海外メーカーにとって国内に参入する際に障壁になるのがローカライズです。おサイフケータイ含めてローカライズが完璧じゃないとそもそもキャリアに扱ってもらえない可能性が高いです。
一方で昨年でみればOppoにXiaomiやPOCOなどおサイフケータイ非対応などローカライズは不十分ですがコストを抑えることで直販市場で勝負をかけています。
今回PITAKAさんからMagnetic Woven Walletをご提供頂いたので開封レビューをしてみたいと思います。
開封。
まず開封をしていきたいと思いますが化粧箱のパッケージング方法が変わったように感じます。従来は化粧箱を下にスライドすることで開封できましたが、今回は側面にペリペリがあり剥がしてから開封する感じになります。
同梱物は特段なくシンプルです。PIATAによると耐久性と心地よさ両立した革新素材である「Cadmyra™」を採用したとしています。
アラミド繊維が持つ高い強度と優れた耐摩耗性を活かしつつ、レザーやファブリックのような柔らかさと繊細な手触りを実現。
さらに、2万回の屈曲試験にも耐える高い耐久性を誇り、長期間使用しても変形や色あせが起こりにくく、美しさと機能性を長く保ちます。
従来のアラミド繊維を採用したケースのような硬さがありつつも柔らかさもあるので実際に触るとちょっと面白い質感です。
裏面を確認すると分かりやすくレザーという質感でマグネットが内蔵されていることも一目で確認することが出来ます。
またマグネット対応アクセサリーの磁力はクレジットカードに悪影響を及ぼすことがあります。
精密に設計された金属層がカード収納部とマグネットの間に巧妙に配置され、磁気の干渉を完全に遮断します。これにより、大切なカードは常に完全に保護され、消磁のリスクから守られます。
日常的な使用においても、心配することなく、スムーズで信頼性の高い性能を提供します。
しっかりと配慮されているので安心して使うことが可能です。
また重さも計測してみましたが公式サイトと同じく「38g」とスマホ用のケース一つの重さと同程度という感じです。
カードを収納してみた。
そして次のカードの収納性を確認してみたいと思います。公式サイトによると収納は最大2枚までとなっており、大きな特徴の一つとしてはカードを収納した状態で決済が出来ることです。
まずプラスチックカードを2枚入れた状態が上記の画像になります。正直この状態だとピッタリすぎて取り出すのはちょっと大変です。
次にプラスチックカードとメタルカードを入れてみましたが余裕が全くない状態になります。
ただ内側の部分に穴が空いているのでMagnetic Woven Walletをスマホから取り外す必要がありますが、カードが取れないことは全くないです。
そしてプラスチックカードを1枚入れた状態が上記の画像になります。正直この手の製品は2枚だときつい。けど一枚にすると地味に緩くて落としそうと新たな不安が発生しますが全然大丈夫。
もちろん全てのシーンで「大丈夫」とは言えませんが、Magnetic Woven Walletにカードを入れた状態で思い切り振ってもカード自体は全然ずれないので個人的には安心です。
スマホに装着してみた。
まず王道の楽しみ方としてはケースのデザインとMagnetic Woven Walletのデザインを揃えることです。上記の画像はiPhone 16 Pro Maxですが全体的にスッキリみえて良さげです。
当たり前と言えば当たり前ですがPITAKAのケースじゃなくてもMagSafe対応のケースであれば問題なく装着することが出来ます。
一方で他社で使うとどうなるのか。上記の画像はGalaxy S25+マグネット内蔵純正クリアケースの組み合わせですがカメラ部分に干渉してしまいます。Galaxy S25自体が小さいことに加え、垂直型のカメラデザインを採用しているから余計に仕方ないのかもしれません。
次にOppo Find X8+純正ケースで試してみました。
本当に僅かですが下にはみ出ます。
次にOppo Find X8 Ultra+純正ケースの組み合わせに装着してみました。
Oppo Find X8と比較する筐体サイズがデカいとはいえカメラ部分が邪魔で明確にはみ出ます。
一方でカード自体はカメラバンプに干渉して抜け出すことは考えにくいと謎の安心感もあります。
そしてvivo X200 Pro+サードパーティ製のクリアケースで試してみましたが僅かにはみ出ます。分かりやすいデメリットとしてはカメラデザインによっては干渉してしまうことです。
ただOppo Find X8のように本当に僅かにはみ出ている場合だと個人的にはそこまで気にならないです。
最後にPixel 9+PITAKAのケースと合わせてみましたがカメラ部分に干渉せずピッタリという感じです。今後Qi2への対応を考えるとカメラデザインも重要になってくることを地味に実感します。
まとめ。
今回はMagnetic Woven Walletをご提供頂いたのでざっくりとまとめてみました。個人的にはおサイフケータイに非対応の機種こそあれば便利に感じます。タッチ決済自体は本体がNFCに対応していれば問題ないですが、決済金額によってはクレジットを決済端末に挿入する必要性がある場合もあります。
これはSuicaやiDなども一緒で基本国内で主流の電子決済は少額決済向けとなっていることからも、それなりの金額を使いたい場合はクレジットカードが必要になる場合もあります。
このことを考えるとスマホ+クレジットカードを持ち運んでおけばほとんどのニーズを満たすことができるのかなと思います。
製品提供: PITAKA Japan