先日にYouTubeで公開されたREDMAGIC 11 Proのレビューからもベンチマーク計測時にブーストしている可能性があるとの結論からベンチマークの偽装や不正と話題になりました。
今回はベンチマークスコアやカメラの画素数などスマホの分かりやすい指標と注意点について主観的にまとめたいと思います。
「最適化」と「不正」
まず先日より話題となっているベンチマークですが個人的には不正や偽装だったのか疑問です。
REDMAGICなど一部ゲーミングスマホはゲームパフォーマンスをコントロールするためにゲーミングチップを搭載しておりステルスアプリを使えばゲーミングチップが正常に動作しなくなる可能性が高いのでパフォーマンスに差が出たとしても特段おかしくはないです。
またどれだけゲーミングチップがコントロールしているのか不明ですが使用しているアプリに合わせてパフォーマンスを調節することが偽装や不正になるとの指摘は個人的に違うと思います。
例えば自分が好きなXperiaでみればゲームエンハンサーを搭載してゲーム機能を充実させていますがSoCに対してハイパフォーマンスをよりも最適化を優先していると思います。
つまりチューニングによって消費電力を抑制させるためにパフォーマンスを意図的に制限して調節している可能性があり悪く言えばトップパフォーマンスが出せなくなっているかもです。
これも良く言えば最適化ですがユーザーの意図に反して制御されているとも捉えることが出来ます。
Samsungだってやらかしている。
またSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1は爆熱SoCとしてここ近年でも最悪の世代です。一方で認識違いだったら申し訳ないですがSamsungは内々でGOSを搭載することでパフォーマンスを制御していましたがGOSの制御を解除できる抜け道があったと言われています。
一方でGalaxy S22シリーズの時はその抜け道が完全に潰されたことで一部ユーザーから不満が上がり韓国においては訴訟にまで発展しておりようやく先日に裁判が終結しました。
Samsungとしては発熱抑制のためにGOS経由でパフォーマンスを制御していましたがユーザーからすれば本来のパフォーマンスが意思に関係なく制御されていたと不当扱いです。
結局GOSが話題になった後SamsungはアップデートでGOSのオン/オフが出来るように変更されており最新世代でもゲームの設定において省電力重視やバランスモードのような名称で残っておりメーカーがユーザーのためを思って最適化した結果不当扱いされることがありました。
今回はREDMAGICが炎上しましたがゲームモードにおいてパフォーマンス重視がある機種は選択肢があるだけで言い方を悪くすればブーストしているのと同じになってしまうと思います。
上げるにしろ下げるにしろ最適化されると批判されることからも難しい世界だと思います。
ベンチマークの信頼性。
一方でベンチマークスコアに関して指標の一つに過ぎないというのは良くも悪くも今回の炎上ではっきりしたと思っておりAnTuTuに関してはGoogle Play Storeで配信されていないです。
セキュリティの懸念から正規配信されていないアプリにそもそも信頼性があったのかどうか疑問です。
そしてスコアに関しても微妙なところで例えば発売当初のPixel 10を計測した時は100万点前後だったのにAnTuTuのバージョンアップが入ったこともあり直近でみれば160万点前後と評価基準が変わったとはいえスコアの変動値があまりにも激しいと思います。
Pixel 10でみれば途中でSoCが変わったわけでもないのに60万点も改善したことになります。そしてPixel 10は3月のアップデートでGPUドライバーが最新状態になったことでGPUのパフォーマンスが向上したとGoogleはアピールしていますが計測すると155万点前後です。
つまりGoogleの発表とは逆にベンチマークスコアで見ればパフォーマンスが退化しています。結局のところスマホの性能の全てを計測できるわけではないことがはっきりしています。
実使用と乖離しているベンチマーク。
ただ頂くコメントをみていてもベンチマークスコアを絶対的に重視しているユーザーが多いです。だからこそREDMAGICの件がきっかけでここまでベンチマークスコアが大事になったと思います。
ただ改めてベンチマークスコアを過信するべきではないと見直すいい機会かなと思います。結局AnTuTuなど多くのベンチマークアプリはCPUとGPUのパフォーマンスしか計測出来ないです。
そしてスマホのパフォーマンスがCPUとGPUの良し悪しで決まるわけではないと思います。また昔と違ってベンチマークスコアがインフレしすぎて実使用において差を体感しにくいです。
例えばSnapdragon 8 Elite Gen 5とSnapdragon 8 Eliteではスコアに100万点近くの差がありますがゲームをガチでやって100万点の差を感じるのか正直疑問なのかなと思います。
むしろガチのゲーマーならベンチマークスコアよりもタッチレートサンプリングやXperiaでいうゲームエンハンサーみたいなゲームの補助機能の方が重視すると思います。
ベンチマークスコアはパフォーマンスの分かりやすい指標の一つでそれ以上でもそれ以下でもないと思っており今回の炎上からも流れが変わってくれれば御の字なのかなと思っています。
ちなみに中華系を中心に実使用と乖離したベンチマークスコアをアピールするのではなく実使用におけるパフォーマンスの高さをアピールするために原神を使うことが多いです。
ただこれも結局は一緒で原神がベンチマークアプリとして固定化されると原神だけは快適に動作するように調節する可能性があるので今後注意深く見守る必要があるのかなと思います。
その他の分かりやすい指標。
またベンチマークスコア含めて他にも実使用と乖離した分かりやすい指標が地味にあります。
例えば今はちょっと落ち着いた印象を受けますが一時期中華系を中心にピーク輝度をアピールする流れがありましたがピーク輝度はざっくりとディスプレイの一部を使って計測した数値でありユーザーが実使用においてディスプレイの一部だけを見ることはほぼないです。
なので自動調節における輝度の方が実使用においてよほど重要で例えばピーク輝度が4500nitsくらいでも自動調節は1500nits前後と大きく乖離している場合があるので注意です。
カメラのセンサー数。
そしていまだに言われることですがカメラ関連でまずセンサーが多いほど強いわけではないです。ただいまだにそのイメージを持っている人が多いからこそマクロセンサーやポーレート用のセンサーをカメラセンサーのようにみせることでセンサー数を多く見せている機種もあります。
またUltraモデルでも今年でみればXiaomi 17 Ultraやvivo X300 Ultraはトリプルレンズカメラに対してOppo Find X9 Ultraはクワッドレンズ構成と違いがあります。
単純にセンサー数でみればOppo Find X9 Ultraの方が強そうに見えますがリーカー達が口を揃えてOppo Find X9 Ultraのカメラが強いというのはセンサー数に限った話ではないです。
カメラの画素数。
またカメラの画素数に関してもそうで画素数が高ければ高いほど出来ることに違いが出ますが何が出来るかかが重要であって画素数が単純に高ければいいという話ではありません。
ちなみにいまだにメーカーのイベントにおいてカメラが高画素化とアピールすることがあるので根強い問題というか分かりやすいマーケティングとして使われがちなのかなと思います。
特に昨年から今年にかけて2億画素に対応したHP5を採用した機種が増えると言われているので従来より画素数のアピールがより強化される可能性があるので注意が必要なのかなと思います。
人間はシンプルな数字なほどイメージしやすいからこそ悪く言えば逆に騙されやすいです。ベンチマークスコアもある意味一緒で100万点よりは何かよく分からないけど300万点の方がすごいと捉える人が多く自分の使い方だとどの程度のスコアの機種が必要かの方が重要です。
ディスプレイに関するよくある声。
また主観ですがよく言われることで自分があまり共感出来ない部分としてはベゼルです。ベゼルが太いのは嫌との声が多くAppleですらベゼルがスリムであることをアピールしますが正直ベゼルが細くなることで実使用における劇的な改善があるのかというと微妙に感じます。
10年くらい前のスマホはアスペクト比が16:9だったのでGalaxy S8あたりから18:9に変更された時はかなりインパクトがありましたが例えばベゼルが1.5mmから1.2mmに変更されたとしても使い勝手に影響があるとは思っておらずデザインでみれば優れているのかもしれませんが実際に使っている時にベゼルを気にして使うことは全くないです。
ディスプレイの折目も同様。
また折畳式機種の今後のトレンドとしてディスプレイの折目がほぼなくなることだと思います。以前よりディスプレイの折目が気になるとの声が多かったですが実際に使っている人からはほとんど聞かない声で実際に使っている時は正面からみるためほとんど気にならない感じです。
自分はゲームをやらないため影響がないですが折目部分のシワは音ゲーなどをやる時には邪魔になるのかもしれませんがコンテンツをみるという部分ではほぼ気にならないです。
もちろん折目がなくなった方がより多くのユーザーに受け入れられてもらえる可能性があります。ただ実使用においてそこまで影響がない折目の改善に莫大なコストをかけた結果本体価格が高くなっている場合は折目があっても少しでも安くしてほしいと思う人が増えそうです。
まとめ。
今回はスマホにおいて正直意味があるのかよく分からないことについてまとめてみました。ベンチマークアプリに関して個人的には負荷をかけた時の発熱を知りたいため今後も継続して使う予定ですがスコアに関してはほとんど気にする必要はないのかなと思います。
むしろ散々批判されてきたXperiaやPixelのスコアに関してどうなるのか気になるところです。