一時期は折畳式機種市場から撤退するとの噂も出たOppoですが2024年には新製品を発表しませんでした。一方で今年の2月にOppoの折畳式機種としては史上初となる中国とグローバルで同時にOppo Find N5を正式発表しました。
現時点で世界で最も薄いOppo Find N5は今年のベンチマークになる可能性があり今後登場する機種がどうなるのか非常に気になるところです。今回はvivo X Fold 5の現時点で判明しているスペックについてざっくりとまとめたいと思います。
世界トップクラスではないデザイン。
まず正式名称に関して従来通りのナンバリングであればvivo X Fold 4になりますが4はアジアの一部地域では不吉な数字とされていることからもスキップしてvivo X Fold 5になる可能性が高いとされています。
ちなみにOppoも同様の対応をしており今後登場するHonorに関しても同様の流れになる可能性があります。そしてデザインから確認していきたいと思いますが現行モデルと同じくサークル型のカメラデザインを採用していると予測されています。
一方で本体サイズは分かっていませんが開いた時の厚みは4.2mmで閉じた時の厚みは9.33mmとの話です。
ちなみに現行モデルは開いた時の厚みが4.65mmで閉じた時の厚みが10.2mmでしっかりと薄型化されていることになります。ただ前モデルの時点でかなり薄型化されていたからこそスペックでみるとインパクトはないです。
また今回の情報通りであれば本体を閉じた時の厚みはOppo Find N5と一緒ですが閉じた時の厚みは僅かに劣る感じで世界トップクラスのデザインを実現出来ていないのはちょっと残念です。
ちなみにGalaxy Z Fold 7の開いた時の厚みは3.9mmで閉じた時の厚みは8.9mmなので劣ります。
一方で期待がかかる部分としては本体の重さで現行モデルは219gであることからも薄型化によりさらに軽量化している可能性があり200gちょいになることがあればアドバンテージかなと思います。
仮に現行モデルと同じサイズ感であれば6.5インチの機種が200gちょいと考えれば軽いと思います。おそらくデザインのイメージ自体は現行モデルから大きく変わることはなくあとはカラバリです。
現行モデルはブラックとホワイトの2色展開でしたがvivo X Fold 5では新色が欲しいところです。何より取り回しに優れた折畳式機種になる可能性があり結局実機で触れば感動すると思います。
あまり変わらないディスプレイ。
そしてディスプレイに関してメインディスプレイは80.3インチで表示解像度は2Kに120Hz表示に対応すると予測されており、サブディスプレイを確認すると6.53インチで表示解像度は2Kで120Hz表示に対応との予測です。
あくまでもスペックで見れば現行モデルと全く一緒なので本体のサイズ感は変わらない可能性があります。また仮に現行モデルと同じであればメインディスプレイのアスペクト比は4:3.55でサブディスプレイは21.1:9となっており中華系によくある長方形寄りのデザインという感じです。
ディスプレイ輝度に関してはvivo X Fold 3シリーズの時に最大4500nitsに対応してからフラッグシップモデルはそれ以上に強化されていないことを考えると同じく4500nitsの可能性があります。
ちなみに同じピーク輝度の可能性があるvivo X Fold 3 Proの海外サイトのテスト結果を参考にするとメインディスプレイは自動調節で2129nitsでサブディスプレイは1835nitsです。
なので評価が高いiPhoneよりも明るいディスプレイでフラッグシップの中でもトップクラスです。また現行モデルから平均値も明るめに調整されたのか常に明るくて見やすいという印象が強いです。
そのため視認性は心配する必要がなくあとは新世代のUTGを採用しているのか気になるところです。ディスプレイ自体はSamsungからBOEに変更される可能性がありますがUTGは継続なのかなと思います。
正直ディスプレイはあまり進化の余地がないレベルでvivo X200 Ultraもそんな感じに見えちゃいます。なので進化したとしてもブルーライトカットなどユーザーの目の保護機能がメインになるかもしれません。
安定性が改善するかも。
次に基礎スペックを確認したいと思いますが仮に上半期に発表ならAndroid15だと思います。一方で下半期にずれ込んでくるのであればAndroid16を標準搭載している可能性があります。
そして情報源によるとグローバルモデルのスペックだとしており早くもグローバル展開が確定しているのかもしれません。ちなみにvivo X Fold 3 Proの時は大陸版と比較して約2ヶ月のタイムラグがあった感じです。
容量構成に関してグローバルモデルはRAM16GB/ROM512GBの一択でSDカードスロット非搭載です。おそらくですが大陸版はRAM12GB/ROM256GBのベースモデルや1TBの最上位構成があるかもしれません。
そして搭載SoCに関しては型落ちとなっているSnapdragon 8 Gen 3を搭載していると予測されています。つまり昨年の3月に発売されたvivo X Fold 3 Proと同じSoCを搭載してコストカットした可能性があります。
以前の情報だと名称こそvivo X Fold 5だけど実質vivo X Fold 3 Proの後継機種になると予測されていましたが今回の情報をみる限りは単純にvivo X Fold 3の後継機種という感じです。
つまりスペックよりも価格やデザイン性が重視されているモデルであることに注意が必要です。いくらコストが安くなるとはいえOppo Find N5が採用した7コア版のSnapdragon 8 Eliteはやはりコストが高いと判断した可能性があるのか発熱の問題があると判断したのかまでは不明です。
今年の9月にはSnapdragon 8 Elite 2が発表されることからまもなく2世代分の型落ちです。
とはいえほとんどの人はSnapdragon 8 Gen 3で十分なパフォーマンスで発熱を考えると中途半端にSnapdragon 8 Eliteを搭載するよりも抑制できて電池持ちも安定する可能性があります。
バッテリーに関しては6000mAhとしていることからも現行モデル対比で500mAhの増加との予測です。今回の情報通りであればブック型の折畳式機種で初めて6000mAhに対応した機種になる可能性があります。
ちなみにvivo X Fold 3 Proは5700mAhで海外サイトのバッテリーテストを参考にすると13時間26分と折畳式機種の中で圧倒的でvivo X Fold 5はスペックで考えればさらにいいかも。
これで14時間弱まで伸びることがあれば折畳式機種への電池持ちのイメージがだいぶ変わるかもしれません。
何より現行モデル対比で薄型化しつつバッテリー容量がしっかり増えるのは単純にすごいですよね。そして充電速度は有線で90Wでワイヤレスが30Wと現行モデル対比で有線の場合はわずかに改善しています。
一方で現行モデルはワイヤレス充電に非対応なので対応してくれただけでも嬉しいと思っちゃいます。そして生体認証はインカメラを利用した2D顔認証に加え電源ボタンに指紋認証を統合と同じです。
防水規格には対応しているみたいですが現行モデルのIPX4以上になるのかIPX8までいけるのか不明です。何より型落ちのSoCだとしても発熱を抑制しつつ電池持ちが改善するなら満足度は高くなります。
薄型化を意識したカメラ構成。
次にカメラに関してトリプルレンズカメラ構成で広角は1/1.56インチのIMX921を搭載と予測されています。ちなみに現行モデルは1/1.49インチのIMX920を搭載しているのでセンサーサイズでみれば小型化していることになります。
一方で超広角は50MPでセンサーは不明ですが現行モデルと一緒なら1/2.93インチのIMX816を搭載している可能性があります。そしておそらく一番の違いになるのが望遠で現行モデルはポートレート専用で1/2.76インチのJN1を搭載していますがvivo X Fold 5は1/1.95インチのIMX882を搭載するとの予測です。
現時点でペリスコープを採用しているか不明ですがセンサーサイズでみれば一気に大型化した感じになります。一方でIMX882はLYT-600のことなので光学ズームが不明ですが最短撮影距離はネックになるかもしれません。
あくまでもカメラセンサーだけで見るとvivo X200とvivo X200 Pro miniの中間くらいです。おそらくですが薄型化軽量化のために大型のカメラセンサーを採用しないのかなと思います。
また現行モデルでは画像処理チップとしてV2を採用していますがV3あたりを搭載するのか気になるところです。正直スペックでみると微妙ですがvivoのチューニングがあれば折畳式機種の中では期待出来ます。
ちなみにインカメラに関しては32MPのインカメラを2つ搭載していると予測されています。
上位モデルは延期された可能性。
何よりグローバル展開に関する情報が出てきたのは嬉しいところですが当初の予定と異なる可能性があります。Weiboで有名なリーカーが以前投稿した内容をみるとSnapdragon 8 Eliteを搭載していることに言及しています。
さらにトリプルレンズカメラ構成で望遠に関してはペリスコープでバッテリーは6000mAh前後でワイヤレス充電とIPX8は継続しておりガラスを採用したモデルは220g以下と指摘していました。
単純に考えるとvivo X Fold 5 Proも開発されていた可能性が高いけど延期された可能性があるのかなと思います。ちなみに同氏によるとvivo X Fold 5 Proの閉じた時の厚みは9mm以下とデザインも強かった感じです。
おそらくですが薄型化がネックになって開発に遅れが発生した結果延期されたのかなと思います。なのでvivo X Fold 5のみを発表する上にグローバル展開する流れになったのかもしれません。
まとめ。
今回はvivo X Fold 5の一部スペックがリークしたのでざっくりとまとめてみました。グローバル展開がされるのであればグローバル版が欲しいところで何よりいつ発表になるのか気になるところです。
また価格は頑張ってほしいところですグローバル版でも20万円ちょであれば嬉しいところです。