事前情報からもGoogleは3月19日にGoogle Pixel 9aの予約を開始すると予測されています。あくまでも現時点での情報でみると他に目ぼしい新製品のリークがないことからもPixel 9aをイベントなしでプレスのみで正式発表して同時に予約を開始するのかなと思います。
何より個人的にはGoogle Pixel 9aへの期待値がかなり高いです。今回はPixel 9aの完成度がPixel 10シリーズの完成度に影響を及ぼす可能性があると思うので主観的にまとめたいと思います。
バッテリー容量と最適化。
まず一つ目としてPixel 9aはGoogle Tensor G4を搭載しながらも電池持ちをどこまで改善させることが出来るかが重要になります。事前情報通りであればPixel 9aはPixel史上最大となる5100mAhのバッテリーを搭載するとの話です。
なのでGoogleがGoogle Tensor G4の最適化を十分に行うことが出来ればPixel 9シリーズで最も優れた電池持ちを実現する可能性があります。逆に最適化が不十分であればバッテリー容量の割には電池持ちがあまり良くないということになるかもしれません。
個人的には「最適化」が非常に重要だと思っており、Pixel 10シリーズが搭載するGoogle Tensor G5はTSMC製に切り替わることに加え3nmプロセスノードの採用など、SoCとしての品質は大幅に改善する可能性があります。
そこに「十分な最適化」を追加することが出来ればPixel 10シリーズの電池持ちは今までと比にならない電池持ちを実現するかもしれません。だからこそPixel 9aでGoogleはどこまで電池持ちを改善できるかが非常に重要になってきます。
リークによるとGoogleはユーザビリティを改善するために電池持ちの改善にフォーカスしているとの話です。何よりSamsung製のGoogle Tensorを採用するのはPixel 9aが最後の機種である可能性があり集大成とも言える状況です。
やはりTSMC製に切り替わることでリセットされる部分もある可能性があるからこそ、集大成としてどれだけの安定性を実現出来るかが重要で、安定性を大幅改善できればPixel 10シリーズは化ける可能性があります。
通信関連の安定性。
また事前情報通りであればPixel 9aはPixel 9シリーズと異なりExynos5300を統合している可能性があるとの予測です。おそらくですがコストカットの側面が強くPixel 9シリーズのように衛星通信に対応させる必要はないと判断したのかもしれません。
何よりRedditなどを見るとExynos5400を統合したPixel 9シリーズは通信関連の不具合は歴代と比較すれば減った印象を受けます。一方でPixel 8シリーズなどExynos5300を統合している機種では地味に不具合報告があります。
さらに不具合報告を見ていると月例のセキュリティアップデートではなくGoogle Play Serviceのアップデートなどで不具合が発生しているように見え、もちろん5Gモデム自体の品質もあるかもしれませんが、それ以上にソフトの問題もかなり大きいのかなと思います。
Pixel 10シリーズではMediaTek製のT800に刷新されると予測されています。ただQualcomm製を選択しなかったことを考えると品質よりコストカットを優先したという印象でSamsung製よりはまだマシという感じなのかもしれません。
何よりMediaTek製に切り替えればハードの部分では安心できるかもしれませんが、ソフトをやらかすと今まで以上に悪化する可能性があります。実際に海外サイトが指摘している通りPixelの通信関連の不具合はハードがどこまで原因なのか不明。
ただソフトの要素も増えているのであればPixel 9aはGoogleのソフト力がかなり試されることになります。そしてPixel 9aで安定させることが出来ればPixel 10シリーズではより通信関連が安定するかもしれません。