今年も様々な機種を使ってきましたが無難な進化を遂げた機種もあればと面白かった機種もあります。また直販版で出る機種もある程度固定化されたきた印象で今後の見通しも立ちやすくなった印象を受けます。
今回はGalaxy Z Fold7など2025年に登場した機種の中からおすすめの機種について主観的にまとめたいと思います。
Galaxy Z Fold7
まず一つ目の機種として折畳式機種が欲しいと思うユーザーにはGalaxy Z Fold7です。2026年にはAppleが折畳式機種市場に参入すると言われており市場自体が活性化する可能性があります。
その中で各社分かりやすい進化を優先するよりも完成度の高さを上げることに注力している印象を受けます。少なくとも折畳式機種市場を牽引してきたのはSamsungですが中華系と比較すると周回遅れに感じました。
ただGalaxy Z Fold7で一気に世界トップに戻ってきた感じでめちゃくちゃ進化した印象です。
僅か1世代で超進化。
初代Galaxy Foldはその当時のiPad miniのディスプレイを意識したとも言われています。そのためディスプレイサイズも小さめで何よりサブディスプレイの汎用性がかなり低かった印象を受けます。
また他社の折畳式機種と比較すると小型だったからこそ薄型化/軽量化も遅れていた印象です。一方でGalaxy Z Fodl7では一気に薄型化/軽量化したことに加え大型したという印象です。
そのため今までの中途半端さがなくなったことで全体的な取り回しはかなり改善したと思います。
何よりの特徴としては薄さではなく軽さだと思っており中華系のようにカラバリによって本体の厚みや重さが異なるのではなくカラバリ関係なく共通化されているので分かりやすいです。
また215gになると普段大型モデルを使っている人からすればむしろ軽く感じる可能性があります。そしてメインカメラセンサーも刷新されたことでカメラもだいぶ汎用性が改善したと思います。
一方で薄型化のためにデジタイザーがカットされた結果S-Pen非対応になりましたが特段問題はないです。またAppleの特許が原因とも言われていますがUDCが廃止になりパンチホールデザインを採用しています。
個人的にはUDCである必要はないと思っていますがインカメラの搭載位置は端に寄せてほしいところです。
少なくともソフト面に関しては文句なしで基本折畳式機種でみればGalaxy Zシリーズで出来ないことは他社でも出来ないと思った方がよく折畳式機種初心者に一番おすすめしやすいです。
折畳式機種初心者におすすめしやすい。
全方位でバランスがとれている機種でGalaxy Z Fold7が合わないなら折畳式機種自体が合わない可能性があるかなと思っているくらい一気に進化したことでおすすめしやすくなったです。
不満があるとすれば電池持ちがイマイチであることに加え垂直型のカメラデザインを採用していることでマグネット対応のアクセサリーとの相性が出やすいのがちょっと残念です。
本体価格は約27万円と高いですがだからこそ保証が用意されている国内モデルを買うべきです。それこそ保証を優先するのであればキャリアで購入した方が多くのユーザーにとって安心かもしれません。
Galaxy Z Fold8ではディスプレイの折目がより目立ちにくくなりバッテリー容量が増加とも予測されていますがだいぶ先の話なのでまず使ってみたい人はGalaxy Z Fold7がおすすめです。
折畳式機種はユーザーとの相性が出やすいので本当に使ってみないと合うか合わないか分からないです。
Xiaomi 15T Pro
次に2つ目の機種として中価格帯の機種ではXiaomi 15T Proがかなりおすすめに感じます。ここ数年の動向をみるとXiaomiはグローバルモデルとのタイムラグをなくすためにローカライズせず販売する傾向に見えていましたがXiaomi 15T Proはおサイフケータイに対応しています。
もちろんローカライズをしてなかったらもっと安かったんだと思いますがとそれでも10万円です。少なくとも予算が10万円で見た時に多くのユーザーにとって最善の選択肢になるかなと思います。
Dimensity9400+を搭載していることからもパフォーマンスの部分では十分だと思います。それこそXiaomi 15T Proで物足りないとなればゲーミングスマホを選ぶべきかなと思います。
上位モデルに匹敵するカメラ。
また実際に比較してみて意外だったのがフラッグシップモデルであるXiaomi 15シリーズのカメラと絶対的な差があるわけではなく筐体サイズに違いがあるとはいえXiaomi 15より良い印象です。
Xiaomi 15 Ultraと比較しても圧倒的に負けている訳ではなく違いに癖がはっきりしています。少なくともカメラは10万円で購入できる機種として考えればスペック以上だと思います。
ただライカと共同開発しているカメラを搭載しているため全体的に加工感はかなり強めです。そのため好みは割と出やすいですがSNSの時代に求められている写真が簡単に撮れる感じです。
正直ほとんど隙がない感じで不満があるとすれば純正含めて専用アクセサリーの選択肢がほぼないです。自分がAmazonで見た感じだと気に入るアクセサリーがなくこれだと付属品を使った方がいいです。
そして好みが分かれる部分としては筐体サイズで重くはないですが単純にデカいかなと思います。少なくとも大型モデルの中でもXiaomi 15T Proは決して取り回しが優秀ではないと思います。
あとはキャリアモデルがないのでオフラインでのサポートが受けにくいのもデメリットかもです。なのでライトユーザー向けでみればPixel 9aの方が選びやすい機種なのかなと思います。
何より10万円前後で購入できる機種でオタク含めて選びやすい機種なのかなと思います。中途半端にケチって中途半端な機種を買うなら10万円くらい思いっきり投資した方がいいです。
Xperia 1Ⅶ
そして3つ目の機種としてはXperia 1Ⅶでエンタメデバイスとしてかなり優秀に感じます。あまり重要視していない人が多いのかなと思いますがスピーカーが何より優秀な印象を受けます。
多人数で使う場合にはあまり向かないと思いますが一人で音楽を聴くときや動画を見るときは音が自分を包み込んでくれる印象でエンタメを楽しむ時の臨場感が他社の機種とかなり違います。
正直これはスペックで分からない部分で本当に実機で試してみないと分からない感じです。
癖がちょっと強いカメラ。
また他社のカメラと比較すると物足りない部分が多いですがカメラの色味は大きな特徴です。雑にとっても多くのユーザーが好む写真や動画を撮れるのが他社の機種という感じでXperiaで雑に撮ると割とひどい仕上がりになりますが画角などを丁寧に決めて撮影するとかなり良さげです。
もちろん完璧とは言えないことも多いですが一発撮りに拘らないなら全然行ける感じです。ただズームに関しては5倍程度までが実用的な範囲で長距離ズームの用途にはむかないです。
またマニュアルモードの方に格納されてしまったため使いにくくなったと思いますがバースト撮影は一級品で動体撮影に拘るユーザーこそXperia 1Ⅶを触ってほしいと思います。
個人的にXperia 1Ⅶのカメラを気に入るかどうかは時間をかけて丁寧に撮ることが苦ではない人。またポートレートモードとテレマクロをどれだけ自分好みに撮れるようになるかが重要に感じます。
あとは白飛びしやすい角度を把握しておけば日中の撮影であればある程度どうにかなります。一方で自分がよくサンプルを撮りにくい夜の公園になるとかなり厳しいのかなと思います。
ただある程度光量がある街中であれば望遠以外はそれなりに綺麗に撮れるのかなと思います。
また個人的に面白い機能としてはAIカメラワークで被写体を画面の中心にして撮影ができるのが特徴です。Xperiaの動画は手ブレに弱い印象ですがAIカメラワークを使うと手ブレもある程度抑制できます。
以前のXperiaのような発熱のしやすさもなければ電池持ちの悪さもなく安定性はだいぶ改善しました。少なくともエンタメ用途でスマホを使いたい人にとってXperia 1Ⅶは分かりやすい選択肢です。
Galaxy S25 Ultra
そして最後に4つ目の機種としてGalaxy S25 Ultraで無難中の無難な選択肢という感じです。最近のGalaxyは言ってしまえば保守的で中華系のようなスペックの面白さは全くないです。
また数年前までは電池持ちの良さが特徴の一つでしたが今や中華系に大きく遅れている感じです。何より最近はGalaxy AIに力を入れていることからもソフト主軸で尚更保守的に見える感じです。
Ultraモデルとはいえ決してスペック優先の人が選ぶ機種ではないのかなと思います。
抜群の完成度の高さ。
一方でスペックより使いやすさ含めた安定性を優先する人におすすめの機種で絶対的な選択肢かなと思います。バランスを重視するユーザーであれば正直iPhoneも選択肢に入ってくるのかなと思います。
少なくとも系統としては一緒ですがiPhoneは嫌だという人にとっては分かりやすい存在です。何より安定性優先でAndroidだからこそカスタマイズして使いたい人にとっておすすめです。
逆に細かい設定などは面倒に感じる人は他社の機種を選んだ方がいいのではっきりしています。
個人的にはディスプレイの発色の良さとスピーカーの安定感がかなりお気に入りの感じです。特に自分がやるゲームのBGMはiPhoneとGalaxyでやる時が一番臨場感があるので満足度も高いです。
またアクセサリーもAndroidの中では豊富なのもポイントで唯一残念なのはQi2に非対応なことです。
2026年の2月前後には後継機種が正式発表されると予測されておりリーク通りであれば進化は乏しいのかもしれませんが完成度がさらに高くなりそうなので個人的にはかなり楽しみです。
また噂通りであればQi2に対応する可能性もあるので後継機種もかなり魅力的かなと思います。何より$500以上でみた場合に世界で最も売れているAndroidというのも納得できる感じです。
ざっくりと面白みはないけど失敗もない感じで高いスマホこそ完成度優先の人におすすめです。
まとめ。
今回は2025年に使った機種の中から価格帯関係なくおすすめの機種についてまとめてみました。自分はハイエンドモデルが好きなのでミドルレンジモデルは正直ほとんど買っていないです。
ただ今年はかなり面白い選択肢が増えたので来年こそ買いそびれをしないようにしたいです。