SamsungはGalaxy S24シリーズでGalaxy AIをアピールしており、得意なソフトをさらにブラッシュアップしてきた感じですが、逆に言えばハードはそこまで進化していないという感じ。
一方でSamsungはGalaxy AIをGalaxy S24シリーズのみの専用機能にするのではなく既存機種への拡張にも積極的に投資していることを明らかにしています。
今回SamMobileによるとGalaxy S23は全てのGalaxy AIに対応する可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
全ての機能に対応する可能性。
Samsungは今後OneUI6.1のアップデートでGalaxy S23シリーズやGalaxy Z Fold 5など2023年のフラッグシップモデルにGalaxy AIを対応させることをすでに明らかにしています。
ただこの時点でSamsungの発表によると、一部機能に対応しない可能性があることを明らかにしていましたが、今回ICE UNIVERSE氏が以下のようにポストしていることが判明したとしています。
Exclusive preview: Galaxy S23 series Flip5 and Fold5 will get all the AI functions of S24. pic.twitter.com/HWKYS1fdOd
— ICE UNIVERSE (@UniverseIce) March 22, 2024
今回のポストを確認するとGalaxy S23シリーズにGalaxy Z Flip 5にGalaxy Z Fold 5はGalaxy AI全ての機能に対応する可能性があるとしています。
例外の機種も存在する可能性
ただ一方でSamsungがすでに明らかにしている対象機種で今回の情報で触れられていないのがGalaxy S23 FEとGalaxy Tab S9シリーズです。Galaxy Tab S9シリーズはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているため、パフォーマンス面で見れば対応できる可能性がある。
ただ発売地域によりますがGalaxy S23 FEはSnapdragon 8 Gen 1もしくはExynos2200を搭載しておりパフォーマンスは劣ります。またSamsungはGalaxy S22シリーズへのGalaxy AI対応に苦戦していることを考えるとGalaxy S23 FEは一部機能に対応できるだけでも十分で全ての機能に対応するのは厳しいのかもしれません。
少なくともSamsungは対象機種を拡大することでGalaxy AIの認知度を高めたい狙いがあるのかもしれませんが、AIを理由に買い換える人はかなり限定的なのかもしれません。
またGalaxy AIがGalaxy S23シリーズでも使えることを考えると、ハードであまり進化していないGalaxy S24シリーズを購入する価値も減ってしまうのは気のせいでしょうか。
ただSamsungとしてもAppleのようにハードビジネスではなくソフトビジネスに切り替えるため、Galaxy AIをより多くの機種で使ってもらい2026年からの有料化に備えているのかもしれません。
現時点でGalaxy AIがどのような形で有料化されるのか不明ですが、サブスクのような形で定期的に収益が発生する方が端末の売り上げに左右されるよりも安定していいのかもしれません。