Xperia 1Ⅶ 開封レビュー。1Ⅵと比較したらめっちゃ進化してた

国内では6月5日より発売予定のXperia 1Ⅶですが2020年に直販版が発売されてから初めて直販版とキャリアモデルの発売日が一緒。キャリアの販売力が落ちたのかキャリアへの忖度がなくなった可能性があります。

今回はXperia 1Ⅶの香港版を購入したので開封レビューをしつつXperia 1Ⅵとの比較レビューを主観的にまとめたいと思います。

カメラを確認。

このまま最初にカメラから確認していきたいと思いますが広角はIMX888を継続採用しています。一方でXperia 1Ⅵと比較した場合最大の進化ポイントになっているのが超広角の強化です。

2層トランジスタ技術に対応していないのは残念ですが1/1.56インチのIMX906を搭載しています。ちなみにレンズ構成は異なりますが最近でみればXiaomi 14Tの広角に採用されていました。

他社の最上位が望遠を強化する引き換えとして超広角を犠牲にしている中でSonyは逆の流れです。

何よりフラッグシップの無印の広角と同程度のセンサーサイズで一定の条件下でフルサイズのデジカメと同等の描写力を実現しており広角と超広角で画角を切り替えた時のギャップが減ったのは嬉しいところです。

とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはXperia 1Ⅵ/Xperia 1Ⅶの順番になっているので予めご了承下さい。

センサーが大型化したこともあり天気がイマイチな日であってもノイズが減ったことを確認出来ます。また超広角で近接撮影してみましたがボケ感が出ている上にフォーカス精度もより優れていることを確認できます。

広角で撮影。

センサーは一緒ですがXperia 1Ⅶの方が全体的に白っぽくなりにくい印象を受けます。

次に接写してみましたがほとんど変わらずです。

明るさは一緒ですがXperia 1Ⅶの方がよりシャドウが強めになったのかもしれません。

ボケモードで撮影。

ボケモードの大きな特徴としてXperia 1ⅦはHDRに対応したことで、上記のサンプルにおいても色味が全く違います。

やはりXperia 1Ⅵの方が白っぽくなりやすいです。

次に2倍で撮影してみました。

最短撮影距離はほとんど変わらないですがボケ感が全然違うことを確認出来ます。

次に光学となる3.5倍で撮影してみました。

ズーム倍率が上がるとXperia 1Ⅶの方がボケ感が強い印象を受けます。

次に光学範囲としては最大となる7.1倍で撮影してみました。

フォーカスの合わせやすさはかなり改善した印象を受けます。

望遠で撮影。

まずは2倍で撮影してみましたが若干色味が違うことを確認出来ます。

次に光学となる3.5倍で撮影してみましたがセンサーが一緒でありながらもXperia 1Ⅶの方がノイズが少ないことを確認することが出来ます。

そして光学最大となる7.1倍で撮影してみました。

次に10倍で撮影してみましたが僅かにXperia 1Ⅶの方がノイズが少ない印象を受けます。

次に15倍で撮影してみましたが、むしろXperia 1Ⅶの方がひどく見えます。

最後に20倍で撮影してみましたが10倍以上になるとXperia 1Ⅵの方が安定している印象を受けます。

光学ズームで撮影。

次に光学となる3.5倍で撮影してみました。

僅かにXperia 1Ⅶの方がくっきりしている印象でしょうか。

そして同じく3.5倍で接写してみました。

Xperia 1Ⅶの方がノイズが少なく白っぽくなりにくい印象を受けます。

そして光学範囲としては最大となる7.1倍で撮影してみました。

やはりXperia 1Ⅵの方がちょっと白っぽくなりやすい印象を受けます。

ちょっとXperia 1Ⅶの方がノイズが多い印象を受けます。

ただ上記のサンプルだとXperia 1Ⅶの方が安定した写真を撮れている印象を受けます。

マクロで撮影。

両機種とも超広角を利用したマクロ撮影に対応しており、Xperia 1Ⅶに関しては最短撮影距離が5cmまで改善しています。

明らかにXperia 1Ⅶは被写体に寄りやすくなっています。

またマニュアルフォーカスになりますがテレマクロにも対応しており最短撮影距離が4cmになります。

やはりマニュアルだとフォーカスを合わせるのが難しいです。動画において残念な部分として4K/60fps撮影だと電子手ぶれ補正のみになるのでブレやすいです。

超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。前モデルの時と同様にXperia 1Ⅶのナイトモードは自動判定となっており固定化は出来ません。

明らかにノイズが減少していることを確認することが出来ます。

またXperia 1Ⅶの方が白飛びも抑制されていることを確認することが出来ます。

広角(低照度)で撮影。

高照度の環境と同じくXperia 1Ⅶの方が僅かにシャドウが強めに出ている印象を受けます。

Xperia 1Ⅶの方が照明の影響を受けにくくなっている印象を受けます。

フレアもゴーストも改善している印象を受けます。

望遠(低照度)で撮影。

まずは2倍で撮影してみましたがXperia 1Ⅶの方がくっきりしている。

次に光学となる3.5倍で撮影してみましたがXperia 1Ⅶの方がノイズが減少していることを確認出来ます。

最後に光学範囲となる5倍で撮影してみましたが、同じセンサーでもXperia 1Ⅶはカメラソフトで底上げされていることを確認することが出来ます。

開封。

そしてここからはいつも通り開封から確認していきたいと思いますが白を基調とした化粧箱です。付属品は自分が今年購入した機種の中でも最もシンプルで説明書のみと正直カットしすぎです。

またXperia 1ⅦでもSIMピン不要のSIMスロットを採用しているのでSIMピンすらないです。

ガラスフィルムを購入。

次に開封と合わせて確認したい部分としてガラスフィルムでお馴染みのSpigen製を購入しました。ちなみにAmazonで確認するとXperia 1Ⅶ用とXperia 1Ⅵ用は一緒なので迷わないよう注意が必要です。

GalaxyやPixelのようにガイド枠とフィルムが一体化したEZ Fitタイプではありませんがしっかりと専用ガイド枠が同梱されているので不器用な自分でも簡単に装着することが可能です。

ぱっと見3000円は高いように見えますが2枚入りで品質も十分と安心/安全という印象です。

何より自分のように不器用な人には絶対的におすすめなガラスフィルムで要チェックです。

データ移行がより簡単に。

あと初期設定の際に気になった部分としてデータ移行する端末とQRコードで認識が可能になりました。すでにGalaxyやPixelで導入されている方法ですが最新世代でようやく追いついた感じです。

ただ見逃しただけかケーブルでのデータ移行が選べなかったので環境によっては時間がかかります。

デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思いますが実機レポと重複するので予めご了承下さい。まず本体上部を確認するとマイクにアンテナスリットに加え特徴とも言えるイヤホンジャックを搭載しています。

そして本体左側面は特段何もなく本体右側面に音量ボタン/電源ボタン/カメラキーを搭載しています。

最後に本体下部を確認するとマイクにUSB-CにSIMトレイとお馴染みの配置という感じです。サイドフレームはXperia 1Ⅴから継続となっていますがスリットがありグリップ力をより強化しています。

また本体横持ちで撮影している時に向きを変えた際指が捻れないように配慮しているとの話です。本当に細かい配慮だなと思いますがサードパーティ製のケースをつけると恩恵がなくなります。

そしてバックパネルを確認するとフロストガラスを採用しつつ表面を独自コーティングしています。触った感じだとざらざらしている感じで独自コーティングを採用している理由としては撮影時にバックパネルが原因で光の乱反射を防ぐためとしておりサイドフレーム同様に細かい拘りです。

ちなみに本体のカラバリに関してはブラック/グリーン/パープルの3色で全体的に落ち着いた印象を受けます。これも光の乱反射を防ぐための配慮をしている結果であり決しておじさんのためではありません。

何よりデザインにかなり細かい配慮がありますがケースをつけてしまうと恩恵を受けにくいです。

Xperia 1Ⅵと比較。

そしてここからはXperia 1Ⅵと比較してどのように進化しているのか確認したいと思います。一つ目としてはサイドフレームのデザインでXperia 1Ⅵはサイドフレーム部分は本体対比で僅かにスリム化されていましたがXperia 1Ⅶでは本体の厚みに対して一緒になっています。

そのためスリット部分も増えているので個人的にはグリップ力がより改善している印象を受けます。ただ本体サイズが一緒だからこそサイドフレームが太くなったことでフィット感が悪化しました。

一方で197gと重くなっていますがざっくりと持った感じだと重さの差は気にならない感じです。

次に2つ目の違いとしてはカメラキーでXperia 1Ⅶの方が本当に僅かですが大型化しています。カメラキーを押した時の感触などは特段変更がなく単純に大きくなった分押しやすくなった印象を受けます。

何よりXperiaは本体横持ちでカメラを撮影する時に使うことしか想定していないことから搭載位置は完璧で他社はあれもこれもとなって結局全部が中途半端に感じてしまうのはマイナスだと思います。

出来ることはシンプルですがだからこそ使いやすくXperiaに慣れていると他社は使いにくいです。

あとカメラバンプの厚みを計測してみたところXperia 1Ⅵは10.9mmでXperia 1Ⅶは11.7mmなので今回計測した限りでは0.6mm厚みが増しておりガラスフィルム込みで本体の厚みを計測したところXperia 1Ⅵは9.0mmに対してXperia 1Ⅶは9.1mmとリーク通りの結果です。

カメラバンプの厚みに違いが地味にあることからもテーブルに置いた時のガタガタ感は結構違います。

デザイン全体で見た時に前モデル対比でほとんど変わっていないと言われても間違いないです。細部でみれば進化しており分かりやすい違いとしてはパープルが復活したことなのかなと思います。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認していきたいと思いますがスペックでみれば大きな変更はないです。表示解像度に関してもFHDになってしまったのは物足りないですが日常使いでは十分に感じます。

ちなみにSonyによると2KではなくFHDを選んだ理由としてはクリエイターが2Kのコンテンツを積極的に作らないことが要因としており多くのコンテンツはFHDもしくは4K向けとなっています。

YouTubeでもたまに4K対応コンテンツの一部が2Kに対応していることはありますが2K専用に作成されたコンテンツではないことを考えると4Kをやめるとなった時にFHDで十分なのかもしれません。

何より中途半端な表示解像度に対応して電池持ちが悪く発熱しやすい方がネックになりやすいと思います。

ディスプレイ輝度を確認。

そして分かりやすい進化としてはディスプレイ輝度で海外サイトを参考にするとXperia 1Ⅵは自動調節で1310nitsに対してXperia 1Ⅶは1475nitsと着実と底上げされています。

またディスプレイ輝度の改善に貢献しているのがリアカメラ部分に搭載された照度センサーです。

従来はフロント部分のみでしたがXperia 1Ⅶでは背面含めて2つに強化したことでより周囲の照度を正確に把握することでディスプレイ輝度の調整をより最適化したとアピールしています。

また輝度を明るくする時は早めで暗くする時はゆっくりとユーザビリティも考慮されています。

そして実際に屋内で比較してみるとXperia 1Ⅶの方が僅かに明るい程度に感じるくらいです。動画のサンプルを撮影した時やカメラのサンプルを撮影しにいった時が残念なことに曇りでした。

そのため分かりやすい違いを感じるわけではなく比較すれば明るくなっていることが分かる程度の印象を受けます。

コンテンツの見え方を確認。

またサンライトビジョンモードも進化しており照度センサーのお陰で色温度を最適化しやすくなっています。なので前モデルの時は色のバランスをちょっと崩してでも明るさを優先していた感じですがXperia 1Ⅶでは明るさと色のバランスを両立するなどSonyらしい拘りなのかなと思います。

YouTubeを再生してみるとサンライトビジョンモードは関係ないと思いますがデフォルトの状態だとXperia 1Ⅶの方がより発色が良くなっている印象でXperia 1Ⅵの方が青みが強く見えます。

また僅かですがXperia 1Ⅶの方がディスプレイが明るく調整されている印象を受けます。ちなみに今回のようにテーブルに置いてしまうと背面の照度センサーは役に立たないと思います。

何よりスマホで動画をみる人が増えたからこそポケットサイズでBRAVIAを楽しめるように進化させた感じになります。ただスマホとしての進化でみた場合は正直ディスプレイ輝度くらいなのかなと思います。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認していきたいと思いますが世代が異なるため搭載OSも違います。一方で大きな進化点としてXperia 1Ⅶはメジャーが4回にセキュリティが6年に対応したことです。

Sonyによるとバッテリーは4年間もつとアピールしていることからもバッテリー交換なしでも十分な期間が使えるという感じでこれ以上使いたい場合は修理もしくは買い替えの2択が分かりやすいのかなと思います。

最大で6年に対応してくれたことを考えるとほとんどのユーザーのニーズを満たすことになります。

一方で通信関連に関して直販版はミリ波非対応は共通でサポートガイドをみる限りXperia 1ⅦはXperiaで初めてDual eSIMに対応した機種になっている可能性があるので地味にポイントです。

その他かこって検索には共通対応していますがGoogle AIやGalaxy AIで追加されているリアルタイム翻訳機能や画像の編集機能などには対応していないので遅れ気味の印象です。

ただGoogle Photo経由で出来る編集マジックや消しゴムマジックは条件を満たせば使えます。

容量構成を確認。

容量構成に関しては一緒でストレージ規格も海外サイトを参考にする限りUFS4.0に対応している可能性があります。一方でXperia 1Ⅶは最大2TBのSDカードに対応したので拡張性が強化されたのは嬉しいところです。

ちなみに販路に関してdocomoはグリーンでauはパープルがオンラインショップ限定です。またSoftBankに関してはパープルの取り扱いがなく直販版はストレージオプション関係なく3色とも選べるのは嬉しいところで前モデルのようにスカーレットが選べないということはないのは嬉しいところです。

パフォーマンスの持続性と発熱を確認。

そして発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回して負荷をかけてみました。Snapdragon 8 Elite搭載機種として考えればトップスコアはかなり低めの印象を受けます。

ただそれでもXperia 1Ⅵ対比ではしっかり改善しており今回の結果で見れば2割近く改善していることになります。

また個人的に気になっていた部分でもある発熱に関して内部温度でみるとそこまで差がないです。そして計測終了後に外部温度を計測したところXperia 1Ⅵは35.4/38.1/36.8度に対してXperia 1Ⅶは37.2/38.1/38.3度と実際に触ってみてもXperia 1Ⅶの方がちょい熱めです。

とはいっても不快に感じる熱さではなく自分が今まで購入したSnapdragon 8 Elite機種の中ではもっとも発熱を感じにくくベンチマークで負荷をかけた程度であれば気になる発熱じゃないです。

そしてパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testをしてみました。

トップスコアに大きな差があるのにXperia 1Ⅶは安定率が62.1%と圧倒的に安定しています。ちなみに計測終了後に外部温度を計測してみましたがXperia 1Ⅵは42.2度でXperia 1Ⅶは43.6度と僅かに温度が高いですが持続性含めてしっかり発熱対策をしてきた印象を受けます。

4K/60fps Xperia 1Ⅵ Xperia 1Ⅶ
15分経過時点 37.6 37.0
30分経過時点 38.1 37.7
45分経過時点 40.0 39.1
60分経過時点 41.6 41.6

また散々言われたので室温が24度かつ定点撮影かつ4K/60fps撮影の状態で連続撮影テストをしてみましたが今回のテスト条件であれば問題なく1時間は連続で撮影することが出来ました。

もちろん温度や撮影方法によっては撮影時間は前後してくる可能性があるかなと思います。ただ以前のように撮影開始5分で終了するようなことはなく単純に真夏の炎天下は避けるべきだと思います。

むしろこの状況で連続撮影出来なかったとしても異常ではなく故障防止には必須だと思います。あと香港版に関してはペアリングが必要ですが撮影持続モードは引き続き搭載されています。

バッテリー関連を確認。

バッテリーに関して搭載しているバッテリーは全く一緒なので容量も一緒になっています。一方で電池持ちに関して海外サイトを参考にするとXperia 1Ⅵは17時間半と圧倒的でした。

ただXperia 1Ⅶでは15時間以内と単純にスコアでみると大幅なマイナスでちょっとびっくりです。一方で気になった部分として同サイトが最初に公開した時のスコアは14時間17分でしたが最新の状態だと14時間44分に変更されており記事を修正したとのコメントは一切ない状態です。

今後同サイトが再テストを行うことがあればスコアはさらに改善する可能性があるかなと思います。ちなみにSonyによると日常使いにおける最適化を強化したことで最大で10%の電力削減に成功したとしています。

一方で別のサイトによると前モデルより電池持ちが改善しているとの結果なのでテスト項目で評価が分かれる感じでおそらくですが通信関連の電力消費増加が原因になっている可能性があります。

なので5GモデムであるSnapdragon X80が大きく足を引っ張っている可能性があると思います。何より今後じっくり使って少なくとも日常使いにおいてどうなったのか確かめたいと思います。

そして充電速度に関してXperia 1Ⅵは充電開始30分で50%でフル充電に要した時間は90分です。一方でXperia 1Ⅶは充電開始30分で51%でフル充電に要した時間は87分と僅かに速くなっています。

とはいえ中華系と比較すれば遅いことに違いはなくQi2に対応しなかったのも残念に感じます。

指紋認証を確認。

その他IP68対応で生体認証は電源ボタンに統合された指紋認証でシンプルで分かりやすいと思います。

反応速度などに変化はありませんが電源ボタンを押して認証するオプションが削除されました。正直なぜ削除されたのか不明で今後使ってみてになりますが誤反応が増えたら最悪という感じです。

オーディオ関連を確認。

そしてスピーカーに関してハードで見れば前モデルと同じソフトで中低音域の音圧を改善との話です。とりあえず音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。

Gemini経由でいつも音量を設定していますがなんか設定ミスなのかと思うくらい音量に差があります。また音圧が改善していることを確認することができ音の臨場感もしっかり改善されています。

ただ気になった部分として音量50%くらいにしておかないとBGMや通知音はちょっと小さめに感じます。一方でオーディオとして使う場合音量を上げても音のバランスが崩れないのは特徴だと思います。

有線イヤホンの印象。

そして有線イヤホンに関して今後じっくり試したいところですが再生する音源次第の印象です。例えばいつもスピーカーテストに使っている音源をGoogle Driveで再生している限りではそこまで分かりやすい差がある印象はなくYouTubeでも軽く試した感じだと分かりやすい差はないです。

一方で音源アプリでプリインストールされている曲であれば明らかに違いが分かる感じです。なのでユーザーの使い方次第という印象で今後しっかり試していきたいかなと思います。

他社とは違うAI

最後にXperia IntelligenceですがXperiaのために使われているAIの総称という感じです。例えばオーディオに関してはハイレゾ相当にアップスケーリングする際にAIの手助けを受けています。

またディスプレイに関しては従来のサンライトビジョンモードは色のバランスが崩れても視認性を優先していましたが照度センサーとAIを組み合わせることで色のバランスも担保しています。

以前は一台ごとにキャリブレーションしていることもありますがAIを使ってBRAVIAに近い画質を実現しつつ最後に人間の目で調整をかけることでBRAVIAに近い画質を実現している感じです。

またカメラにおいてTOFセンサーが廃止されましたがAIが代わりに深度推定を行なっており前モデルでは写真のみだった姿勢推定が動画アプリにも適用されるなど地味に底上げされています。

AIを利用した新機能。

そして新機能としてAIカメラワークですが基本は人を撮ることを前提にした機能になります。広角と超広角で対応していますが被写体の動きが大きい場合は超広角で撮影した方がいいです。

ざっくいえば4Kで撮影しながら被写体が画面の中央になるようにAIが調整して撮影している感じになります。そのためある意味一部分をクロップして撮影している感じなので解像度はFHDになります。

次にオートフレーミング機能ですが広角と超広角の両方で対応しており全体を撮影しつつもロックした被写体をクロップしたバージョンも同時に撮影できるのが便利に感じます。

また実機レポの時に忘れましたが本体横向きでクロップは縦向きで撮影したりクロップする部分をより大きくするなど割と細かい設定に対応しているのでかなり拘った機能かなと思います。

Sonyによるとお子さんなどを撮影している時にスマホのディスプレイ越しに見ているのは勿体無いのでお子さんは実際に見つつスマホでオート撮影してくれるような機能だとしています。

ただ癖というか画面をみなくてもいいですよと言われても結局見ちゃうから怖いところです。

またAIカメラワークとオートフレーミングの大きな違いとしてAIカメラワークは手ぶれ補正が強力なため撮影者が動いても大丈夫ですがオートフレーミングは手ブレに弱いので撮影者は出来るだけ動かない方が綺麗な動画が撮れる感じで何より今の自分に合った機能という感じです。

まとめ。

今回はXperia 1Ⅶの香港版を購入したので開封しつつ前モデルと比較してみました。直販版の価格で見れば1万5000円程度の値上げになっているからこそロトは重宝すると思います。

最大で3万円の値引きになるので当たればむしろ前モデルよりは安くなるのが嬉しいところです。まだまだ使い始めたばかりで今後じっくりと使っていきたいところで直販版も購入したので手元に届いたら通信関連含めて楽しみたいところでとカメラの進化が想定以上で良かったです。

 

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