先日にGoogleはイギリスにおいてファン向けのオフラインイベントを6月27日に開催することを明らかにしておりこのイベントでは未発表となる次期Pixelに触れることが可能だとしています。
つまり選ばれたファンのみが正式発表前にPixel 10シリーズを触ることが可能なイベントと非常に貴重な機会だと思います。今回Android HeadlinesがGoogle Pixel 10シリーズのカラバリや発表日に言及しているのでまとめたいと思います。
発表日と発売日。
少なくともイギリスでのオフラインイベントが6月下旬に開催されることからもPixel 10は例年より前倒しで正式発表されるとの予測もありましたがこの手のイベントは正式発表前の約6週間前に開催されることが多いことから昨年と同じく8月中旬になるとの予測もありました。
そして今回の情報によるとGoogleはPixel 10シリーズを8月20日に正式発表と予測しています。ちなみに昨年は8月13日だったので今年は前倒しどころか1週間ずれる可能性があることになります。
また発売日に関しては8月28日としており正式発表日から1週間ちょいという感じになります。ちなみに昨年は8月22日だったので今年は発表から発売までのタイムラグが改善しているとはいえ発表日自体が後ろにずれこんだ影響で発売日も昨年より約1週間ずれこむ形になります。
現時点で情報はありませんが仮に現行モデルと同じく発売日が2回に分かれるのであれば後で発売される機種に関しては間違いないなく9月に入ってからになるのでちょっと遅く感じる可能性があります。
ちなみに現行シリーズでみるとPixel 9 Proは当初の予定から急遽変更されたとの話です。詳細な理由は分かっていませんが結果的にはPixel 9 Pro Foldと同日に発売になった感じになります。
逆に考えるとPixel 9 Pro Foldは当初から他の3モデルより発売日自体が遅かった可能性があります。つまりPixel 10 Pro Foldに関してもは発売日が1機種だけ9月になる可能性があると思います。
Googleとしても非常に難しいところで他社で見ても折畳式機種とストレートタイプでは発表時期を分けており同じタイミングで発表/発売にすると折畳式機種が埋もれてしまう可能性があります。
もともと正式発表日は8月13日で発売日は8月20日との予測でしたが情報源が修正されたばかりです。なのでこの感じだと今回のスケジュールを目処に考えておくのが分かりやすいのかなと思います。
大型セールにも影響?
一方でちょっと話がそれますが9月まで予約/購入特典を引っ張る形になると毎年9月に開催されている創立記念セールにも影響が出てくる可能性がありPixel 9aの発売延期で中途半端になってしまったゴールデンウィークセールのように創立記念セールも微妙になるかもしれません。
アメリカならまだしも国内においては創立記念セールにおいてPixel 10シリーズが対象になるか不明という感じで既存機種の在庫処分を中心にまとめてきてもおかしくない可能性もあります。
何よりゴールデンウィークセールのように大型セールが中途半端な感じにはならないでほしいところです。やはり中途半端になると対象製品も価格も微妙でPixelの注目度が下がってしまう可能性もあります。
カラバリが判明。
そして先日には本体のカラバリのヒントになるPixel 10シリーズの壁紙がリークしました。ただ壁紙だけだと色の系統はなんとなく分かっても詳細な色に関しては分からない状態でした。
また先日リークしたPixel 10 Proの実機画像に関しても画質のせいか何とも言えない色味という印象でした。
Pixel 10のカラバリ。
そして今回の情報によるとPixel 10シリーズのカラバリと正式名称が判明したとの話です。まずPixel 10から確認するとウルトラブルー/レモンチェッロ/アイリス/ミッドナイトの4色展開です。
壁紙をみる限りはポップな色味というよりは原色に近い印象を受けるのでイエローとブルーは特に派手に感じる可能性がありますが今までになかった色味だからこそ面白いように感じます。
Pixel 10 Proのカラバリ。
そしてPixel 10 ProとPixel 10 Pro XLは共通化されておりスターリングレー/ミッドナイト/スモーキーグリーン/ライトポーセリンの4色展開でヘーゼルとローズが廃止になるとの予測です。
Pixel 6シリーズ以降はオブシディアンとポーセリンは定番色という印象でしたが変更になります。ただおそらくですがオブシディアンの後継がミッドナイトでポーセリンの後継がライトポーセリンになるのかなと思います。
名称が違うことからも色味は僅かに違う可能性がありますが黒と白は残る可能性が高いです。
一方で先日リークした実機画像だとスターリングレーからミッドナイトのどちらかなのかもしれません。自分は色弱を持っているので正確な色を識別出来ませんが海外サイトによるとオブシディアンではない可能性があると指摘しており妻に見てもらった限りではかなり青みが強いとの話でした。
このことを考えるとスターリングレーはかなり青みが強いグレーという感じになる可能性があります。壁紙からも青系の色があることはほぼ確定で情報を整理すればスターリングレーが最も有力です。
Pixel 10 Foldのカラバリ。
そして壁紙がリークしていなかったことからもカラバリの情報がなかったPixel 10 Pro Foldはスターリングレーとスモーキーグリーンの2色展開となっており従来の黒/白が完全に廃止になる可能性があります。
事前情報通りであれば縦横はほとんど変わらず本体の厚みだけ地味に増すと予測されています。そのためデザイン全体で見た時にほとんど変わらない可能性がありますがカラバリで雰囲気が違うと思います。
また先日リークしたPixel 10 Proの実機画像をみる限りは光沢仕上げを採用している可能性があります。なのでPixel 10 Pro Foldもサイドフレーム含めて光沢仕上げを採用することでProシリーズの質感を揃えて高級感で勝負してくる可能性があり実機の印象は現行モデルと大きく異なるのかもしれません。
個人的にはケースを使いたくないので指紋が目立つ光沢仕上げはあまり好きではないです。ただ仮に高級感で勝負してくるならありえる話でユーザーがデザインを楽しむことを優先するならケース不要でアクセサリーを楽しめるQi2には意地でも正規対応してほしいかなと思っています。
特にPixel 9 Pro Foldでみると充電コイルの位置の問題でPixel Stand 2ですら使えないです。また充電速度も7.5Wと遅いのでPixel 10 Pro Foldではしっかりと底上げしてほしいところです。
カメラの進化。
まだまだ情報が足りないですが主要スペックの中で判明しているのがカメラ構成になります。Pixel 10 ProとPixel 10 Pro XLは現行モデルとセンサーは一緒でPixel 10 Pro FoldはメインカメラセンサーのみPixel 9aと同じく1/2.0インチのGN8を搭載するとの予測です。
一方で一番変化が大きいのはPixel 10でメインと超広角はPixel 9aと全く一緒との話です。そのためセンサーで見れば退化していることになりますが新たに望遠センサーを搭載すると予測されています。
ただセンサー自体は豆粒なので上位モデルのようなズーム性能には期待出来ないと思います。むしろPixel 9 Pro Foldのズーム性能と同程度だとイメージしてもらうのが分かりやすいです。
現時点だとレンズ構成などは不明でGoogle Tensor G5の採用で画像処理は強化されると思います。なので写真や動画の質は改善する可能性がありますがこのままだと正直面白くないです。
ただ今回の情報によるとPixel 10シリーズ共通で手ぶれ補正が大幅に強化されるとの予測です。一部中華メーカーの機種はとんでもない手ぶれ補正に対応しているとはいえPixelも悪くないです。
その中で今回の情報によるとジンバル要らずの手ぶれ補正に対応する可能性がある指摘しています。何よりジンバルクラスの手ぶれ補正に対応するのであれば動画の質は一気に向上することになります。
ただ今回の情報では全画角で強化されるのか一部画角のみで強化されるのかまでは分かってないです。
やはりiPhoneの動画が強いと言われる理由の一つは強力な手ぶれ補正と自然な加工感だと思います。その中でiPhone以上の手ぶれ補正に対応することが出来ればPixelのイメージが変わるかもしれません。
一方でPixel 10はカメラセンサーでみればPixel 9aと同じなので差別化のために動画ブーストに対応させる可能性がありAIを組み合わせることが出来ればiPhone以上になることに違いはないです。
現にPixel 9 Proシリーズですら動画ブーストありなら最強クラスの動画性能になっています。それがPixel 10シリーズではさらに底上げされる可能性がありあとは処理速度かなと思います。
現状動画ブーストで撮影した動画素材の一部は本体で処理してあとはオンラインで処理しています。やはりオンライン処理であるため1分程度の尺でもかなりの時間がかかることに加え上限が10分となっています。
これがGoogle Tensor G5の搭載によりオフラインで処理できる部分が増えれば全体的な処理時間も短縮される可能性がありそうなれば動画の上限時間もさらに拡張される可能性があります。
ちなみに音声消しゴムマジックも上限が2分とあとから登場した音声消しゴムには大きく劣ります。何よりセンサーでは大きな変化がなくても細かい部分でユーザビリティを改善させるための強化している可能性がありGoogle AIを組み合わせることで撮れる写真や動画も一気に変わるかもしれません。
まとめ。
今回はPixel 10シリーズの正式発表日や発売日に関する情報が出てきたのでまとめてみました。少なくともデザインに新鮮味がないと思っていましたがカラバリや質感で十分に楽しめる可能性があります。
あとはアメリカでの価格はリークしていますが国内価格がどうなるのか非常に楽しみです。