Xiaomiを筆頭に国内展開においてローカライズをせず価格を優先した機種が増えてきた印象を受けます。国内で絶対数を販売するにはキャリアに取り扱ってもらえるかが非常に重要になっていますがフラッグシップモデルの販売力が落ちているからこそ自社の販路で価格優先で販売した方が合理的なのかもしれません。
今回は個人的に国内市場において今一番期待しているスマホメーカーであるOppoについてざっくりとまとめたいと思います。
興味を持ったきっかけ。
少なくとも自分の今までのライフステージだとXperiaとPixelのカメラは非常に重宝しました。おそらく今後も自分にとって重要な機種であることに違いはないですが子供の成長につれて撮れる写真や動画が変わってきたからこそ以前より機種の選択肢が徐々に増えてきました。
その中で個人的に今一番注目しているメーカーはOppoでシンプルで分かりやすい存在に感じます。自分は廉価版やミドルレンジに基本興味がないので今まで国内で発売されていた機種に正直興味はなかったです。
またレビューのためにUltraモデルや折畳式機種を買ったことはありましたが基本は大陸版のみです。なのでそこまで使いやすいというイメージがありませんでしたが流れが変わったのが2024年です。
Apple製品とのデータ共有。
まずColorOS15でApple製品とのデータ共有が可能になったのは個人的にはめちゃくちゃデカかったです。自分はiPadにMacと日常的に使っているのでスマホもiPhoneにした方が便利なのは分かっています。
ただiPhoneのカメラは自分の今の用途に合わないのでiPhoneを使いたいとは思えないです。とはいえスマホだけAndroidだとiPadやMacとのデータ共有が面倒だったけど流れが変わったように思えます。
今やXiaomiやvivoも勝手が多少違えど同様のことは出来るので特別感は正直ないと思います。ただそれでもOppoが最初に対応したからこそ興味を持つようになった上に国内で約4年ぶりにフラッグシップモデルが展開されました。
試しに使ったら単純に良かった。
国内イベントにもご招待頂きましたが正直Oppo Find X8 Proが発表されなかったのは残念でした。とはいえ久しぶりにフラッグシップが国内展開されるので応援したいという気持ちが強くOppo Find X8が国内発売までに時間があったのでまめこさんにOppo Find X8 Proを試しにお願いしてみました。
そしてとりあえず使ってみたらグローバル版ということもありましたがめっちゃ使いやすく感じました。自分はレビューのためとはいえ大陸版を使うことが多いのでソフトに求めるのはGMS関連のアプリが安定して動けばいいと他のユーザーと比較しても圧倒的にハードルが低い状態にあると思います。
そのためソフトのカスタマイズ性にほとんど興味がなくハード面がシンプルにいいかどうかです。カスタマイズ性を求めるならGalaxyを選んでおけば間違いないですが個人的にはそこまで求めていないです。
一方でGalaxyだとUltraモデルでもちょっとカメラが物足りないく感じることが多いです。
ただOppo Find X8 Proだとカスタマイズ性はGalaxy対比でしょぼくてもカメラは地味に強いです。またスペックの割にはディスプレイは明るく見やすい上に電池持ちはかなり安定しています。
なので最新機種が出てこなかったのもありますが年末から年始頃はずっと使っていた感じです。またQi2には対応していませんがマグネットタイプのアクセサリーや充電器にも力を入れています。
国内で見ればワイヤレス充電で50Wの環境を構築できるのはOppoくらいと貴重な存在に感じます。またマグネット対応の純正ケースもここ最近はほぼ必ず用意してくれているので用途にも合います。
正直試しに使ってみたらここまでいい機種だと思っておらず今後にもかなり期待しています。使いやすさにフォーカスしているけど中華メーカーらしいスペックの強さもあるのでバランスが良く感じます。
ラインナップの強化に期待。
先日にOppoは公式サイトでOppo Find X8を購入したユーザーに対してアンケート調査を実施していることが判明しました。質問内容の一部には今後どのような端末を国内で展開してほしいかとの項目もありました。
またOppoのマーケティングの方だと思いますがXにおいてOppo Find N5の国内展開を示唆するようなポストをしていましたが結局のところ音沙汰はなく現時点ではポスト自体が削除されています。
ただ一部インフルエンサーに貸出をした上でレビュー依頼をしているので市場の様子を見ている可能性があります。ちなみにアンケート項目においてもOppo Find N5に関する設問があったので探っている感じだと思います。
個人的にはOppo Find N5の国内展開に期待しているからこそ非常に気になっているところです。
今年後半も楽しみが多い。
一方でリーカーによるとOppoやXiaomiにvivoなど主要メーカーは今年の9月から10月に最新世代の機種を発表することを指摘しており9月下旬には第一弾が登場する可能性があります。
現時点でMediaTekがDimensity9500の発表時期を明らかにしていないのでなんともです。ただQualcommが9月下旬に発表することを明らかにしているので何かしらの動きが出てくるかもしれません。
なのであと3ヶ月もすれば最新世代が登場する流れでOppo Find X9シリーズに期待しています。現行モデルは3モデル展開ですがOppo Find X9シリーズでは4モデル展開になるとの予測です。
リーク通りであればOppo Find X8の後継機種が実質Oppo Find X9 Plusで現行モデルのProとUltraはそれぞれに後継機種が出て新たに6.3インチの小型モデルが無印として追加される可能性があります。
またOppo Find X9 Ultra以外は例年通りであればDimensity9500を搭載している可能性があります。そして国内で販売されるとすればUltra以外の3モデルのどれかになってくるかなと思います。
何よりOppo Find X9シリーズはカメラがさらに強化される可能性がありOppo Find X9 Proは直近の情報通りであれば200MPの望遠センサーを採用することからか望遠は一つになると予測されています。
現行モデルは2つのセンサーを搭載していますが後継機種はシンプルに大型望遠を一つのみです。仮に他社と同じ流れであればSamsungの1/1.4インチのHP9センサーを搭載する可能性があります。
Oppo Find X8 Ultraでは最大30倍のマクロ撮影に対応しているからこそマルチに使えるようになるかもしれません。¥そして来年の上半期に正式発表が予測されているOppo Find X9 Ultraは大刷新の可能性があります。
中距離望遠に関してはLYT-700から200MPの望遠センサーに刷新される可能性があると予測されています。おそらくペリスコープ構造を採用して中倍率やテレマクロの画質改善を狙ってくる可能性があります。
そして長距離望遠は現行モデルと同じく1/1.95インチのLYT-600を継続採用するとの話です。また広角に関してはSonyが開発していると言われている1/1.1インチの200MPセンサーを採用するかもしれません。
センサーサイズだけでみれば1/0.98インチのLYT-900より小型化しますが改善点がおそらく多いです。何よりデュアル200MPに対応する可能性があり最新のセンサーをしっかり採用すると楽しみです。
またvivoやXiaomiのようにフォトグラファーキットを用意する可能性があると予測されています。直近の情報でみれば上位モデルを中心にカメラをしっかり底上げしてくる感じになりそうです。
国内展開を頑張って欲しい。
一部情報によるとOppoは通信関連の特許の問題から一時期フラッグシップモデルの海外展開に消極的でしたが記憶違いでなければ2024年前半に解決しており後半からは割と積極的な印象です。
同じ系列の会社だから仕方ないのかもしれませんがvivoのようにUltraを海外展開しないのは正直勿体無い感じでOppo Find X8 Ultraもグローバルモデルがあれば文句なしという印象です。
ちなみにOppo Find X8 Ultraは海外のYouTuberが割とプロモーションを行なっていることから市場の反応を見ている可能性がありOppo Find X9 Ultraはグローバル展開になるかもしれません。
中華メーカーの機種は中国向けは異常に安いとはいえグローバル展開する際にかなり高くなります。どうしてもコストが増す上にUltraのようなニッチ向けは販売台数が限定されるから難しいです。
ただフラッグシップモデルを購入するような人はそもそもオタクよりだからこそ頑張って欲しいところです。
国内に関してもローカライズして本体価格が高くなるのであればする必要はないと思っています。そもそも好きな機種が国内販売されておらずグローバルモデルを輸入して使っている人からすればおサイフケータイなど非対応なのは当たり前の話なので非対応だとしてもネックにはならないです。
むしろ国内で販売してくれるだけでも購入のハードルが下がるのでより安心して購入できるかもしれません。保守的な思考が強い国内市場だとそもそも難しいのかもしれませんが折畳式機種は特にチャンスかなと思います。
来年にはAppleが折畳式機種を出すと予測されていることからも年内もしくは来年の上半期には折畳式機種を出しておけばチャンスがあり現状だとPixelとGalaxyしかブック型がないのでシェアを拡大しやすい可能性がありOppoにはちょっと踏み込んだマーケティングをやってほしいところです。
まとめ。
今回は今後最も期待しているメーカーの一つであるOppoについて主観的にまとめてみました。ハードが強い一方でソフトもかなり完成度が高いからこそ個人的にはおすすめしやすいと思います。
Oppo Find X8がおサイフケータイ非対応というデメリットよりも使いやすいというメリットの方がデカく今年後半にはOppo Find X9シリーズをより積極的に展開してほしいところです。