電池もは良いけど発熱はダメ。Pixel 9 Proの各種テスト結果公開

一部ユーザーにとって待望となる小型のProモデルである「Google Pixel 9 Pro」が先日より発売。米Google Storeに予約時ではかなり在庫が不安定になるなど注目度は高かった印象を受けます。

一方で小型モデルで気になるのは「安定性」の部分だと思います。今回GSM ArenaGoogle Pixel 9 Proの各種テスト結果を発表していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

充電速度テストの結果が公開。

まず先日同サイトが公開したバッテリーテストの結果をおさらいしておくと以下のようになります。

バッテリーテスト バッテリー容量 スコア
Pixel 9 Pro Fold(サブ) 4650mAh 13時間15分
Pixel 9 Pro 4700mAh 13時間11分
Pixel 9 4700mAh 13時間5分
Pixel 9 Pro XL 5060mAh 12時間32分
Pixel 9 Pro Fold(メイン) 4650mAh 11時間54分

少なくともPixel 9シリーズの中で電池持ちは最も安定している感じで他社の小型モデルと比較しても安定している印象です。あとは今後公開される「iPhone 16 Pro」のスコアがどんな感じになるかだと思います。

充電速度 充電開始30分 フル充電に要した時間
Galaxy S24 59% 75分
Pixel 9 Pro XL 67% 78分
Pixel 9 Pro 56% 84分
Pixel 9 55% 85分
iPhone 15 Pro 57% 93分
Pixel 9 Pro Fold 46% 96分

ライバル機種と比較する僅かに遅いという感じで、バッテリー容量に充電速度とスペックが一緒のPixel 9とはほぼ一緒です。ただPixel Stand 2を利用した場合はPixel 9 Proが最大21Wに対応しているので15WのPixel 9よりは速いと思います。

ディスプレイテストの結果も判明。

またディスプレイテストの結果も公開しているので以下のようになります。

サブディスプレイ 手動調節 自動調節
Pixel 9 Pro XL 1333nits 2365nits
Pixel 9 Pro 1298nits 2331nits
Pixel 9 1245nits 2232nits
Pixel 9 Pro Fold 1279nits 2199nits
iPhone 15 Pro 845nits 1786nits
Galaxy S24 785nits 1401nits

何よりGoogle Pixel 9シリーズは最新機種ということもあるかもしれませんがディスプレイがかなり明るめの印象。少なくともGalaxy S24と比較するかなり明るめで、iPhoneに関してはiPhone 16シリーズのディスプレイテスト結果待ちという感じです。

ただiPhone 16シリーズはスペック上で見れば前モデルから進化がないためPixel 9シリーズより優秀なテスト結果を残す可能性は低いのかなと思います。

発熱に対する評価は厳しめ。

また小型モデルは発熱しやすい傾向にありますが同サイトは以下のようにコメントしています。

残念ながら、Pixel 9 Pro の熱性能もかなりひどいです。Tensor G4 チップはかなりの熱を放出しているようで、それがすぐにスマートフォンの冷却能力を飽和させ、激しい熱スロットリングを引き起こします。これは、持続的なストレス負荷がかかるとすぐに発生し、スマートフォンのパフォーマンスは著しく低下します。

一方でまだマシな部分としてはスロットルダウンをかけた後に無理にパフォーマンスをあげようとしないため変に不安定になったり発熱が悪化するという感じではないこと。

Google Tensor G4だからということもあるのか不明ですがパフォーマンスの持続性はイマイチでシリーズの中でも最も不安定に感じます。ただ本体表面が不快に感じる温度にならないのは救いなのかもしれません。

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