どっちがいい。Galaxy Z Fold7とPixel 10 Pro Foldの違い

個人的には折畳式機種が好きなので6月下旬からvivoにHonorにSamsungと新製品が続々と正式発表されているのはすごく楽しく今後GoogleはPixel 10 Pro Foldを正式発表予定です。

今回はGoogle Pixel 10 Pro FoldとGalaxy Z Fold7の違いについてリーク情報を元に主観的にまとめたいと思います。

今年のGalaxyは違う。

Galaxy Z Fold6までであれば他社と比較してデザインが周回遅れで中華系対比では2週遅れくらいの印象でした。なのであまりソフトのカスタマイズ性に興味がない自分からすればデザインだけでもかなりマイナスな要素でした。

ただGalaxy Z Fold7では大幅に薄型化/軽量化したことで歴代モデルと正直別次元に感じます。Galaxy Z Fold7はGalaxy Z Fold Special Editionを薄型化しただけでしょと思っていましたが全然違います。

直近でみればvivo X Fold 5にHonor Magic V5と購入しましたがGalaxy Z Fold7の方がインパクトが大きく今後何か尖った折畳式機種が出ないなら今年一番の折畳式機種になるかもしれません。

一方で個人的にPixelはかなり好きなのでPixel 10 Pro Foldの存在はかなり気になります。なので今回はPixel 10 Pro FoldとGalaxy Z Fold7の気になる部分を比較したいと思います。

デザインに大きな違い。

まず一つ目としてはデザインでGalaxy Z Fold7は本体を閉じた状態で158.4×72.8×8.9mmです。一方でPixel 10 Pro Foldは155.2×76.3×10.8mmで縦が3mm短い分横に3mm長い感じです。

Galaxy Z Fold7 Pixel 10 Pro Fold
本体を閉じた時 158.4×72.8×8.9mm 155.2×76.3×10.8mm
本体を開いた時 158.4×143.2×4.2mm 155.2×150.2×5.2mm

少なくとも持ちやすさという部分ではPixel 10 Pro Foldの方が横幅があるためマイナスです。またPixel 10 Pro Foldは本体を閉じた状態だと10.8mmで前モデル対比で0.3mm増しています。

2025年に登場した機種は9mmをきれるかが目安だった中でPixel 10 Pro Foldは真逆の流れとなっています。またGalaxy Z Fold7はブック型の折畳式機種の中でも現状最も軽い215gとなっている中でPixel 10 Pro Foldは258gと43gも差があるので取り回しに圧倒的な差があると思います。

他社の機種はバータイプの大型モデルとほとんど変わらないサイズ感になってきた中でPixel 10 Pro Foldは数年前のいかにも折畳式機種というサイズ感で大きなデメリットです。

少なくともGalaxy Z Fold7とPixel 10 Pro Foldで迷っている人はデザインを考慮すべきだと思います。自分のようにメインディスプレイを使う頻度が高い人はデザインの違いはあまり気にしなくていいと思います。

結局メインディスプレイを使う場合は両手で使うことが基本になるので重さは気にならないです。一方でサブディスプレイを使う頻度が高い人はPixel 10 Pro Foldはストレスになると思います。

デザイン的には好みの問題で個人的にはPixel 10 Pro Foldのジェイドがめっちゃ気になります。ただ毎日使う物だからこそ自分の使い方に合わせたデザインである必要があるのかなと思います。

耐久性に違い。

次にデザイン部分とも重複してくる部分ですが本体の耐久性もある程度意識しておいた方がいいと思います。海外のYouTuberが新機種が出れば過酷な耐久テストを公開していますが個人的にはこのテストに合格できる必要はないと思っており非日常な負荷をかけても正直そこまで意味がないと思います。

ただGalaxy Z Fold7は前モデル対比で薄型化しつつも同程度の耐久性を実現しています。

 

一方でPixel 9 Pro Foldは同じ耐久テストで割と散々な結果なので意識する必要はあります。とはいえ日常においてどれだけの圧力に耐えられるかよりも耐落下衝撃性の方が重要だと思います。

Galaxy Z Fold7は本体を薄型化するにあたってサブディスプレイ自体も薄型化する必要があります。そのためGorilla Glass Ceramic 2を採用していますがPixel 10 Pro Foldは現行モデルと同じであればGorilla Glass Victus 2の可能性があるので耐久性が優れているかもしれない。

スクリーンプロテクターやケースを使えば変わってくると思いますがそのデザインを活かすならあまり分厚いケースを使うと台無しになってしまうので本体の耐久性が優れている方がいいです。

世界初の快挙の可能性。

また事前情報通りであればPixel 10 Pro Foldは折畳式機種として初めてIP68に対応していると予測されています。Galaxy Z Fold7はIP48なので直径が1.0mm以下の固形物が内部に侵入する可能性があります。

一方でPixel 10 Pro Foldは完全防塵なので極端に言えば沈めても砂場に埋めても大丈夫です。ちなみに海外の認証会社からもGalaxy Z Fold7は常温時において最大50万回の開閉に対応しています。

さらに気温が60度の環境で30万回で氷点下20度の環境だと最大で6万回の開閉に対応しています。Pixel 10 Pro Foldがどうなっているのか不明ですが同じUTGであれば同程度の耐久性の可能性もあります。

少なくとも現時点での情報でみると日常使う上ではPixel 10 Pro Foldの方が優秀なのかもしれません。一方で極端な環境や極端な負荷をかけた場合だとGalaxy Z Fold7の方が優秀かなと思います。

基礎スペックの違い。

そして基礎スペック部分でみるとアップデートサポート期間やAIは似ている可能性があります。何よりGalaxyが新機能として発表したAI機能の多くはGoogleと共同開発していることが多いです。

その結果Samsungが正式発表した後にGoogleもPixel含めたAndroidにアップデートの配信をします。例えばGemini LIVEを使ってGeminiにおすすめのコーデを決めてもらるのはPixelでも出来ます。

あとはGoogleがPixel 10シリーズでどのような新機能を追加してくるか次第かなと思います。個人的にはユーザーとGoogle AIの架け橋になるMagiu Cueが気になりますが詳細が不明です。

カスタマイズ性と自動調整。

そしてカスタマイズ性に関してGoogleがSamsungに及ぶことは絶対にないのかなと思います。ただここは方向性の違いかなと思っており例えばAIで出来れば半自動化しようと思っている中でGoogleとしては設定含めて自動化してユーザーの使い方を学習して最適化しようとしている印象を受けます。

こう考えるとユーザーが自由にマニュアルで設定できるようにするのはある意味真逆なのかもしれません。ただカスタマイズ性はAndroidの持ち味の一つなのでここはユーザーの考え方次第だと思います。

容量構成の違い。

そして容量構成に関してGalaxy Z Fold7は1TBモデルのみRAM16GBとなっていますがPixel 10 Pro Foldは現行モデルと同じであればストレージオプション関係なくRAM16GBだと思います。

ただ注意点としてPixelの場合はAIをより迅速に処理させるためにRAMにAI Coreを常駐させています。その結果AI CoreにRAMが占有されるため実質12GB前後になる可能性があるので注意が必要です。

ちなみに日本で発売されるか不明ですがPixel 10 Pro Foldには1TBモデルが存在する可能性があります。

パフォーマンスの違い。

そしてPixel 10 Pro FoldはGoogle Tensor G5を搭載している可能性が非常に高いです。ちなみにリークしているベンチマークをみるとマルチコアでPixel 10 Pro Foldは7000点前後です。

一方でGalaxy Z Fold7は9500点前後なので2割程度劣る可能性があるのかなと思います。またAnTuTuでみるとPixel 10 Pro Foldは4割程度改善と予測されており170万点前後になる可能性があります。

一方でGalaxy Z Fold7は200万点前後なのでパフォーマンス優先ならGalaxyだと思います。特にゲームパフォーマンスを求めるのであればGalaxy Z Fold7を選んだ方がいいと思います。

電池持ちの違い。

そしてGalaxy Z Fold7はバッテリー容量が前モデル対比で増えずに電池持ちは懸念事項の一つかなと思います。海外サイトを参考にするとGalaxy Z Fold7は11時間44分に対してPixel 9 Pro Foldは11時間54分と現行モデルにもちょっと及ばない感じで折畳式機種の中でもあまり良くないです。

またPixel 9 Pro Foldは4650mAhに対してPixel 10 Pro Foldは5015mAhに増加と予測されています。バッテリー容量が増えることに加えGoogle Tensor G5で電力効率が大幅に改善する可能性があります。

このことを考えるとGalaxy Z Fold7より電池持ちはかなり安定している可能性があります。

Qi2に正規対応する可能性。

またPixel 10 Pro Foldは折畳式機種としては世界で初めてQi2に正規対応する可能性があります。有線における充電速度はGalaxy Z Fold7に僅かに劣る可能性がありバッテリー容量の違いからPixel 10 Pro Foldの方が充電に要する時間は地味に多い可能性があるのかなと思います。

ただ何よりQi2に正規対応しているのであれば付加価値はかなり高いのかなと思います。また生体認証は指紋が一緒ですが顔認証はPixel 10 Pro Foldがクラス3に対応しているならセキュリティ面でアドバンテージがあり顔認証自体の汎用性も地味に改善する可能性があります。

カメラの違い。

最後にカメラですが現時点での情報ではメインカメラセンサーがGN8に変更されるとの予測です。センサーサイズでみれば1/1.3インチのGalaxy Z Fold7には遠く及ばない感じになります。

ハードだけで見れば分かりやすく差がでるとすれば低照度の環境ですがPixel 10 Pro FoldはGoogleの独自ISPと搭載する可能性が高いのでソフトによって写真や動画の質が改善する可能性があります。

ただここは本当に比較しないと分からない部分であとはテレマクロに対応なら強いかもです。また動画性能に関して現行モデルと同じであればPixel 10 Pro Foldは動画ブーストに対応すると思います。

Googleが尺を伸ばすか不明ですが10分以内であればPixel 10 Pro Foldが圧倒する可能性があります。何よりカメラはハードだけでは判断出来ないですがハードならGalaxy Z Fold7だと思います。

一方でソフトとAIでみればPixel 10 Pro Foldの方が優れている可能性があるかなと思います。

価格の違い。

そして価格に関してPixel 10 Pro Foldはアメリカ現地で価格が据え置きになる可能性があります。なのでGalaxy Z Fold7より$200も安いのでちょっと見え方が変わってくる可能性があります。

一方で噂によるとPixelはドル建てでGalaxyはウォン建との話なので国内価格は何ともです。単純にアメリカの価格差からもPixel 10 Pro Foldの方が安くなると断言出来ない状況です。

今回はPixel 10 Pro FoldとGalaxy Z Fold7をリークを元にざっくりと比較してみました。折畳式機種初心者こそGalaxy Z Fold7の方がおすすめしやすい選択肢になるのかなと思います。

一方でPixel 10 Pro Foldは折畳式機種の自分なりの使い方がわかっている人が選びやすいと思います。

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