予約開始直後の状況でみると香港においては容量関係なくパープルが約1ヶ月待ちの状態になっています。一方で国内に関しては最上位構成が全色3ヶ月待ちとSonyの想定を大きく超える需要が発生していることに違いはないのかなと思います。
今回はXperia 1Ⅶの国内版を購入したので開封しつつ香港版約2週間使ってきたので短期レビューをまとめたいと思います。
開封。
一応開封をしていきたいと思いますが白を基調とした化粧箱で香港版と特段変わらないです。付属品はクイックスタート程度で本当に他社と比較すると何もないのでちょっと寂しいくらいです。
他社と比較すると電源アダプターをカットするのが遅かったのにいざカットしたら全部なくなったのはちょっとやりすぎにも感じてしまいます。また海外サイトによると電源アダプターは最新のPD対応のものであれば特段縛りなしとの話です。
スペックだと30Wだとされているので30W以上の電源アダプターがあれば十分だと思います。
ガラスフィルムを確認。
また香港版の開封の時も紹介させて頂きましたがガラスフィルムを改めて確認したいと思います。専用のガイド枠が同梱されているのでディスプレイ表面を綺麗にした上で本体にガイド枠を装着してガラスフィルムを合わせて装着するだけなので不器用な人でも簡単に出来ると思います。
一時期はAmazonで購入出来なかったみたいですが動画撮影時点で確認すると在庫は復活しています。
とりあえず品質がそこそで装着しやすいガラスフィルムが欲しい人にはめっちゃおすすめです。
WH-1000XM6を開封。
またXperia 1Ⅶと合わせて使いたいと思ったのでWH-1000XM6も購入したので開封すると付属品はシンプルで専用の収納ポーチに本体に説明書とXperiaと同様ちょっと寂しいです。
また収納ポーチの中に本体とUSB-Cケーブルと3.5mmジャックのケーブルが同梱しています。
ヘッドフォンは持ち運ぶ際に嵩張りやすいのが難点ですが収納ポーチが意外と薄くて助かります。
そして本体左側部分には電源ボタンとノイキャンのオン/オフが出来る物理ボタンを搭載しています。
一方で本体右側部分にはUSB-Cと充電する場合はここにケーブルを接続する感じになります。今回購入した理由としては動画編集用兼Xperiaで音楽を楽しむためと割とライトな感じです。
そして申し訳ないですが自分はオーディオの知識がないのでWH-1000XM6の詳細を知りたい人は自分より詳しい人が多数レビューを上げているのでそちらを参考にして頂けると助かります。
一方で軽く使った印象として自分は動画編集する際に有線でMac Studioに繋いで使っています。その上でWH-1000XM4と比較するとヘッドフォン本体の電源がオフの場合だと音量が小さく音質も劣化した印象を受け設定で変わるのかもしれませんが都度電源を入れないとちょっと厳しいです。
逆にWH-1000XM4は編集の時に電源を入れたことがなかったのでちょっと面倒になった感じです。
あとは自分の頭がデカすぎる問題がありますがWH-1000XM4と比較する耳部分のクッション性は改善したと思いますがそれでも全体的にはキツめの印象で長時間つけていると痛くなる感じです。
自分は本当に頭がデカいのでほとんどの人は気にする必要はないと思いますが一応注意は必要かなと思います。
Xperia 1Ⅶと合わせて使ってみた。
そしてXperia 1ⅦとXperia 1Ⅵで有線接続における音質の違いを確認してみました。今回試したのはYouTubeでコバソロさんの愛唄といつもディスプレイテストに使っている動画です。
あくまでも素人が聞いた印象になりますがXperia 1Ⅵと比較して音の奥行きが出た印象です。低音はよりはっきりした印象を受ける一方でボーカルの声が埋もれるわけでもなく瑞々しさが増したという印象で何曲かYouTubeで聴き比べした感じでは同様の印象を受けました。
自分は久しくWALKMANを購入していないため比較した際に音質がどの程度違うのか分かりません。
ただ自分にとってスマホでここまでの音質で楽しめるのであれば十分過ぎる印象を受けます。Xperia 1Ⅶは前モデル対比でBluetoothが強化された結果接続性は改善したとの話です。
とはいえ人が多い場所だと限界があると思うので音楽を安定して聴きたい場合は有線が一番です。その中で他のメーカーが絶対真似出来ない部分をさらに強化してきたのは大きな強みに感じます。
約2週間使って感じたこと。
次に香港版を購入してから短期間使った上で気になった部分について確認したいと思います。
Wi-Fiのもたつきが改善。
一つ目としてはWi-Fiの問題で手持ちのXperia 1Ⅵは不具合が発生していた可能性があります。Xで流れてくる動画を再生すると再生開始1秒くらいは音声が入らず音声と映像がずれる感じでした。
例えば大谷選手がホームランを打った映像が流れてきた時に確認するとバットをスイングした後に打球音が聞こえる感じとWi-Fiをきれば問題がないのですが個人的にはちょっとストレスでした。
一方でXperia 1Ⅶの手持ちの個体に関しては同様の現象が発生しておらず快適に使えます。本来であればこの状態が当たり前だと思いますがXperia 1Ⅵはアップデートを重ねても改善せず後継機種が出てしまったのでXperia 1Ⅶではストレスなく使えるようになったのはプラスです。
指紋認証のオプション削除。
次に2つ目として開封動画の時に触れさせて頂きましたが指紋認証のオプションの削除はマイナスです。今までのXperiaは指紋認証をする際に電源ボタンを押すというオプションがありましたがXperia 1Ⅶではどのような理由なのか不明ですが削除されたのでエラーするのがストレスです。
自分は今までそのオプションを使っていたので何気なく電源ボタンに触ってもエラーは起きませんでした。
ただこのオプションがなくなったことで電源ボタンに触れる度にエラーが発生するのでウザいです。従来だと一定回数エラーを重ねた場合30秒間指紋認証が使えなくなる仕様でしたがXperia 1Ⅶでこの制限は緩めになったみたいで今のところ指紋認証が一時的に使えなくなったことはないです。
Sonyとしては電源ボタンの故障を防ぐための措置なのか不明ですが個人的にはちょっと残念です。
データ移行がより簡単に。
そして3つ目として初期設定でGalaxyやPixelのようにQRコードでのペアリングが可能になりました。そのためケーブル要らずでデータ移行を完了させることが可能になったのは地味にポイントです。
一方で一部アプリがデータ移行後のXperia 1Ⅶで再ログインが不要になった印象を受けます。これはメーカーによってバラバラで同じメーカー同士の機種でデータ移行しても再ログインが必要な機種もあればある程度は再ログインしてくれている機種もあると本当機種によります。
少なくとも自分が使う範囲のアプリであれば今までよりは再ログインの手間が多少は省けた印象を受けます。
カメラUIの進化。
次に4つ目としてはカメラUIのカスタマイズ性で従来はテレマクロなどその他に格納されているモードは都度その他を一度経由する必要がありましたがXperia 1Ⅶではカスタマイズが可能になりました。
他社では割と当たり前に対応している機能なのでXperia 1Ⅶに特別感があるわけではないです。ただ自分がよく使うモードを好きに配置できるようになったのは地味にストレスが減る感じです。
あと余談ですがクイックパネルの中に前モデルと同様音声検索変換がありますが精度はイマイチです。正直Music Proをカットしてレコーダアプリと文字起こし機能に対応してくれた方がいいです。
スピーカーの進化。
そして6つ目は本体のスピーカーでとりあえず音量を70%に設定して再生してみました。前モデルの時はサラウンド感が強めというか本体正面以外で聞くと音がこもって聞こえる時もありました。
ただXperia 1Ⅶでは音のこもった感じがだいぶ軽減された上に音の輪郭がよりはっきりしました。そのため前モデルと比較してハードは一緒のはずなのに音質に関してはかなり改善しています。
ただ自分がよくやるゲームのBGMに合わせて音量を調節してXなどで動画を再生すると爆音になります。なのでアプリ同士での音量のバランスがイマイチに感じることがあるのはマイナスに感じます。
ポートレートまだ及第点には及ばず。
次に7つ目としてカメラ周りでオートフレーミング機能は今の自分の用途だと地味に合っています。例えば自分の子供がブランコに乗っている時に引いた動画とアップした動画を両方同時に撮れます。
これは他の機種でいうマルチアングル撮影に近いですがオートフレーミングの場合は指定した被写体をしっかりアップして撮影してくれるのでマルチアングル撮影より汎用性が高いと思います。
ただ超広角で撮影しても広角で撮影してもアップした動画はちょっと解像感が物足りない時もあります。なのでそろそろ8K撮影に対応してオートフレーミングを実質4Kで撮れるようにすれば印象が変わるのかなと思います。
一方でAIカメラワークに関しては子供を追いかけながら動画を撮ることがあまりないので使う頻度は冷静に考えるとあまりない感じで日常よりは旅行先など非日常で使う感じになるのかもしれません。
そして自分が最も気にしていた部分のポートレートに関してHDR対応したことで白飛びは抑制されました。
晴れた日に娘を撮影してみましたが以前のような白く抜けることはなくなりましたが黒がキツめの印象を受けます。
またざっくり試した感じだと前後の動きにはそれなりについていけますが左右の動きに弱いです。
例えばシーソーであれば3.5倍でも撮れないことはないですが子供が踊っている時だと1倍でも厳しいという感じで通常モードと比較して動体の撮影にはかなり弱いという印象を受けます。
また被写体との距離感がかなりシビアなことに加えフォーカス精度はかなり甘いという印象です。もちろん自分の撮り方が下手なだけの可能性もありますが被写体を変に切り取った感じになる時もあります。
また画角が異なりますがvivoと比較してみても雲泥の差という感じで個人的には物足りないです。ただ正直今までのXperiaのポートレートモードは個人的に論外に近かったのでXperia 1Ⅶでようやく使う気になったという感じでこれからちょっとずつ練習して精度を上げたいところです。
電池持ちと発熱。
最後に8つ目として電池持ちであくまでも自分の使い方だと前モデル対比で悪化しました。ただ自分の使い方だと日によってはスクリーンオンタイムで10時間ちかく持つ感じになります。
あくまでも前モデルが良すぎたという印象で感覚的には寝る前の電池残量か5~10%程度悪化した印象を受けます。まだバッテリーの最適化も終了していないため今後様子見が必要でバックグラウンドにおいてGoogle Play 開発者サービスが上位にきている時点で何か挙動がおかしいのでもっと改善するかもしれません。
発熱に関しては自分は負荷の高いゲームをやらないことからも発熱が気になるシーンは特にないです。それこそ有線イヤホンのテストをしている時に再生/停止を繰り返している時はちょい暖かめになったかなという程度です。
まだまだこのあたりは様子見が必要ですが電池持ちも発熱も自分の使い方では問題ないです。
純正ケースを確認。
最後に本体に合わせて純正ケースを購入したので確認すると化粧箱を白を基調としておりシンプルです。
付属品を確認すると説明書に加えスマホショルダーをつなげたりバンカーリング代わりになるストラップが付属しており意外と細かい配慮してくれているのは非常に嬉しいところです。
またケース単体で重さを計測したところ36gでガラスフィルム+ケース+本体だと243gです。
本体が前モデル対比で重くなったとはいえ200g以下だからこそアクセサリー込みでも軽めです。
また装着してみるとカメラ部分はフラットになるように配慮されており背面部分は本体の独自コーティングと同様にカメラ撮影時の不要な光の乱反射防止とざらざらの質感です。
また単純に指が滑りにくくなる効果もあるので片手操作をしている時に落としにくくなります。
さらにサイドフレーム部分はちょっと広めにあいていますが本体のスリットに触れるように設計されています。なので純正ケースであれば本体のデザインを活かしつつしっかり保護してくるのかなと思います。
ただケース自体に高級感とかは全くなく5000円オーバーはちょっと高いと感じるかもしれません。
まとめ
今回はXperia 1Ⅶの国内版を購入したので開封しつつ香港版の短期レビューをしてみました。もちろん不満がないわけではないですが特にディスプレイとオーディオは満足度が高いです。
また自分はソフトにそこまで拘りがないのでXperiaのシンプルなUIでも特段問題ないです。それこそWi-FiのオプションだけGalaxyのように従来のUIに変更してくれれば問題なしです。
ようやく国内版が手元に届いたので通信関連含めて今後じっくり確認していきたいと思います。