昨年と比較すると約1週間遅れとなりますがGoogleは日本時間の8月21日に新製品発表会を開催予定となっています。何よりAppleをめっちゃ煽るティザー動画を公開するなどPixel 10シリーズはかなり気合が入っているのかなと思います。
今回は正式発表が近づいてきたのでGoogle Pixel 10シリーズのリーク情報を総まとめしたいと思います。
機種別の進化ポイント。
まずは現行モデルと比較してどのような違いがあるのか機種別で確認していきたいと思います。
Google Pixel 10
最初は無印となるPixel 10でリークしているプレス画像からも分かりやすい違いは一つです。とりあえずデザインを確認すると現行モデル対比で縦横は一緒ですが本体の厚みが0.1mm増加しています。
一方でリーク通りであれば本体の重さが6gも増しているので取り回しに影響する可能性があります。
サイズ | Pixel 9 | Pixel 10 |
本体サイズ | 152.8x72x8.5mm | 152.8x72x8.6mm |
重さ | 198g | 204g |
本体の横幅が72mmであることからも持ちやすいサイズ感だからこそ余計に重く感じる可能性があります。Pixelは以前より本体サイズに対して重めのことが多かったですがPixel 10はさらに重くなる可能性があります。
とりあえず200gを超えてくるとユーザーによっては重さだけでもちょっと厳しいと感じるかもしれません。
そしてサイドフレームにカメラフレームはマット仕上げでバックパネルは光沢仕上げを採用なので現行モデルと質感の部分は一緒だからこそ重さが持った時に一番気になる可能性があります。
カラバリはオブシディアン/リモンチェッロ/インディゴ/フロストの4色展開になると予測されています。現行モデルと比較すると3色も変更されており定番色はオブシディアンのみが残った感じです。
ちなみに自分のチャンネルで行ったアンケート調査だと一番人気はフロストとなっています。
そしてディスプレイサイズが6.3インチで本体サイズにおいて縦横が一緒なのでベゼル幅も一緒なのかなと思います。表示解像度に関する情報はありませんが120Hz表示含めて現行モデルから変更がないと思います。
ディスプレイ | Pixel 9 | Pixel 10 |
ディスプレイサイズ | 6.3インチ | |
アスペクト比 | 20:9 | |
表示解像度 | 2424×1080/422PPI | ? |
リフレッシュレート | 120Hz | |
輝度(HDR/ピーク) | 1800nits/2700nits | 2000nits?/3000nits |
ただディスプレイ輝度は最大3000nitsとの予測でHDR表示でおそらく2000nitsになるのかなと思います。ちなみに海外サイトのテスト結果を参考にするとPixel 9の時点で明るいのでそこまで違いを感じないかもしれません。
そして基礎スペックで主な違いとしてはバッテリー容量で筐体サイズがほぼ一緒でありながら270mAhとはいえ着実にバッテリー容量が増える可能性があるのは非常に嬉しいところです。
バッテリー | Pixel 9 | Pixel 10 |
バッテリー容量 | 4700mAh | 4970mAh |
充電速度/有線 | 27W | 29W |
充電速度/ワイヤレス | 最大15W | 最低15W |
またバッテリー容量の増加に合わせて有線における充電速度が僅かに強化されるとの予測です。ただ充電平均速度が変わっていない限りは充電に要する時間はほとんど一緒の可能性があります。
そしてデザインの分かりやすい違いになりますがPixel 10ではトリプルレンズカメラ構成になります。ただ望遠が増えても手放しで喜べない感じで広角と超広角はPixel 9aと完全に一緒になります。
カメラ | Pixel 9a | Pixel 9 | Pixel 10 |
---|---|---|---|
広角
|
Samsung GN8
50 MP 1/1.95” |
Samsung GNV
50 MP 1/1.31” |
Samsung GN8
50 MP 1/1.95” |
超広角
|
Sony IMX712
13 MP 1/3.1″ |
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
Sony IMX712
13 MP 1/3.1″ |
望遠
|
–
|
–
|
Samsung 3J1
11 MP 1/3.0” |
インカメラ
|
Sony IMX712
13 MP 1/3.1″ |
Samsung 3J1
11 MP 1/3.0” Autofocus |
Samsung 3J1
11 MP 1/3.0” Autofocus |
なのでカメラセンサーだけで見れば小型化するので特に低照度の撮影において退化を感じる可能性があります。また望遠センサーが追加されますがProモデルと異なりセンサー自体は正直豆粒という感じです。
ただそれでも最大20倍と言われているのでカメラの取り回しが改善することに違いはないです。リークだとわからないですがカメラフレーム部分が大型化している可能性が高いです。
本体の厚みに違いもありますがPixel 9用のケースをそのまま使うのは無理なのかなと思います。
Google Pixel 10 Pro
次に2つ目の機種とPixel 10 ProでAndroidでは珍しいハイエンドコンパクトモデルが継続されることになります。デザインにおいて現行モデル対比で本体の縦横は一緒ですが本体の厚みは0.1mm増加しています。
なので筐体サイズの変更部分としてはPixel 9からPixel 10の流れと全く一緒になります。またPixel 10とPixel 10 Proの本体サイズは一緒でケースは兼用できる可能性があります。
サイズ | Pixel 9 Pro | Pixel 10 Pro |
本体サイズ | 152.8x72x8.5mm | 152.8x72x86mm |
重さ | 199g | 207g |
一方で本体の重さは207gと現行モデル対比で8g増加になるのでやはり重いことに違いはないです。繰り返しになりますが持ちやすさいサイズ感だからこそ余計に重く感じてしまう可能性があります。
ちなみにサイドフレームは光沢仕上げでカメラフレーム部分にバックパネルはマット仕上げと質感は一緒で取り回しにやはり影響するとすれば重さで数年前のiPhoneのProモデルと一緒です。
カラバリはオブシディアン/ポーセリン/ムーンライト/ジェイドの4色展開になるとの予測です。定番色である黒と白はそのまま残してPixel 9 Proの時に新色だった2色を入れ替えた感じです。
実際のところは不明ですがProモデルでは黒と白を残しましたが無印では白をカットしています。このことを考えると無印は割と定番色が売れにくい傾向の可能性があり非常に気になるところです。
ディスプレイ | Pixel 9 Pro | Pixel 10 Pro |
ディスプレイサイズ | 6.3インチ | |
アスペクト比 | 20:9 | |
表示解像度 | 2856×1280/495ppi | ? |
リフレッシュレート | 120Hz(可変式) | |
輝度(HDR/ピーク) | 2000nits/3000nits | |
PWM調光 | 240Hz | 480Hz |
そしてディスプレイスペックは特段変更がないと言われており可変式120Hz表示や表示解像度にピーク輝度などは一緒だと思いますがPWM調光に関しては現行モデル対比で2倍に強化と予測されています。
現行モデルで画面がチラついて見える人以外は進化をしたとしても恩恵を感じない可能性もあります。そして基礎スペックでみると国内で発売されるか不明ですが1TBモデルの展開に期待したいところです。
容量構成 | Pixel 9 Pro | Pixel 10 Pro |
RAM | 16GB | |
ストレージ | 128/256/512GB | 128/256/512GB/1TB |
規格 | UFS3.1 | UFS3.1? |
アメリカでは現行モデルの時点で1TBモデルが用意されておりリークをみる限りヨーロッパでもPixel 10 Proでは1TBモデルがラインナップされているので販売地域が拡大される可能性が高いのかなと思います。
ただ仮に国内で発売されたとしてもオブシディアンのみとかカラバリは制限される可能性があります。
バッテリー | Pixel 9 Pro | Pixel 10 Pro |
バッテリー容量 | 4700mAh | 4870mAh |
充電速度/有線 | 27W | 29W |
充電速度/ワイヤレス | 最大21W | 最低15W |
そしてバッテリー容量に関して4870mAhと現行モデル対比で170mAhしか増えないのは残念です。Pixel 10が270mAh増えていることからも同じ容量は増えて欲しかったですがおそらく内部スペースの問題でPixel 10 Proはそこまでバッテリー容量を増やせなかった可能性があります。
また有線における充電速度が現行モデルの27Wから29Wに強化されると予測されていますがPixel 10と同じくバッテリー容量が増えた分をカバーする程度で所用時間がほぼ変わらないかもしれません。
少なくともリークしているケースをみる限りPixel 9 Pro用のケースは使えないです。一方でPixel 10 Pro用のケースをPixel 9 Proで使おうとするとカメラ部分に隙間が発生する可能性があります。
カメラ | Pixel 9 Pro | Pro XL | Pixel 10 Pro | Pro XL |
---|---|---|
広角
|
Samsung GNV
50 MP 1/1.31” |
Samsung GNV
50 MP 1/1.31” |
超広角
|
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
望遠
|
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
インカメラ
|
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” Autofocus |
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” Autofocus |
ズーム
|
5倍(光学)/30倍(デジタル)
|
5倍(光学)/100倍(デジタル)
|
そしてカメラに関してハードでみれば現行モデルから変更はないとの予測であとはレンズ次第かなと思います。ただ最大ズーム倍率がアルゴリズムとAIの強化により最大100倍に対応すると予測されています。
実際にどの程度の写真が撮れるか不明ですが動画に関してもズームが強化される可能性があります。
Google Pixel 10 Pro XL
次に3つ目の機種として最上位であるPixel 10 Pro XLになりますがデザインはほぼ変わらずです。本体サイズを確認すると縦横は一緒に加え本体の厚みまで一緒と現行モデルから全然変わらずです。
サイズ | Pixel 9 Pro XL | Pixel 10 Pro XL |
本体サイズ | 162.8×76.6×8.5mm | 162.8×76.6×8.5mm |
重さ | 221g | 232g |
ただ本体の重さは232gになると予測されているので現行モデルから11gも増すのはちょっとつらいと思います。次のiPhoneがどうなるのか不明ですが今や230gを超える機種は中華系を除けば珍しいです。
むしろ中華系のUltraモデルでも230g以下に抑えてきているのでかなり重い部類に入る可能性があります。自分の手首の状態だとPixel 10 Pro XLの長期利用はちょっと不安に感じてしまう重さです。
そしてカラバリはオブシディアン/ポーセリン/ムーンライト/ジェイドの4色展開になると予測されています。Pixel 10 Proと同じでサイドフレームが光沢仕上げでカメラフレームとバックパネルはマット仕上げと質感も一緒になるとの予測なので単純にぱっと見の違いとしては大きさのみになると思います。
ちなみにバータイプは共通してトリプルレンズカメラ構成ですがPixel 10は温度センサーがないです。なのでLEDフラッシュの下部分とカラバリで見分けるのが簡単なのかなと思います。
ディスプレイ | Pixel 9 Pro XL | Pixel 10 Pro XL |
ディスプレイサイズ | 6.8インチ | |
アスペクト比 | 20:9 | |
表示解像度 | 2992×1344/486PI | ? |
リフレッシュレート | 120Hz(可変式) | |
輝度(HDR/ピーク) | 2000nits/3000nits | |
PWM調光 | 240Hz | 480Hz |
筐体サイズが全く一緒でディスプレイサイズも一緒なのでベゼル幅も全く一緒の可能性が高いです。また可変式120Hz表示に表示解像度にピーク輝度は一緒の可能性が高いですがPixel 10 Proと同様にPWM調光は現行モデル対比で2倍と予測されておりざっくりいえば目に優しくなる可能性があります。
容量構成 | Pixel 9 Pro XL | Pixel 10 Pro XL |
RAM | 16GB | |
ストレージ | 128/256/512GB | 256/512GB/1TB |
規格 | UFS3.1 | UFS4.0? |
基礎スペック部分でみるとストレージオプションが変更され128GBモデルが廃止になると予測されています。なので最低価格は高くなるので仮に価格が据え置きでも今まで以上に高く見えるかもしれません。
一方で128GBモデルがなくなるのであればそろそろストレージ規格はUFS4.0になってほしいです。
バッテリー | Pixel 9 Pro XL | Pixel 10 Pro XL |
バッテリー容量 | 5060mAh | 5200mAh |
充電速度/有線 | 37W | 39W |
充電速度/ワイヤレス | 最大23W | 最低15W |
そしてバッテリー容量が5200mAhと現行モデル対比で140mAhと僅かに増えるとの予測です。また充電速度も現行モデルの37Wから39Wと僅かに強化されますが所用時間はほとんど一緒かもしれません。
カメラ | Pixel 9 Pro | Pro XL | Pixel 10 Pro | Pro XL |
---|---|---|
広角
|
Samsung GNV
50 MP 1/1.31” |
Samsung GNV
50 MP 1/1.31” |
超広角
|
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
望遠
|
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” |
インカメラ
|
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” Autofocus |
Sony IMX858
48 MP 1/2.55” Autofocus |
ズーム
|
5倍(光学)/30倍(デジタル)
|
5倍(光学)/100倍(デジタル)
|
次にカメラに関してハードでみれば現行モデルから変更がないと言われておりちょっと寂しいです。ただPixel 10 Proと同様に最大ズーム倍率は最大100倍と言われており汎用性は改善する可能性があります。
おそらくカメラ部分の大きさからもPixel 9 Pro XL用のケースは使えない可能性が高いです。ちなみに以前リークしたレンダリング画像からもカメラバンプ込みの厚みは変わらずとの予測です。
Google Pixel 10 Pro Fold
そして4つ目の機種としてPixel 10 Pro Foldで本体を開いた状態だと縦横は一緒ですが本体の厚みが0.1mm増しており本体を閉じた状態だと縦幅は一緒ですが横幅が僅かにスリム化すると予測されています。
Pixel 9 Pro Fold | Pixel 10 Pro Fold | |
本体と閉じた時 | 155.2×77.1×10.5mm | 155.2×76.3×10.8mm |
本体を開いた時 | 155.2×150.2×5.1mm | 155.2×150.4×5.2mm |
重さ | 257g | 258g |
本体を開いた時の横幅が一緒なのに本体を閉じた時の横幅が違うのはありえるのか不明です。ただ本体を閉じた状態だと厚みが0.3mm増しているのでヒンジ部分の構造が地味に違う可能性はあります。
一方で本体の厚みが地味に増しているのに本体の重さは258gと僅か1gしか増えていないです。単純に考えればヒンジ構造の刷新に伴いヒンジ自体が軽量化してほとんど変わらなかった可能性があります。
そしてカラバリはムーンストーン/ジェイドと今まで異なり定番色が全くない状態になりました。割と大胆な判断だと思っており売れ行きにどのような影響を及ぼしてくるのか気になるところです。
Pixel 9 Pro Fold | Pixel 10 Pro Fold | ||
メインディスプレイ | ディスプレイサイズ | 8.0インチ | |
表示解像度 | 2152×2076/373PPI | ||
リフレッシュレート | 120Hz(可変式) | ||
ピーク輝度 | 1600(HDR)/2700(ピーク) | 1800(HDR)/300(ピーク) | |
サブディスプレイ | ディスプレイサイズ | 6.3インチ | 6.4インチ |
アスペクト比 | 20:9 | ? | |
表示解像度 | 2424×1080/422PPI | 2364×1080 | |
ピーク輝度 | 1800(HDR)/2700(ピーク) | 2000(HDR)/3000(ピーク) |
そしてメインディスプレイのサイズや表示解像度にリフレッシュレートなどは変更がないと予測されています。一方でサブディスプレイはヒンジ構造の刷新により6.4インチと僅かに大型化するとの予測です。
可変式120Hz表示は一緒だと思いますが表示解像度はちょっと下がっているのが気になるところです。またピーク輝度が3000nitsになるとの予測なのでHDR表示は最大2000nitsに底上げされるのかなと思います。
このことを考えるとメインディスプレイもピーク輝度を3000nitsに揃えてくる可能性があります。一方で同じProモデルでありながらもPixel 10 ProのようにPWM調光の強化はないとの予測です。
容量構成 | Pixel 9 Pro Fold | Pixel 10 Pro Fold |
RAM | 16GB | |
ストレージ | 256/512GB | 256/512GB/1TB |
規格 | UFS3.1 | UFS4.0 |
次に基礎スペックを確認すると国内で発売されるのか不明ですがアメリカやヨーロッパでは1TBモデルが追加されると予測されているのでムーンストーンのみでも1TBモデルがほしいところです
また事前情報通りであれば4世代ぶりの刷新でストレージ規格がUFS4.0に対応するとしています。そしてバッテリー容量に関して5015mAhになると予測されているので365mAh増加する可能性があります。
バッテリー | Pixel 9 Pro Fold | Pixel 10 Pro Fold |
バッテリー容量 | 4650mAh | 5015mAh |
充電速度/有線 | 21W | 30W |
充電速度/ワイヤレス | 最大7.5W | 最低15W |
増加量でみればシリーズの中で最も多くやはり電池持ちの改善にかなり期待したくなるところです。一方で有線に関する充電速度は30Wと現行モデルの21Wと比較すると大幅強化となっており、対応充電器を使うことで30分の充電で50%の充電が可能としています。
そして耐久性の部分に関してPixel 10 Pro Foldは折畳式機種として世界で初めてIP68に対応する可能性があり完全防塵に対応することができればより多くのシーンで活躍出来ます。
カメラ | Pixel 9 Pro Fold | Pixel 10 Pro Fold |
---|---|---|
広角
|
Sony IMX787
64 MP (cropped) 1/1.73” |
Samsung GN8
50 MP (cropped?) 1/1.95” (cropped?) |
超広角
|
Samsung 3J1
12 MP 1/3.2” |
Samsung 3J1
12 MP 1/3.2” |
望遠
|
Samsung 3J1
12 MP 1/3.2” |
Samsung 3J1
12 MP 1/3.2” |
インカメラ(メイン)
|
Samsung 3K1
11 MP 1/3.94” |
Samsung 3K1
11 MP 1/3.94” |
インカメラ(サブ)
|
Samsung 3K1
11 MP 1/3.94” |
Samsung 3K1
11 MP 1/3.94” |
最後にカメラに関してメインカメラセンサーがPixel 9aと同じくGN8に変更されるとの予測です。ちなみに海外サイトの指摘通りであれば現行モデルは1/1.73インチのIMX787をクロップして1/2.0インチにしておりPixel 10 Pro Foldは1/1.95インチのGN8をクロップして1/2.0インチとしています。
少なくともセンサーサイズでみれば一緒ですがSony製からSamsung製に変更してどうなるのか気になるところです。一方で望遠や超広角など他のセンサーは現行モデルから変更がないと言われており最大20倍も一緒と予測されています。
シリーズ共通の進化。
ざっくりと機種別の進化ポイントを確認してきましたがここからシリーズの共通の進化点を確認していきたいと思います。ディスプレイに関しては最新世代の情報がないのでおそらくSamsungのM14を共通採用の可能性があります。
一方でAppleのTrue Tone Displayのように周囲の環境に合わせてホワイトバランスを調整する機能が実装されると言われておりスマホでみればPixel 4シリーズ以来と久しぶりの可能性があります。
Google Tensor G5の搭載。
そして基礎スペックに関してPixel 10のみがUWB/ペイパーチャンバー非搭載は変わらないと予測されています。一方でシリーズ共通でTSMCの3nmプロセスノードを採用したGoogle Tensor G5を搭載との予測です。
パッケージング方法も変更されておりサプライヤー自体がTSMCなので品質は改善する可能性が高いです。
アーキテクチャ | Tensor G3 | Tensor G4 | Tensor G5 |
メインコア | Cortex-X3 x1 | Cortex-X4 x1(3.1GHz) | Cortex-X4 x1(3.40GHz) |
ミドルコア | Cortex-A715 x4 | Cortex-A720 x3(2.60GHz) | Cortex-A725 x5(2.66GHz) |
高効率コア | Cortex-A510 x4 | Cortex-A520 x4(1.92GHz) | Cortex-A520 x2(2.2GHz) |
CPUで見るとメインコアは一緒ですがミドルコアが5個に高効率コアが2つにしてアーキテクチャは刷新した上で全体的にクロック数を上げているのでパフォーマンス自体は改善している可能性が高いです。
ちなみに海外サイトによると4割程度改善している可能性があると指摘しており理論値では最大6割改善するとの話もあります。
ただGoogleがパフォーマンス重視のチューニングをすると思えないのでプロセスノードにパッケージング方法を変更した結果電力効率が改善した分クロック数を上げて処理性能を改善させたように見えあくまでも発熱抑制と電力効率を最優先している可能性が高いかなと思います。
ちなみにリークしているベンチマークだとSnapdragon 8 Gen 3搭載機種と同程度の感じです。またコストカットの側面が強いのか電力効率の改善を優先したのかGPUも大刷新となっています。
GPUのハード的にはレイトレーシングGPUの仮想化に対応していますが機能として実装するか別の話になります。何よりGoogle Tensor G5で電力効率が改善された上でバッテリー容量が増えたのであれば電池持ちはシリーズ全体で底上げされている可能性がありますがあとは実際に使ってみないとわからないです。
Qi2への対応。
またQi2に正規対応しているとの予測でiPhoneのように本体にマグネットを内蔵していることになります。なのでマグネットケースなしでもマグネット式のモバイルバッテリーやスタンドが使える可能性があります。
また現行モデルで見るとPixel 9 Pro Foldは最大7.5Wに対して他の3機種はQi対応充電器で最大12WになっていたのがPixel 10シリーズではQi2対応充電器であれば最低でも15Wに対応することになります。
Pixel 9 | Pixel 10 | ||
Qi対応充電器 | 無印 | 12W | 最低15W(Qi2) |
Pro | |||
Pro XL | |||
Pro Fold | 7.5W | ||
Pixel Stand 2 | 無印 | 15W | ? |
Pro | 21W | ||
Pro XL | 23W | ||
Pro Fold | 非対応 |
ちなみにWPCはGoogleと最大25Wへ強化したことを明らかにしているのでPixel 10 ProとPixel 10 Pro XLのみが最大25Wに対応する可能性もありシリーズ全体で充電速度が底上げされる可能性が高いです。
またGoogleはQi2に対応したPixel Stand 3を準備しているとも言われているので楽しみです。特にPixel 10 Pro Foldは充電速度の改善に加え純正のワイヤレス充電器に対応する可能性があります。
その他。
その他現時点でGoogle AIの目玉機能に関する情報は全然リークしていないので何ともです。おそらくGalaxyのようにGemini Liveを利用したアプリ間の連携性の強化はアピールするかもしれません。
一方で噂通りであればMagic Cueに対応する可能性があり簡単に言えばAIとユーザーの架け橋になる存在です。ユーザーの行動をモニタリングするAIで例えばあるアルバムのジャケットの写真をスクショした場合Magic Cueがこのジャケット写真の情報を検索して例えば音楽を再生するかと提案してくれます。
またはアルバムを購入するかと提案する機能でユーザーの使い方に合わせておすすめのAIを提案するAIという感じです。少なくともGoogle純正アプリとはかなりの連携性があると言われていますが実際にどうなるのか詳細は分かっていません。
あと直近の情報からもPixel 10シリーズの新機能としてカメラコーチを実装する可能性があります。これはカメラで写真を撮影する際にGeminiが角度や照度の調整などをアドバイスしてくれる機能になると予測されています。
また会話型写真編集でGeminiに写真の編集について音声やテキストで依頼することが可能になると予測されています。この機能は背景の変更や画像の明白化やオブジェクトの削除などGeminiが自動で判断して編集してくれるものになるとの予測です。
価格は据え置きに。
そして最後に価格に関してリーク通りであればヨーロッパとアメリカにおいては価格が据え置きです。
価格 | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
Pixel 10 | $799 | $899 | – | – |
Pixel 10 Pro | $999 | $1099 | $1219 | $1449 |
Pixel 10 Pro XL | – | $1199 | $1319 | $1549 |
Pixel 10 Pro Fold | – | $1799 | $1919 | $2149 |
ただ先ほどの話とも重複しますがPixel 10 Pro XLは128GBが廃止になるので最低価格が高くなります。同じく256GBモデル同士で比較した場合は据え置きになりますがどうしても高く見える可能性があります。
そして発売日に関して日本は最優先市場の一つだと思うので事前情報通りであれば8月28日に発売と予測されています。ただPixel 10 Pro Foldのみは直近の情報通りであれば10月9日とだいぶ先になる可能性があります。
また購入特典として下取りの強化やストアクレジットに期待ができGoogle AI Proプランが機種によって一定期間利用料が無料になるなど細かい部分での特典もつく可能性があります。
まとめ。
今回は正式発表が近づいてきたのでPixel 10シリーズについて総まとめをしてみました。やはり国内価格がどうなるのか気になるところで出来るだけ値上げを回避してほしいところです。
一方で個人的に見ればカメラの進化がハードでみれば物足りないですが安定性の改善やQi2の正規対応はかなり魅力的に見え最低でもProモデル3機種は絶対欲しいかなと思っています。