SonyはXperia 1Ⅵでスペックで見れば一般化した印象を受けますが、Xperia 1Ⅶではオーディオ性能やカメラ性能の強化などSonyが拘っている部分を強化してきた印象を受けます。
このことを考えるとXperia 1Ⅵは一般化したというよりはスマホとして基礎的な部分をしっかり底上げしたというのが正しいのかもしれません。今回YouTubeにおいてXperiaが市場で生き残るためにもはシェアを拡大することが重要だとコメントを頂いたのでまとめたいと思います。
シェア拡大が重要なのか。
今回以下のようなコメントを頂きました。
市場で生き残るためには、シェアが非常に重要です。現代のスマートフォンが「万能」(写真の万能ではなく、日常の使用シーンの万能)志向であるのに対し、Xperiaは写真に特化しており、ニッチな層をターゲットにしているため、シェアは決して高くありません。
少なくとも「シェア」を拡大するだけで生き残れるのであればSonyはいまでもXperia ACEシリーズを継続していたと思います。特にXperia ACEシリーズはXperia Lシリーズの頃から開発に製造とほぼ丸投げだったとも言われています。
そのため開発費用を最低限にして価格も安くして出せるはず。それでもやめたということを考えると「利益率」があまり良くないと判断することが出来ます。基本シェア拡大に最も貢献すると言われているエントリーモデルは薄利多売になりがちです。
Samsungで見ても最も売れているのはGalaxy A1xシリーズで年間6000万台近く出荷しているとも言われています。ただシェアを拡大しても利益を確保しにくいからこそ各メーカーはフラッグシップモデルで利益をしっかりとる構造に。
結局のところ利益を確保するためにメーカーが目標としている販売台数を達成する必要はありますが、シェアを拡大すれば生き残れるというわけでもないです。シェアを拡大して生き残れるのであればFCNTが破綻することはなかったと思います。
あと個人的に気になる部分として、今のXperiaは写真特化と言えるのかちょっと疑問です。
スペックはそこまで見劣りしないレベルにはなった。
また以下のようなコメントも頂きました。
XperiaはUIデザイン、コンポーネントの位置、アプリ機能、ハードウェアなどがやや遅れており、体験面でも他ブランドに劣る状況を招いています。体験が悪ければ、商品の売れ行きは当然悪くなります。
Xperia Xシリーズのことは他社と比較してスペックは周回遅れという印象でしたが、今のXperia 1シリーズで見ればそんなことは感じないです。もちろん全方位で他社より優れているとは思わないですが、基本は遜色ないレベルになっているのかなと思っています。
コンポーネントの位置とは何を指しているのか不明ですが、今回のようなコメントが共通して訴えていることは、「自分好みのXperiaに進化してくれない」だと思います。
好きなメーカーを一途に応援するのもありだと思いますが、自分好みの進化を遂げてくれることなんてあまりないと思った方がいいです。だからこそユーザーは自分の好みにあった進化を遂げている機種を他社含めて選べばいいだけなのかなと思っています。