Xperia 1Ⅵではコストカットのためにディスプレイを変更すると予測されており、その結果アスペクト比の変更からデザインが刷新される可能性が高いと予測されています。
一方でデザインを変更する以外に何かコストカットをする方法がなかったのかと思っちゃいます。今回海外の投稿フォーラムであるESATOにおいてXperiaのコストを下げる方法について投稿されていることが判明したのでまとめたいと思います。
コストを下げる方法。
一部情報によるとXperia 1シリーズで採用していた4K+アスペクト比21:9というディスプレイはその特殊性からも非常にコストが嵩んでいたと言われており、その結果Sonyはディスプレイのコストを抑えるために2K+アスペクト比19.5:9に変更すると予測されています。
そして今回以下のように投稿されていることが判明しました。
ソニーからのもう一つの言い訳。中国の画面を使用すると、パネルあたり数十ドルを簡単に節約できます。4k 21:9を維持しても。それは8g3の価格がさらに高くなる可能性があります。また、256を必要としない人に128GBのバリアントを提供し始めるべきです。
少なくともXperia 1シリーズが採用しているディスプレイはSamsung製であることが判明しており、今回の投稿にあるようにBOEなどサプライヤーを中華メーカーに変更することで例え4K+アスペクト比21:9を継続したとしてもコストを下げられる可能性があります。
ただ一方でBOEで見れば品質が低くてコストも安いというのはひと昔前の話で、たまに問題を抱えていますが品質のハードルが非常に高いと言われているAppleの基準を満たしてiPhone 14などのサプライヤーにも選ばれています。
また直近の情報だとSamsungより好条件を出して次期iPhone SEのサプライヤーに選ばれたとの話もあります。少なくともAppleのような大手顧客は売り上げのためにも無理してでも受注したいところ。
一方で技術力が向上していることからもコストはどんどん上がっている可能性があります。Sonyは今までXperiaのディスプレイの品質にも拘ってきたことを考えるとコストが安ければどこでもいいというわけではなく例えBOEになったとしてもコストカットに大きく貢献しない可能性もあります。
Samsungも以前ほど強気ではない。
AppleはiPhone Xで初めて有機ELディスプレイを搭載した時にSamsung製を採用。この当時BOEもここまで台頭している感じではなかったこともあり、Appleも品質に拘るとSamsungの強気な条件を飲むしかなかったと言われています。
そのためSamsungとの契約時に定めた規定発注量未満になると莫大な賠償金が発生していたとの話。だからこそAppleはLGに積極投資するなど今やSamsungのディスプレイはProモデルのみとされています。
また中華メーカーがBOE製を積極的に採用していることもありSamsung全体で見れば受注量が減少しているとの話もあり以前のような強気な価格設定ではないとの話もあります。
こうなってくるとSonyに対してもその特殊性からコストが嵩むとはいえ法外なコストを要求しているとは思えない。下手な条件を出してSonyまで失うわけにはいかないという感じです。
実際にXperia 1ⅥでSamsung製が継続採用されているか不明ですが、案にサプライヤーを変更するだけでSonyの望むようなコストカットができなかった可能性があり、だからこそデザイン変更に踏み切ったのかもしれません。
これがAppleやSamsungのように出荷台数が多いメーカーであれば違ったのかもしれませんがSonyのように販売台数が限定されているメーカーは下手にサプライヤーを変更する方がリスクが高いのかもしれません。