Xperiaの長年の課題の一つとしてはアップデートサポート期間の短さでXperia 1ⅤやXperia 5Ⅴなど2023年モデルはフラッグシップでもメジャーアップデートが2回にセキュリティアップデートが3年とSamsungやGoogleの最大7年と比較すると圧倒的に短いです。
ただアップデートサポート期間の拡張は単純にコストが増すので余力がないSonyにとっては難しいところでしたがXperia 1Ⅵはメジャーアップデートが3回にセキュリティが4年とようやく拡張されました。
今回docomoを中心に歴代Xperiaの生産状況と替え時について確認していきたいと思います。
ドコモも買い替えを促進している。
キャリアとしても売り上げ確保のために端末は出来るだけ積極的に売っていきたいところで、何よりも「不動在庫」になることは避けたいところだと思います。
一方で年々スマホ自体が高価格化していることからもユーザーの買い換えサイクルは長期化しているからこそユーザーに「価格」含めてどのように買い替えを促進していくのかが重要になってきます。
その中で今回Xで以下のようなことを教えて頂きました。
私の場合だと記録上はXperia Ace(無印)を使ってることになってるので、それも関係ありそうですね
↓のような画面出てきますし何かのお役に立てれば何よりです……! pic.twitter.com/Q5yxZHLhGy
— Maobbo (@Maobbo_JP) July 4, 2024
今回情報提供をしてくれたMaobboさんはdocomoにおける登録上は「Xperia Ace」になっているみたいで、マイドコモを開いたところ「まもなく修理受付終了予定」と表示されていることが判明したとしています。
機種ごとのアップデートサポート期間を把握しているユーザーは自分のようなオタクくらいで多くの一般ユーザーは把握していないです。またアップデートサポートが終了しても「まだ使えるから」とそのまま使っている人も多いと思います。
その中でキャリアのサポート期間は「機種変更」の分かりやすい一つの目安になる可能性があります。
ドコモにおけるサポート状況。
とりあえずドコモのサポートページから歴代Xperiaの生産状況と修理受付状況についてまとめると以下のようになります。
機種名 | 生産状況 | 修理受付 | |
2019年 | Xperia 1 | × | × |
Xperia Ace | × | △(8月末まで) | |
Xperia 5 | × | × | |
2020年 | Xperia 1II | × | ⚪️(2026年2月まで) |
Xperia 10II | × | ⚪️(2025年4月まで) | |
Xperia Ace II | × | ⚪️(2026年3月まで) | |
Xperia 5II | × | ⚪️(2026年1月まで) | |
2021年 | Xperia 1Ⅲ | × | ⚪️(2026年3月まで) |
Xperia 10Ⅲ | × | ⚪️(2026年4月まで) | |
Xperia Ace Ⅲ | △(オレンジのみ生産終了) | ⚪️ | |
Xperia 5Ⅲ | △(ピンクのみ) | ⚪️(2027年8月まで) |
まず完全にサポートが終了するのは2019年モデルという感じで、Xperia 1やXperia 5ユーザーは今後何かあった時に対処が出来ないので買い替えはありだと思います。
一方で2020年モデルになると生産が終了しているのでキャリアの補償で「交換機手配」の場合は在庫がなければ別の機種にアップグレードされる可能性があります。ただ修理自体はまだ比較的余裕があるので可能という感じです。
そして2021年モデルになると一部機種はカラバリが限定されていますが生産されている機種もあります。どのような基準でサポートの修理受付期間が決定されているのか不明ですがざっくりと以下のような特徴があります。
ざっくりとした特徴 |
Xperia Aceシリーズは修理受付期間が比較的長め |
Xperia 10シリーズは修理受付期間が短め |
Xperia 1シリーズはなぜか受付終了のタイミングがほぼ一緒 |
多くの人はキャリアモデルを購入していると思うでどんなに長くてもキャリアがサポートを提供している間に買い換えるのがいいと思います。ただ個人的にはアップデートサポート期間内に買い換えるのが理想で最新世代を基準に見れば最大でも4年が一つの目安になるのかなと思います。