直近の情報からもGoogleはアメリカの現地時間8月20日に新製品発表会を開催すると予測されています。このイベントはPixel 10シリーズの発表がメインになる可能性が高いですがPixel Watch 4も発表される可能性があります。
一方でPixel Tablet 2やPixel Buds Pro 3が発表される可能性は低いかなと思います。今回AndroidHeadlinesがGoogle Pixel 10一部スペックに言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
ディスプレイを確認。
すでにリーカーがCADをベースにしたレンダリング画像を公開していることからもデザインを確認することが出来る上にカメラ構成もリークしておりトリプルレンズカメラになる可能性が高いです。
少なくともデザインがほぼ一緒でカメラは現行モデル対比で退化と考えるとマイナス面が強いです。そして今回海外サイトが独自のソースを引用してPixel 10の一部スペックに言及しています。
まずディスプレイに関して6.3インチで表示解像度はFHD+と現行モデルから変更がないと指摘しています。
ちなみにCADからも本体の縦横が一緒でディスプレイサイズも一緒なのでベゼル幅もおそらく一緒です。一方で採用されるディスプレイ素材自体が進化しているのか現時点では残念なことに不明です。
そして今回の情報によるとピーク輝度は現行モデルの2700nitsから3000nitsに強化との予測です。スペックだけでみればPixel 9 Proと同じでおそらくHDR表示で2200nits前後になる可能性がります。
また今回の情報で言及していませんがPixel 10 Proはさらに強化される可能性があることになります。
そして事前情報においてPWM調光が強化されると予測されていましたがPixel 10は240Hzのままと予測されています。Pixel 10 ProとPixel 10 Pro XLのみ480Hzに強化との予測で数字だけで見ればGalaxyやiPhoneと一緒で数年に渡って劣っていた部分がようやく追いつく程度で強みにはならずです。
何よりPixel 10に関しては強化されることすらないので差別化するための対応なのかもしれません。
生体認証の強化。
またディスプレイ関連と合わせて確認したいのが超音波式画面内指紋センサーが強化との予測です。これはセンサーが強化されるという意味なのかチューニングによって強化されるのか不明ですが現行モデルと比較して認証速度が改善する上にセンサーの感度もより強化すると予測されています。
さらに周囲の環境に合わせてホワイトバランスを調整する機能がPixel 4以来復活する可能性があります。おそらくハードにおける進化は最低限にしてコストを抑制しつつソフトでユーザビリティを底上げしている可能性があります。
基礎スペックを確認。
次に基礎スペックを確認していくとAndroid16を標準搭載していますがサポート期間は不明です。Snapdragon 8 Eliteは最大8年に対応していることを考えるとGoogleも底上げする可能性はあります。
そしてRAMは12GBでストレージオプションは128/256GBの2択になると現行モデルと一緒です。ちなみにSamsung製のストレージを採用しているのであればUFS3.1を継続採用している可能性があります。
おそらくですが128GBと256GBでストレージ規格を変えてくる可能性は低いのかなと思います。
発熱はだいぶ抑制?
そして搭載SoCはGoogle Tensor G5になりますが現時点でその実力は全く分からないです。ただ発熱がひどいということはないのか現行モデルと同じくペイバーチャンバーは非搭載のままだと予測されています。
GoogleはPixel 9aで安定性を強化するためかaシリーズで初めてベイパーチャンバーを搭載しています。Pixel 10で搭載しないことを考えるとGoogle Tensor G5がそれなりに安定しているとの裏返しになるのかなと思います。
おそらくグラファイトシートでハードは放熱重視でソフトで最適化を優先している可能性があります。またレンダリング画像からも本体の厚みが現行モデル対比で0.1mm増していることが判明しています。
バッテリー容量が増加。
今回の情報によると現行モデルが4700mAhのバッテリーを搭載していますがPixel 10は4970mAhと僅かに増加しているとの予測でおそらくシリコンカーボンバッテリーではないです。
何より6.3インチクラスでほぼ5000mAhのバッテリーを搭載しているのは嬉しいところです。一方で筐体サイズに差があるとはいえPixel 9aよりバッテリー容量が少ないのはちょい残念です。
少なくともハードでみれば微増でディスプレイ輝度が強化されていることを考えるとSoCでどれだけ電力効率を改善できているか重要で電池持ちも僅かに改善程度では物足りないのかなと思います。
それこそTSMC製に切り替えて初代とはいえ他社との差が埋まらないなら今後も追いつけないかもしれません。
充電速度の改善。
そしてバッテリー容量を増やしたことが原因なのか充電速度は27Wから29Wに強化されると指摘しています。またワイヤレス充電に関して事前情報通りQi2に対応することからも最大で15Wに対応との予測です。
ちなみに現行モデルはQi対応充電器の場合は12WですがPixel Stand 2であれば15Wになります。なのでQi2に対応することで充電速度がわかりやすくなるのは嬉しいですが決して速くはないです。
おそらく充電速度は強化されていても充電時間に関しては現行モデルとほとんど一緒の可能性があると思います。また残念なことに現時点で本体にマグネットを内蔵しているのかは確認がとれていません。
GoogleはQi2対応ワイヤレス充電器にPixel Snapというブランド名を採用するとの予測です。このことを考えるとPixelはケースありきじゃないと恩恵を受けられないとなると残念に感じます。
少なくともAppleのMagSafeのようにブランド化したいなら本体にしっかり内蔵してほしいところです。
カメラとAIの底上げ。
また事前情報通りであればPixel 10はMediaTekのT900を採用するとも予測されています。ただ先日リークしたプロトタイプでは現行モデルと同じくExynos5400を継続採用しています。
T900は現時点で未発表のためプロトタイプを開発する時点で単に間に合わなかっただけなのか、それとも事前情報と異なり現行モデルと同じ5Gモデムを継続採用するのかなんとも言えない感じになっています。
また今回の情報によるとWi-Fi7の記載がないことからもカットされている可能性があると予測されています。Googleがコストカットのためなのか不明ですが現行モデルより退化されるのはちょっと意外です。
またおそらくですがUWBに関しても現行モデルと同じく非対応のままなのかなと思います。
カメラは地味に差別化。
そしてカメラに関しては事前情報通り広角と超広角はPixel 9aと同じセンサーを搭載との予測です。新たに追加される望遠センサーはPixel 9 Pro Foldと一緒で正直豆粒なのかなと思います。
ただ事前情報通りであればシリーズを通してテレマクロに対応する可能性があるので楽しみです。またインカメラに関しては現行モデルからの据え置きでおそらくクラス3の顔認証も継続で対応していると思われます。
一方で細かい部分で差別化されている可能性があり今回の情報によるとSuper Rez Zoomの強化版となるUltra Rez Zoomに非対応で上位モデルほどの動画における望遠性能ないと推測することが出来ます。
現時点でハードが原因なのか不明ですがラインナップで差別化するために非対応にした可能性もあります。一方で一部情報によるとPixel 10シリーズの特徴としてジンバルクラスの手ぶれ補正との話です。
今回のUltra Rez Zoomが関係しているのか不明ですが1倍なら強力な手ぶれ補正に対応かもしれません。
AIも差別化される可能性。
またGoogleがどこまで差別化するのか不明ですが望遠搭載ならズームエンハンスに対応してほしいところです。そしてRAM12GBもあることを考えるとそろそろ無印でも動画ブーストに対応してほしいところです。
ただ仮に対応したとしてもPixel 9 Proのように8Kへのアップコンバートには非対応になるかもしれません。その他AIに関してどのような分かりやすい特徴を持った新機能が追加されるのか現時点で不明です。
ただ一部情報によるとMagic Cueに対応することでAIがより身近になる可能性があります。今までのGoogle AIは機能としての側面が強いことからも機能としての使い方を把握する必要ありありましたがMagic Cueはユーザーの利用に合わせてAIを使うかアドバイスしてくれる機能との話です。
なのでユーザーとGoogle AIの架け橋になってくれるのがMagic Cueになると予測されています。少なくとも使い方が分からなくてもMagic CueによってAIに触れる機会が増える可能性があります。
デザインはあまり変わらず。
そしてデザインに関してぱっと見としてはトリプルレンズカメラ構成になる以外の違いはないです。ただリークしているPixel 10 Pro用のケースをみる限りは現行モデル対比でカメラ部分が大型化していることが判明しています。
おそらくPixel 10とPixel 10 Proはケースを兼用できる可能性がありますがPixel 10用のケースをPixel 9で使うには全体的に緩めで逆の場合はカメラ部分が完全にはまらない感じになると思います。
また仮にGoogleがPixel 10でマグネットを内蔵している場合Pixel 10とPixel 10 Proはケースを兼用しやすくなる可能性があり現行モデルは充電コイルの位置ががずれているみたいでサードパーティ製のマグネット内蔵ケースは充電が出来なくはないですが兼用は推奨できないです。
これがマグネットを内蔵することで完全に統一化される可能性があるのかなと思っています。
そして質感に関してサイドフレームはマット仕上げでバックパネルは光沢仕上げを採用すると予測されています。なので質感という部分では現行モデルから違いはなくカラバリの変更で雰囲気が変わる可能性があります。
今回はPixel 10の一部スペックに関する情報が出てきたのでざっくりとまとめてみました。まだまだ分からない部分もありますが今までよりはイメージしやすくなったのかなと思います。
直近の情報ではアメリカにおいて価格が据え置きになるとの予測なので国内価格にも期待したいところです。何よりAIがより身近になりスマホとして安定性が底上げされる可能性があるかなと思います。