今年の3月頃からはPixel 9aや次期iPhone SEの登場で国内市場も活気付く可能性があります。また例年通りであれば5月頃までに数多くの新製品が登場する可能性がある一方で契約などのタイミングからそこまでは待つのがちょっと厳しいと感じるユーザーもそれなりにいると思います。
今回はGoogle Pixel 9 Proなど今機種変更するならおすすめの機種を主観的にランキングしてみたいと思います。
Galaxy S24
まず第5位としてキャリアがdocomoに限定されますがGalaxy S24が安くておすすめです。事前情報通りであれば1月下旬にGalaxy S25シリーズが正式発表されまもなく型落ちになります。
おそらくdocomoも型落ちになる前に在庫整理をしたいからこそ安売りをしている可能性があります。何より型落ちになったとしてもハイエンドコンパクトモデルが好きな人におすすめしやすいです。
現状だと縦幅が150mm以下といわゆるコンパクトモデルの条件を満たしている機種は限定的です。その中でGalaxy S24は貴重な選択肢となっており10万円以下であれば十分に魅力的です。
あくまでも安さの恩恵を最大限受けたいのであれば2年後に返却するプログラムを利用すべきです。ただ一括価格が10万円以下と安いのでプログラムを利用せずに購入するのは全然ありだと思います。
何よりコンパクトな筐体サイズでありながらもパフォーマンスは安定している印象を受けます。
海外サイトを参考にするとディスプレイ輝度は自動調節で1401nitsで歴代Galaxyと同様にスペック以上に明るいディスプレイでありながら120Hz表示に対応と十分に快適な動作性です。
またGalaxyの特徴として豊富なカスタマイズ性ですがデメリットとしてUI自体が重いのかミドルレンジだと動作性にもたつきを感じることがありますがGalaxy S24に関しては問題がないです。
またバッテリー容量は4000mAhとフラッグシップのAndroidと考えるとスペックは弱いですが海外サイトのバッテリーテストを参考にすると12時間6分なのでスペックの割には悪くないです。
もちろんスコアで見れば電池持ちは良いとは思えませんがバッテリー容量に対してSamsungは最適化にかなり注力したのかハイエンドコンパクトモデルであれば妥当な電池持ちという印象です。
また中華系がminiなどコンパクトモデルを出してきている中でコストカットのためか光学式の画面内指紋センサーを採用する中でGalaxy S24は当たり前のように超音波式を採用しています。
現状だとコンパクトモデル+超音波式画面内指紋センサーを搭載している機種は超限定的です。
メインカメラセンサーは1/1.56インチのGN3で卒なく撮れるカメラですが望遠は弱めなのがちょっと残念です。とはいえコンパクトモデルにそこまでのスペックを求めるわけにはいかないので丁度いいくらいです。
現時点での情報だとGalaxy S25は筐体サイズがほとんど一緒で詳細が不明なのはカメラくらいです。
RAMが12GBにSnapdragon 8 Eliteの搭載と全体的にパフォーマンスが底上げされますがバッテリー容量や充電速度に変化はほぼないと言われておりカメラが劇的に進化しない限りはGalaxy S24でも十分に感じるユーザーが多い印象でGalaxy AIに関しても今度OneUI7.0やOneUI7.1のタイミングである程度最新機種と同様の機能に対応する可能性があるので心配はないです。
定価でみればGalaxy S24 FEが有力ですがキャリアモデルでも問題ないと思うユーザーはGalaxyの魅力を知るにはベストな一台でとりあえずOneUIの良さを試してほしいところです。
Xperia 1Ⅵ
次に第4位はXperia 1Ⅵで歴代Xperiaの中でも最も安定した完成度の高い端末だと思います。2019年から始まった現行シリーズですがニッチなニーズに応えるために専門的な進化を遂げてきました。
そのため他社との差別化に成功しましたがスマホとしての使いやすさは進化しきれなかった印象を受けます。ただXperia 1Ⅵでは長年の課題だった発熱を大幅に改善した上で電池持ちを優先的に改善した印象です。
今のフラグシップ向けのSoCはゲームをやるユーザーにとってもオーバースペックになり気味です。そのためかSonyはゲームが快適にできるパフォーマンスを維持しつつもSoCの力を最大限発揮できるようにするのではなくあえて制御することで余裕を持たせた状態です。
最適化を優先したという感じで余裕があるからこそ消費電力も抑制しやすい結果発熱も抑制されています。さらに電池持ちはバッテリー容量が前モデルと同じでありながらも劇的な改善を遂げておりフラッグシップモデルの中ではトップクラスでiPhone 16 Pro Maxよりも優秀と驚異的です。
またいまだに根強いニーズがあるイヤホンジャックやSDカードスロットも継続採用しています。かなり日本市場を意識したスペックという感じで言ってしまえば昔からXperiaを使ってきた中高年の男性にとって使いやすいように仕上げてきたのかなという印象を受けます。
何より電池持ちが良く安定したXperiaが欲しいと思うユーザーにとっておすすめです。また一部噂によると今年の5月頃に正式発表が予測されている後継機種は一般化が進むとの話です。
実際に発表されないと分からない部分ではありますが単純に一般化が進むと進化は鈍化しやすいです。結局RAMが強化されたとしてもSoCがSnapdragon 8 Eliteに進化しても基礎的な使い勝手の部分での進化は感じにくく近年のiPhoneやGalaxyにあまり進化を感じられないのも同様の理由かなと思います。
ましてフラッグシップモデルをコストを抑制するためにデザインの変更も最低限なので感じにくいと思います。
一方でXperia 1Ⅵでみるとカメラに関しては十分に一般化しきれていない印象を受けます。一般化するのであればカメラソフトをもっと強化した上で分かりやすく加工された方がいいです。
また望遠に関しては撮影する際に臨場感を強化するためとしていますが単純にズーム性能でみると弱いという印象でさらに白飛びもしやすければノイズも多く低照度になると残念という感じです。
従来はマニュアル撮影が主軸のためだったためまだ分かりますが現状だとオートで簡単に撮れることが優先で一般化したことで現状バランスの悪い部分を後継機種でどう仕上げてくるかです。
何より推測通り進化が今後鈍化するのであればXperia 1Ⅵはかなり魅力的な選択肢だと思います。
Pixel 9 Pro
そして第3位としてPixel 9 Proですが個人的にはPixel 9 Pro XLの方が好きという感じです。ただ多くのユーザーにとって大型モデルよりは小型モデルの方が好ましく少しでも安い方がいいと思います。
そう考えるとPixel 9 Proの方がおすすめしやすい印象でPixel 9 Pro XLの良さを小さな筐体に上手くはめこんだ機種という感じで電池持ちはシリーズの中で最も安定しています。
ただベイパーチャンバーを搭載しているとはいえ筐体サイズが小さい分排熱はやはり苦手です。そのため発熱はシリーズの中ではしやすいですがPixel 9シリーズ自体がかなり抑制されています。
ベンチマークスコア=動作性と考えている人が多いですがPixel 9シリーズはGoogleがGoogle Tensor G4を開発する際にアプリの応答速度やウェブパフォーマンスをより最適化しています。
その結果前モデルまであったスクロールする際のカクツキなどが大幅に改善にされています。また従来はサクサク寄りでしたがPixel 9シリーズはiPhoneに及ばないものの十分に滑らかになっています。
逆にこれだけチューニングで印象が変わるんだとベンチマークが全てじゃないと実感できます。一方でゲーム性能に関して海外サイトのテスト結果を見ても本当に最適化されていない印象です。
むしろ電力効率だけでみるとPixel 6シリーズの時の方が優秀なくらい後回しになっています。なのでゲームをしっかりやりたい人には向かないですがカメラは相変わらず汎用性が高く便利です。
低照度における白飛びやフレアはいい加減改善してほしいですが高照度の環境になると動体の撮影に強い上でポートレートモードもフォーカス精度が優秀で被写体に寄って撮影できます。
また動画性能はいまだにiPhoneが一番と思われがちですが動画ブーストを使うと別次元です。
AIを使って編集すれば当たり前と思うかもしれませんがiPhone含めて他の機種では出来ないです。またユーザーがやるのは動画ブーストのオプションをオンにして撮影してバックアップするだけです。
あとは動画の尺によりますが数時間後に編集後の動画がGoogle Photoにバックアップされます。最大でも10分と制限がありますが動画性能に拘りと思うユーザーにとっては魅力的だと思います。
またPixel 9 Proは発売されてからGoogle Storeで叩き売りは今のところないです。そのため中古市場でみるとPixel 9 Pro XLより市場価値が高いと逆転現象が発生しています。
最大7年のアップデートサポート期間に加え毎月1回は最低でもアップデートがあるのは魅力です。ゲームよりはカメラに拘りがありコンパクトな機種が欲しい人には分かりやすい機種になります。
Xiaomi 14 Ultra
第2位としてカメラに拘りを持っているユーザーであればXiaomi 14 Ultraがおすすめです。Xiaomiもとりあえず様子見で出した可能性があるのでローカライズは不十分かなと思います。
そのため特にdocomoユーザーにとってはバンドが不十分でおサイフケータイにも非対応です。
ただ個人的にはおサイフケータイに非対応だからといってカメラに拘るユーザーが諦めるのは勿体無いという感じでカメラキットを売って2万円くらいでおサイフケータイに対応したエントリーモデルを購入した方が結果満足度が高いのではないのかなと思っちゃうくらいです。
ライバル機種としてAQUOS R9 proがありますが正直カメラソフトに雲泥の差があります。よくAQUOSはアップデートで今後改善するとの話もありますがカメラ目的で買った機種が使いたい時に満足に使えないのであれば意味がない感じでXiaomi 14 Ultraの方が使いやすいです。
ざっくり言ってしまえばスマホにしろカメラにしろXiaomi 14 Ultraの方が分かりやすいです。ライカと共同開発していることもありライカっぽい写真を撮れるのが大きな特徴になります。
ただ黒をより強く表現するライカの色味は好みが出るためサンプルはしっかり見た方がいいです。メインカメラセンサーは1インチと大型で可変絞り機能がついた貴重な機種という印象を受けます。
スナップ写真を撮るというよりは作品を撮るのに向いているカメラで動体の撮影よりは風景など日常を作品として切り取りたいと思っているユーザーにとっては分かりやすいカメラです。
ただ気になる部分として手ブレが発生しやすいことで写真撮影をする時は意識した方がいいです。
またスペックの割にズーム性能はそこまで強くないのでハードを鵜呑みにしない方がいいです。とはいえ国内で発売されている機種の中で面白い写真が撮れることに違いはないと思います。
スマホとしてみた場合絶対的に物足りない部分は電池持ちでハードユーザーには物足りないです。噂通りであれば2月下旬に後継機種が発表される可能性がありズーム性能が大幅強化の可能性があります。
一方でスペックを考えると価格を維持するのは難しいかなと思っており国内で発売する際にローカライズを強化するのであれば20万円を超えてくると思うので試してみたいユーザーには現行モデルがおすすめでカメラをガチで強化した国内では数少ない機種の一つだと思います。
Oppo Find X8
最後に1位として自分も完全に想定外なのですがOppo Find X8でかなり使いやすいです。正直Oppo Find X8シリーズが国内で展開される際にOppo Find X8 Proがないのは残念でした。
ただ実際にOppo Find X8を使ってみるとスマホとして想定以上に安定して使いやすいです。何よりiOSデバイスと専用アプリが必要とはいえデータ共有できるのが地味に便利という印象を受けます。
さらにディスプレイ輝度はHDR表示で最大1600nitsとなっている割にはかなり明るく感じます。また6.6インチのディスプレイを搭載した機種にして本体の厚みが8mm以下で重さも200g以下とぱっと見がでかいからこそギャップでかなり軽く感じた上で取り回しも優秀に感じます。
またDimeisty9400を搭載しているためパフォーマンスは十分に加えベンチマークでも大して発熱しないです。何よりパフォーマンスの持続性が非常に優秀な上に最適化を強化したのか電池持ちはかなり安定しています。
流石にOppo Find X8 Proには及びませんが安定性は抜群の機種なのかなと思います。またメインカメラセンサーはIMX700と決して大型センサーとは言えませんが卒なく撮れます。
さらにマスターモードにすることでちょっと雰囲気のある写真を撮りたい時に重宝する感じです。
また望遠にLYT-600をペリスコープで搭載しているため無印の割にはズーム性能が優秀です。少なくとも国内で発売されている他社のProモデルにも引けを取らず気になるのは最短撮影距離です。
ちなみにセンサーの構成は違えどOppo Find X8 Proとめちゃくちゃ差があるわけではないです。なのでカメラの完成度が想定以上に高い感じで価格もAmazonでみれば12万円ちょいで購入が可能です。
家電量販店で見ればポイントで10%の還元があるので12万円程度で購入することが可能です。ローカライズが不十分なのがデメリットですがローカライズが完璧な機種でもスマホとしてここまで卒なく使える機種はそこまでいない印象で10万円ちょいで買える機種の中では魅力的です。
これでローカライズして15万円を仮に超えていたなら個人的には今のままの方が良かったと思います。
まとめ。
今回は今購入するならどの機種がおすすめなのか主観的にランキングをまとめてみました。正直Oppoの使いやすさは個人的に想定外でOppo Find X8 Proになるともっとやばい感じです。
あくまでも今回は国内で販売されている機種でまとめてみましたが良機種が地味に多いです。ただ面白さというのを求めるのであれば海外スマホが入ってくるのかなと思います。