安売り乱発。それでもPixelは世代を重ねるごとに市場価値が高くなっている

国内のGoogle StoreにおいてGoogleはほぼ定期的に大型セールを開催しています。その結果Pixelをめちゃくちゃ安く購入できますが、転売目的で購入しているユーザーもいるため市場価値が下落するのが早いとのも指摘もあります。

今回Phone Arenaによると歴代Pixelの減価償却の調査結果について言及していることが判明したのでまとめたいと思います。

減価償却の変動。

日本でもPixelが安売りされる機会がありますが、本家本元であるアメリカにおいてさらに安売りされている印象を受けます。そのためブランド価値が毀損しているイメージがあり、市場価値もどんどん落ちている印象があります。

一方で今回海外の市場調査会社が歴代Pixelの減価償却率について言及しています。

1ヶ月 半年 1年
Pixel 6 43.4% 51.4% 63.2%
Pixel 7 42.3% 54.9% 61.1%
Pixel 8 60.1% 58.6% 59.2%
Pixel 9 58.9% 55.4%

単純に考えれば発売から時間が経過するほど市場価値は下がっていきます。ただここ近年のPixelでみるとあまり変わっていないです。世代を重ねるごとにセールが激しくなっている印象で発売から1ヶ月で一気に市場価値がいていることを確認出来ます。

特に率でみればPixel 8シリーズから分かりやすく下がっているのでセールが激しかったと判断することが出来ます。一方で発売から一年後でみるとむしろPixel 8シリーズは発売1ヶ月より市場価値が高いことになります。

つまりセールで最初に市場価値が一気に落ちますが、それ以降緩やかに市場価値が上がっていることになります。また今回の調査結果をみる限り世代を重ねるごとに市場価値が下がるどころか徐々に上がっており、Pixel 9シリーズのデータはないですが59.2%よりも優秀な可能性があります。

市場価値が下がりにくい理由。

一方で同サイトによると市場価値が落ちない理由として以下のようにコメントをしています。

グーグルの最新の携帯電話は、その魅力的なAI機能のために、より遅い速度で減価償却しているようです。

またPixel 8シリーズからアップデートサポート期間が最大7年に拡張されたことからも市場価値が下がりにくくなっているのかもしれません。少なくとも安売りして市場価値が落ちていると言われがちで自分もそうだと思っていました。

ただ実際のところはそんなことはなく安売りをしながらもちょっとずつ市場価値が高くなっています。これは市場によってメーカーのシェアが違うため動きが異なる可能性もあります。

とはいえアメリカでみれば今後もインパクトのあるセールを行った上で、シェアを拡大しつつもブランドロイヤリティが改善するようにビルド品質やAIなどを強化していくのが合理的なのかもしれません。

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