて発熱しやすいというよりはパフォーマンスが高すぎて発熱がしやすいということになります。
少なくとも中華系のゲーミングスマホと比較すればXpeiraはハードでそこまでの対策が出来ないと思います。またXperia Streamのようなアクセサリーを出す余裕もないと思います。
そうなった時にSoCが発熱しやすいとなると制御しれきなくなってくる可能性があります。そうなると不安定になり評判が落ちる可能性があります。また最上位SoCはコストも高いからこそ、今後最上位SoCに拘る必要もないように感じます。
少なくともベンチマークが形骸化してきているからこそSonyも今後採用するSoCを見直すべきなのかなと思います。もしブランドとして最上位SoCを搭載したいのであればXperia 10シリーズのSoCももうちょっと頑張るべきなのかなと思います。