原因はあれのせい。Xperiaがロシア市場から完全に撤退へ

事前情報からもSonyはヨーロッパにおいてマーケティングを最適化しようとしており、今までは国ごとにあった公式サイトや販売拠点を、例外はあれど一つに集約しようとしています。

さらにオフライン販売もかなり縮小して基本はオンライン販売を主軸にしています。今回TechNetBooksがロシア市場からXperiaが完全に撤退したことが判明したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

ロシアから撤退に。

今回の情報によるとソニーモバイルコミュニケーションはロシア市場から撤退することが判明したとしています。少なくとも統一国家法人登録簿(EGRUL)から撤退することを確認することが出来ます。

ちなみに市場から撤退すると言ってもXperiaの売上自体にはほぼ影響はないのかなと思います。ちなみに今までの流れは同サイトによると以下のようになります。

  • 2022年3月:ソニーはモバイル製品をロシアに送り出さなくなり、市場での地位が終わりを迎えました。
  • 2023年12月:同社は事業を完全に閉鎖しようとしたが、断られたという。
  • 2024年10月10日:物事を終わらせるための新しい要求が入れられました。
  • 2025年8月11日:ソニーモバイルコミュニケーションズの閉鎖が完了しました。

戦争の影響でXperiaの出荷をやめてからは販売していません。少なくともいつ販売を再開できるか分からない状態だからこそ、そのまま閉鎖したと考えるのが一番分かりやすいのかもしれません。

現地への影響。

一方でニーモバイルコミュニケーションが撤退することで現地ユーザーには以下のような影響が出ることが考えられます。

  • 公式保証または修正なし:ユーザーは、Xperia電話の公式保証ヘルプまたはメーカーが手配した修正場所を使用することはできません。
  • ソフトウェアのヘルプに疑問:世界中のソフトウェアアップデートがまだ電話に届く可能性がありますが、国またはパッチに固有のヘルプは終了します。
  • 部品を見つける:修正のための公式の部品を入手することは、非公式の「グレーマーケット」の方法のみに依存して、はるかに困難になります。

ロシアにおいてどの程度のシェアがあったのか不明ですが、そもそも販売を停止してから3年以上経過していることを考えるとサポート期間は全てのXperiaがきれている可能性があります。

このことを考えるとアップデートはほぼ関係なく、修理関連のみなのかなと思います。何よりXperia自体の売上が厳しいことに加え、戦争によって「不採算地域」になり今回正式に撤退したという流れになると思います。

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