ようやく国内においてもPixel 10シリーズが発売されキャンペーンも終了したことから徐々に落ち着いてきた印象ですがPixel 10 Pro Foldに関しては10月9日発売とちょっと先の話です。
一方で今回9To5GoogleによるとGoogleが今後のGoogle Pixelについて明らかにしたので簡単にまとめたいと思います。
デザイン言語を刷新へ。
Googleは先日にPixel 10シリーズを正式発表したばかりですが今回の情報によるとPixel 11はデザインが最終調整の段階に入っていることを明らかにしたとしておりまもなくデザインが確定することになります。
また幹部によると2〜3年ごとに新しいデザイン言語に挑戦したいことを明らかにしたとの話です。
少なくともGoogleの過去の発言を見るとPixel 3シリーズまでは第一世代でPixel 5までは第2世代としておりPixel 6シリーズからは第三世代であることを明らかにしていますが世代ごとにデザイン言語というか名称が決まっているわけではなくPixel 6シリーズからはカメラを中心にしたデザイン設計となっておりテーブルなどに置いた時にガタガタしないのも拘りの一つです。
ただ難しい部分としてはPixel 6からPixel 10の間でデザイン言語が変更されたかどうかです。
素人目でみると同じデザイン言語を採用しているように見えるので今回の幹部の発言通りであれば来年正式発表されるPixel 11シリーズでデザインが刷新される可能性が高いのかなと思います。
一方でここ4世代でGoogleにとってどこかでデザイン言語が変わっているのであればPixel 11はデザイン言語が変更されない可能性が高くなりますが切れ目がどこになっているのか不明です。
同氏の発言からも2~3年周期で新しいデザインに挑戦したいとしていますが今のデザイン言語のPixel 6シリーズから採用していると考えるとすでに5世代にわたって採用していることになります。
一方で切れ目があるとすれば全体的にフラット化されたPixel 9シリーズなのかなと思います。何よりPixel 9シリーズとPixel 10シリーズはデザインがほとんど一緒なので刷新に期待したいところです。
デザインのヒント。
一方でデザインのヒントがあるとすれば個人的にはPixel 10 Pro Foldなのかなと思います。初代Pixel FoldのカメラデザインとPixel 9シリーズのカメラデザインは似ている部分があります。
そして現時点でカメラデザインがシリーズの中で異質なのはPixel 10 Pro Foldのみです。唯一スクエアデザインを採用していますが意外にもテーブルにおいて左右にガタガタしないです。
Googleの拘りも上手く反映しつつ新しいデザインとなった時にスクエアデザインは分かりやすいのかなと思います。Pixel 4シリーズの頃のデザインが好きだった自分からすれば復活すればかなり面白いと思います。
例年通りであれば来年の3月頃にはほぼ確定的なレンダリング画像が判明すると思うので今から非常に楽しみです。また今回の情報によるとGoogleはすでにPixel 12シリーズの開発も進行中であることを明らかにしています。
今後のラインナップ。
そして今後のラインナップにも言及しており一時期噂があったフリップ型は開発していないとの話です。以前Googleは折畳式機種に関しても様々な形状に興味があることを明らかにしていましたがその当時でさえブック型が最優先であることに言及しておりフリップ型まではいかなかったみたいです。
また後継機種が待望されていたPixel Tabeltに関して現時点では開発を一時停止したとの話です。Googleが久しぶりにタブレットを出した理由の一つとしてタブレット市場がパソコン市場を上回る可能性があることからもAndroidをよりタブレットに最適化させる狙いがあったと言われています。
一方でPixel Tabletに関してはiPadのようなクリエイター向けではなくカジュアル向けでした。
GoogleによるとAndroidタブレットは1日の8割の時間は使われず放置されているとの話です。もちろんユーザー次第でありあくまでも全体で見た時の話になりますが使われていない時に意味を持たせるために充電ドックに接続することでスマートディスプレイとして役割を持たせたことになります。
現時点でGoogleが後継機種を出さないことを考えると売り上げも芳しくなかった可能性があります。ただカジュアルタブレットのコンセプトが何方かと言えば消極的な考え方とも言えます。
となると今回の情報にあるように意味のある未来を見出すことが出来なかったからこそ一時停止になったと判断することが出来ます。
意味のある未来が必要。
あくまでも主観ですがフリップ型に関しても意味のある未来を見出すことが難しい可能性もあります。現状のフリップ型はファッション性や携帯性などをアピールしていますが意味付けが難しいのかなと思います。
昔のガラケーと一緒とも言えるので親しみがあるデザインかもしれませんが折り畳める構造を採用したことで内部スペースが制限されるためバッテリー含めてスペックは制限されています。
さらに耐久性にも問題があるのに本体価格は通常のバータイプと比較するとかなり高いです。また折り畳めるからといって開いている時は通常のバータイプと変わらないので特別な付加価値があるとも言えない状況でAndroidの進化にも貢献できる可能性は低いのかなと思います。
Androidの発展という部分ではそれこそブック型の方がよほど貢献しているのかなと思います。なのでタブレットの開発中止やフリップ型を開発しないことを一貫性があるようにも感じます。
ユーザーの維持できるガジェット。
またGoogleによるとユーザーがスマホに加えスマートウォッチにイヤホンにARグラスなどを所持する流れとなってきていますがエンドユーザーにとって維持管理のハードルが上昇中と指摘しています。
つまり様々なカテゴリーの新製品を出したとしてもユーザーがカバーできる範囲は限定的で現状だとタブレットすらそこに入るのはちょっと厳しいと考えている可能性があるかなと思います。
ちなみに周辺アクセサリーに関しては今後どうなるのか不明ですがリークしているコードネームからもPixel 11シリーズもPixel 12シリーズも現行モデルと同じ4モデル構成になると予測されています。
Pixelの存在意義。
またPixelの存在意義にも言及しており先日よりベンチマークの低さからもめっちゃ叩かれている印象を受けます。
さらにAIを言い訳にしてゲームの強化を怠っているとの声やゲームに最適化出来ていないならこんな機種を販売するべきではなかったとの声もありますが今回の情報によるとPixelの真価は常にソフトであることを強調した上でAI分野では決定的なリードを握っていることに言及しています。
少なくともAndroidに先進的なAIを取り込むためにもPixelはリファレンス的な立ち位置です。またPixelがスマートフォン市場で大手メーカーになることは決してないと認めつつGoogleとしては健全なビジネスを構築できれば十分とシェア拡大にそこまで積極的ではないです。
つまりAppleやSamsungのようにシェアを拡大することに尽力しているわけではないです。
少なくともGalaxyやiPhoneを見ればオールマイティさを求められていますがPixelの場合はシェアを拡大することに全力ではないことに加えAndroidにAIを組み込むことが目的なのでAIを主軸にした進化が中心でGoogleとしてもPixelに求めていることは単純にAIということになります。
これは非常に分かりやすいと考えだと思っておりAIに興味を持つ人が購入すればいいだけです。またAIというと文字起こしや翻訳機能を連想する人が多いですが写真や動画を撮る時に今やAIを使っている機種が多くPixelは撮影後の編集にもAIを取り込んで充実させている感じになります。
またセキュリティに拘っているからこそオフラインでの処理を主軸に考えているのかなと思います。
iPhoneこそが最大のライバル。
そしてGoogleは80%のユーザーが満足するようにと80%ルールを採用した上で製品開発をしていると言われています。さらにGoogleとしは自社の収益を拡大するためにも自社サービスを使ってもらうのが目標としています。
なので分かりやすいのはAndroidを使ってもらうことで言ってしまえばXiaomiやSamsungと協力してAppleからシェアを奪えればいいだけの話でライバルはiPhoneだけということになります。
またAppleのiPhoneがAndroidと比較して圧倒的に遅れている部分がAIなのは明白です。だからこそGoogleはPixelでAIを強化することでiPhoneと徹底的に差別化しようとしているように見えます。
フラッグシップこそ特徴を。
どの機種であってもそうですが新しいスマホに買い替える際に自分の拘っている部分を中心に機種選びを進めると思いますがその時に全てで優れているかで見ている人はほぼいないと思います。
例えばXperiaの一つの特徴としてオーディオですがオーディオ以外の全ての部分が他社より優れている上にオーディオが際立っているから選んでいるというよりは他社に劣る部分があってもオーディオは妥協できないからこそXperiaを選んでいるユーザーもいるのかなと思っています。
これはPixelとiPhoneも一緒でPixelが優れている部分もあればiPhoneも優れている部分もある中でGoogleは単純にAIで差別化している感じでAIに魅力を感じる人は他の部分がiPhoneより全部優れているかどうかは重要ではなくAIが快適に使えるかが重要だと思います。
なのでPixelの方が優れている部分に興味がある人はPixelを購入すればいいだけの話でiPhoneの方が優れている部分に興味がある人はiPhoneを購入すればいいだけの話とシンプルです。
結局高いから何でもかんでも出来なきゃだめとの声がありますがそれだと均一化するだけです。それだと市場が衰退するだけでメーカーごとに何か特徴があるからこそ市場が面白いと思います。
バランスを求めるならiPhoneやGalaxyを選べばいいしカメラならvivoなど中華系もありです。またゲームに関してベンチマークで見れば中華系の方がiPhoneやGalaxyより圧倒的に高いです。
さらに中華系を中心にゲーミングスマホを出しているのでゲームに拘るならそっちを選べばいいと思います。またGalaxyやiPhoneよりも安いことが多いので拘るならそっちを選んだ方が絶対いいです。
価格を基準にどのメーカーにも同じことを求めるのは無意味だと思っておりそれこそミドルレンジでいいと思います。フラッグシップこそコストをかけられるのでメーカーがやりたいように遊んで欲しいと思います。
それでバランスが悪くても際立った特徴に惹かれる人は価格が高くても買ってくれると思います個人的に一番良くないと思うのは高いのに明確かつ分かりやすい特徴がない機種でそれこそ価格で批判されるのかなと思います。
まとめ。
今回はGoogleが次期Pixelについて一部を明らかにしたので簡単にまとめてみました。直近のリークだと最低でもPixel 14シリーズまではTSMCに製造を依頼すると予測されています。
またGoogle Tensor G6はメインコアがDimensity9500と同じ超大型コアになるとの予測です。そのため今まで以上にパフォーマンスが底上げされる可能性があり編集マジックなどはそろろそろオフライン処理ができるようになれば個人的には激アツ展開になるかなと思います。