以前よりXperia 5シリーズはXperia 1シリーズと差別化するためにも搭載SoCは「ミドルレンジモデル向け」を搭載するべきだとの意見があります。Xperia 5Ⅴで見てもインフレの影響などから14万円弱とフラッグシップモデルの無印の中ではちょっと高い。
だからこそXperia 5シリーズの価格は少しでも抑えるべきだとの声もわかります。今回Xperia 5Ⅵでは本当に価格を抑制してくる可能性がありますが本当にユーザーが購入するのか主観的にまとめたいと思います。
SHARPを見ると分かりやすい。
SHARPと比較するとSonyの方がグローバル市場における展開地域は圧倒的に多いですが、両メーカーとも主要地域は日本であることに違いがありません。そしてSHARPをみると分かりやすいと思うのが搭載SoCです。
AQUOS R9 proはカメラは大幅底上げした影響もあると思いますが「Snapdragon 8s Gen 3」を搭載しています。SHARPによるとSnapdragon 8 Gen 3を搭載しなかった理由は同程度の画像処理に加え電力効率が優れているからだとしています。
ただSnapdragon 8 Eliteが正式発表された後に登場した機種であることを考えると搭載SoCが物足りないと感じるユーザーもいると思います。おそらくですがSnapdragon 8 Gen 3を搭載しなかった理由は「コストカット」なのかなと思います。
逆に言えばSnapdragon 8 Gen 3やSnapdragon 8 Eliteを搭載していれば20万円を超える可能性はかなり高かったのかなと思います。また今年の上半期に正式発表されたAQUOS R9もフラッグシップでありながらミドルレンジモデル向けのSoCを搭載しています。
つまりSHARPですらSoCのランクを下げないと価格を抑制することが難しく、AQUOS R9に関しては結局10万円オーバーと決して安くはないです。
Xperia 5シリーズも同じ路線に?
一部情報によるとXperia 5シリーズの開発は中国企業に委託されたと言われています。仮に委託されたとしてSonyがどこまで関与しているのか不明ですが、中国企業であることを考えると「コスパ」重視のスペックになる可能性があります。
なのでユーザーが分かりやすく気にする部分ではしっかりスペックを強化してきて、逆に使ってみないと分からない部分やユーザーがあまり気にしない部分では露骨にコストカットしてくる可能性。
例えば中華スマホでコスパがいいと言われるミドルレンジは電池持ちが壊滅的なことが多いです。なので仮にXperia 5Ⅵでもコスパを意識しているので、今まで以上に癖が強く実際に使ってみないと良い機種なのかどうか判断するのが難しくなる可能性も。
またそこまでしても価格はそこまで下がるとは期待出来ないです。仮に命名規則が継続した上でXperia 10シリーズはSonyが開発していることを考えるとXperia 10シリーズよりは高くなる。
つまり10万円以上になる可能性はあるかなと思います。自分のチャンネルを見ていると、日本メーカーの機種だから好きで買っているという人の割合が多く、仮にXperia 5Ⅵで中国企業が開発して無理に本体価格を抑制してきたとしても本当に売れるのか疑問です。
おそらくですが以前から搭載SoCを変えて本体価格を下げるべきだと声を上げていた人たちの求めていた着地点ではないのかなと思います。何より中途半端なスペックになって中途半端に高いということにならないことに期待です。