Pixel 10のQi2対応。将来のPixelに大きな影響を与える可能性あり

事前情報からもGoogleは「Pixel Snap」というブランドでQi2に対応したワイヤレス充電器を準備していることが判明しています。直近の情報だと本体にマグネットを内蔵していないとの話もありますが、マグネット内蔵ケースに依存することが前提で「Pixel Snap」というブランドを確立するのか個人的に疑問に感じます。

今回Phone ArenaによるとPixel 10シリーズでQi2に対応することは今後のPixelのあり方が大きく変わると報告しているのでまとめたいと思います。

内部構造の見直し。

少なくともPixel 9シリーズでみるとワイヤレス充電に共通対応しているとはいえ充電コイルを搭載している位置に統一性がないです。海外サイトによると基本的にPixelは背面中央よりちょい高めに搭載していることが多いと指摘しています。

そのためQi2に対応するとなった時に充電コイルの位置が高いことでアクセサリーによってはカメラ部分に接触して上手く使えないこともあります。またPixel 9とPixel 9 Proは同じ筐体サイズですがサードパーティのアクセサリーメーカーの話によると充電コイルの搭載位置は厳密には一緒ではないことを指摘。

そしてPixel 9 Pro Foldに関しては背面中央より下の位置に搭載していることからもPixel Stand 2ですら非対応になっています。少なくともマグネットを本体に内蔵するとなった時にGoogleは充電コイルの搭載位置を見直す必要があることになります。

アクセサリーブランドの確立。

一方でGoogleは「Pixel Snap」というブランドをしっかり確立することが出来るのであればPixelのエコシステムをより強化することが出来ます。現状だとGoogle純正のアクセサリーは限定的で、「Made for Pixel」という形でサードパーティ製に依存しています。

ただ純正のアクセサリーを充実させた上でMafe for Pixelを継続することが出来ればiPhoneのMagSafeのようにアクセサリーにおいてもエコシステムをより強化することが可能になります。

強力なラインナップには、充電器だけでなく、ポータブル充電用のスナップオンバッテリーパック、車用のダッシュボードマウント、さらにはPixel TabletまたはPixel Fold用のアクセサリが含まれます。1つの適切に設計された磁気システムにより、これらのデバイスはよりシームレスに連携し、より一貫したユーザーエクスペリエンスを提供できます。

iPhoneの人気が高い理由の一つとして「アクセサリーの豊富」で、Androidが追従しきれていない部分の一つでもあります。もちろんソフトやハードにおけるラインナップの充実という部分でエコスシテムも重要ですが、みんながみんなスマートウォッチやタブレットを買って合わせて使うわけではない。

まずはスマホの満足度をどれだけあげることが出来るかとなった時に重要になるのはアクセサリーでPixel Snapを軌道にのせることができれば今後のPixelの強みになると思います。

Samsungでみると純正アクセサリーは充実していますが選択肢が多いだけで一貫性があると言われても仕方ないのかもしれません。準備中である3種類のスタンドが純正なのか不明ですが、Googleはリスクをとっても純正を増やしてPixel Snapをブランド化出来れば今後のPixelのイメージは大きく変わるかもしれません。

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