日本司法史上初の不名誉。特許侵害で一部Pixelが国内での販売禁止に

GoogleはGoogle Pixel 9シリーズでSamsungのExynos5400に刷新して通信関連は歴代と比較すればだいぶ安定した印象を受けます。一方でExynos5400の特徴として「衛生通信」がありますが、残念なことに執筆時点で国内で非対応となっています。

今回9To5Googleによると特許侵害からも国内において一部Pixelの販売が禁止になったと報告しているのでまとめたいと思います。

特許侵害で販売停止に。

今回の情報によると国内の裁判所はGoogle Pixel 7シリーズがPantechの特許を侵害しているとの判決を下したことが判明したとしています。その結果国内においてGoogleはPixel 7シリーズの販売を禁止されたとしています。

の訴訟の対象となる特許は、第4世代(4G)通信規格を実装するためのコア技術である、基地局から長期進化(LTE)ネットワークの端末に確認信号(ACK)を送信する制御信号マッピング技術です。

少なくとも今回の事件を担当した裁判官は、Googleの不誠実な態度からも販売禁止の採決を下したとしています。ちなみにGoogleは国内でPixel 7シリーズの販売/表示/譲渡または輸入することが出来ないとしています。

一方でGoogle Storeや大手キャリアでは終売しており影響は最小限なのかなと思います。

今後影響が拡大する可能性。

また今回の情報によるとPantechはGoogle Pixel 8シリーズとGoogle Pixel 9シリーズに関しても販売禁止命令を求めて東京地方裁判所に提訴したとしています。なので今後の裁判結果次第においては国内でGoogle Pixelの販売が全て禁止になる可能性もあります。

今回の判決は日本司法史上初めて侵害に対して標準特許侵害に対して販売禁止を命じた事例だ。

素人目でみるとかなりの大ごとになっているようにもみえ、今後正式発表される可能性が高いGoogle Pixel 10シリーズの販売にも影響してくる可能性があります。

Googleとしても販売停止はかなりキツイと思うので何かしらの対策をしてくるのかもしれません。直近でみるとOppoは特許侵害の問題から一時期ヨーロッパでの販売を中止していました。

そのためフラッグシップであるOppo Find Xシリーズがグローバル展開出来ないと異様な時期もありましたが和解したことから2024年の後半より積極的にグローバル展開をしています。

Googleにも出来るだけ早く問題を解決できるように対処してほしいところです。

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