事前情報からもGoogleはPixel 10シリーズを今年の夏頃に正式発表する可能性があります。おそらくGoogleは「Pixel 10」シリーズ」で最大化するためにAndroid16の前倒しやGoogle Tensor G5の開発を調整していると思います。
今回Google Pixel 10シリーズが神機種になるために絶対的に必要な2つのことについて主観的にまとめたいと思います。
ビルド品質の改善。
GoogleはPixel 9シリーズでSamsungのM14や超音波式画面内指紋センサーの搭載など、長年問題視されてきたディスプレイの暗さや指紋認証の使い勝手の悪さを一気に改善してきた印象を受けます。
少なくとも他社と比較しても見劣りしないスペックになってきた印象を受けますが、大きな問題となっているのが「品質」です。歴代Pixelでみても純正ワイヤレス充電スタンドで充電するバッテリーが膨張したり、Pixel 5は接着剤に不備があったのかディスプレイが浮いてくる不具合が発生。
さらにPixel 7に関してはカメラ部分が勝手に破損したり、Pixel 7 Proは音量ボタンなど物理ボタンがはずれる不具合。Pixel 8シリーズは目立った不具合報告はありませんでしたが、Pixel 9 Proに関してはカメラフレームが徐々に浮いてくる個体が発生しています。
そもそも不具合が発生している個体は限定的とはいえ、ユーザーの数を考えると他社と比較して「品質」に関連する不具合が多い印象を受けます。なのでどうしてもGalaxyやiPhoneと比較すると品質が劣っている印象になってしまいます。
そもそもビルド品質の原因として製造上の問題なのか。それとも採用しているコンポーネントなどが悪いのか不明です。何より他社と比較して価格差がほぼなくなったことからも、ビルド品質を改善して悪いイメージを払拭する必要があるのかなと思います。
私の9 pro XLは、押すと背面がきしむ音がします。私はそれについてGoogleに連絡し、彼らはそれが完全に正常であると言いました。私はより良いビルド品質を期待していました。15年間のiPhoneから来て、私はかなり狼狽しました。
結局Redditなどを見てもiPhoneと比較して品質が劣ることを実感しているユーザーが地味に多いです。
安定性の改善。
また世界でトップクラスのシェアを誇るAppleやSamsungのフラッグシップモデルを見ると分かりやすいですが、「進化」よりも「使いやすさ」を重要視しているユーザーが圧倒的に多いことになります。
中華メーカー含めて「Ultra」の中では目立ったハードの特徴がないGalaxyですが、それでも中華のUltraよりも圧倒的に売れています。なので最強クラスのカメラとかはあくまでもニッチなニーズで、多くのユーザーは使いやすさを重要視していることになります。
もちろんユーザーによって使いやすいと感じるポイントが違うと思いますが、ユーザビリティが高いという面でみると安定性とソフトなのかなと思います。少なくともAppleもSamsungもソフト関連の技術力が高いです。
ここに対してGoogleがすぐに追いつけるかと言えば個人的には無理なのかなと思います。一方で安定性の部分に関しては少しでも早く改善する必要があります。
少なくともGoogleも安定性の改善にフォーカスしているみたいで、Google Pixel 10シリーズでは電池持ちの改善が中心になると思います。正直個人的にはトップクラスの電池持ちを実現する必要はないです。
Google Tensorに移行してから、発熱がしやすく電池持ちも悪ければベンチマークも低いと、どうしても他社のSoCと比較して見劣りします。少なくともGoogleの方向性からもベンチマークにフォーカスしてくることはないと思いますが電池持ちは非常に重要です。
GSM Arenaが公開しているバッテリーテストにおいてPixel 10シリーズが15時間前後まで改善するのであれば他社に見劣りすることはなくなります。何よりユーザビリティを改善することはブランドロイヤリティの改善につながるので迅速に対処する必要があります。
何より現状だとカメラやスピーカーなどを改善するよりもハード関連の不具合が減らすことに加え安定性を改善することができればPixel 10シリーズでPixelのイメージは大きく変わるのかなと思います。