Pixel 9シリーズの予約開始に伴い始まった「予約/購入特典」を上手く利用することで実質負担金をかなり抑制することが可能です。このことからも歴代Pixelユーザーであれば実質負担金を抑制しつつ買い替えが可能ですが他社ユーザーからすれば「高い」との声が多いです。
ただGoogleが自社のユーザーを他社より優遇するのは当たり前で以前のように全員にとって安くする必要もないと思います。一方で米Google StoreにおいてPixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldの在庫状況が壊滅的という感じです。
今回Phone ArenaによるとGoogleがPixel 9シリーズで成功した理由について言及しているので簡単にまとめたいと思います。
小型モデルのニーズは高い。
少なくともアメリカにおいてGoogle Pixel 9 Proの在庫状況は壊滅的となっておりGoogleの想定を超える大きな需要が発生していると判断することが出来ます。ただこれは新たに追加された新機種に興味があるユーザーが多いのか。
それともハイエンドコンパクトモデルが欲しいと思っていたユーザーが多いのか定かではありません。ただPixel 9より価格が高いPixel 9 Proにニーズが集中をしていることを考えると「ハイエンドコンパクト」モデルのニーズが高かった可能性が高いのかもしれません。
少なくとも同サイトによると「片手操作がしやすく使いやすい機種」を求めているユーザーが多いとしています。また改めて他社を確認すると「小型のPro」を用意しているのはAppleくらいでGalaxyで見れば小型モデルが欲しいとなった時にスペックを妥協する必要があります。
何よりAndroidでみると「小型のPro」モデルという存在がほとんどないからこそPixel 9 Proの注目度が高いのかもしれません。
小型モデルのメリット。
個人的にはもっと差別化してほしかったと思うくらいですがPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLのスペックは筐体サイズの違いから発生するディスプレイサイズやバッテリー容量など一部スペック以外は基本一緒となっています。
なので単純に好きなサイズで選ぶことが可能となっておりユーザーにとっても分かりやすいです。その上で同サイトによると「コンパクトモデル」のメリットの一つとして電池持ちが優秀な可能性があること。
少なくともディスプレイ輝度やリフレッシュレートなどは共通化されていることからもPixel 9 Pro XLの方がディスプレイサイズが大きい分消費電力も増えます。その結果Pixel 9 Proの方が電池持ちがいい可能性があります。
ただ注意点としてGalaxy S24などコンパクトモデルの表示解像度はFHD+のことが多い。一方でPixel 9 Proは2Kに対応などPixel 9 Pro XLより電池持ちが優秀な可能性がありますが他社と比較してどの程度の電池持ちを実現しているのかは現時点では判断出来ません。
そして2つ目のメリットとしてアクセサリーのコストが安いことです。ケースはもちろんガラスフィルム一つとってもPixel 9 Pro XLよりPixel 9 Proの方がアクセサリーの価格は安いです。
少なくともGoogleによると9割のユーザーは何かしらのアクセサリーを使うとしていることからも多くのユーザーにとってニーズがある一方でコストを抑えたいと思うユーザーもかなり多いと思います。
少なくともPixel 9 Pro XLと比較すれば本体価格が$100安いことに加えアクセサリーにおける価格差まで考慮していけば物によりますが$150近くの差が発生してもおかしくない感じです。
何より同サイトは以下のようにまとめています。
Pixel 9 ProがXLに勝利した場合、より大きな方が常に優れているという考えに挑戦する可能性があることも注目に値します。フラッグシップフォンがしばしば巨大な画面によって定義される世界では、Proは、時には素晴らしいものを小さなパッケージに詰め込むことができることを実証しています。これは、メーカーが単に画面サイズを大きくするのではなく、より小さなフットプリント内で機能と機能を最適化することに集中することを奨励する可能性があります。
国内でみると「15万9900円」という価格がネックになると思いますが今後登場するiPhone 16 Proといい勝負になる可能性があります。Zenfone 10やiPhone 13 miniなどかなり小さいモデルのニーズはなくても6.1インチから6.3インチ前後のモデルのニーズは高い。
さらにスマホに求めることが増えている中でGoogleが新たにハイエンドコンパクトモデルを追加したことでPixel 9シリーズの注目度が上がっているのかもしれません。