なんだかんだ売れている。Googleは2024年第4四半期に国内シェア2位に復活

Googleの発表によると2024年第3四半期においてPixel 9シリーズに強いニーズが発生していることを明らかにしています。ちなみに市場調査会社の統計からも前年対比で20%近くの成長とされていますが、前年同期に最新機種が発表されていないことを考えると当たり前なのかもしれません。

今回KANTARが2024年第4四半期においてアメリカと日本におけるGoogle Pixelの販売に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

アメリカにおける売り上げ。

まず2024年第4四半期におけるアメリカ/機種別ランキングをみると以下のようになります。

機種名
1位 iPhone 16 Pro Max
2位 iPhone 16
3位 iPhone 16 Pro
4位 iPhone 15
5位 iPhone 14

アメリカ市場においてiPhoneのシェアは54%と圧倒的でiPhone 16シリーズは第4四半期の売り上げの20%を占めるなど新製品がしっかり売れているとの話です。

一方でアメリカ市場においてPixelのシェアは3%前後となっていますが、今回の情報によるとMotoとGoogleは堅調にシェアを拡大。そしてGoogle PixelシリーズにおいてPixel 9 Proが最も売れた機種だったとしています。

2024年第3四半期においてPixelの中でPixel 9 Pro XLが最も売れていたことが明らかになっています。ただやはり小型モデルの方が人気が高いのかPixel 9 Proの方がその後も堅調に売れたと判断することが出来ます。

日本での動向。

一方で日本においてMoto/Samsung/Googleが売上を拡大したことでAndroidの売上が大幅に増加したとしています。またGoogleに関してはSHARPを抜かしてAndroidメーカーの中ではトップブランドになったとしています。

つまり2024年第4四半期においてGoogleは国内シェア2位に返り咲いたと判断することができ、SHARPに関しては「AQUOS R9 pro」が新製品として発売されましたが、流石に逃げ切ることは出来なかったことになります。

またPixelのシェアが拡大した理由として「Google Pixel 8a」の存在だとしており、アメリカではフラッグシップの上位モデルがしっかりと売れている状況の中で国内では廉価モデルがしっかり売れていることになります。

為替の影響や賃金の問題からも国内では安いモデルの方がやはり売れやすいのかもしれません。逆に言うとPixel 9シリーズがシェア拡大にそこまで貢献していない可能性があるのかもしれません。

何より今回の動向をみると日本とアメリカでは同じPixelであっても真逆です。ただアメリカではPixel 9シリーズを積極的に割引していたことの影響も大きい可能性があり、国内でPixel 9 Proは発売以降まともに値引きされていません。

何よりメーカーにとってフラッグシップモデルがどれだけ売れるかが利益を確保する上で重要です。なのでGoogleが日本に対して厳しい態度に変わらないか非常に心配です。

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