直近で見れば円高が進んでいるとはいえ長らく円安が進んだことからも海外製品は徐々に値上がりしています。その結果Pixel 9aで見ると現地価格は一緒でも国内価格は約7000円の値上げになっています。
今回Android HeadlinesががGoogle Pixel 10シリーズの価格と今後のラインナップに言及しているのでまとめたいと思います。
今後のラインナップが判明。
GoogleはiPhoneからシェアを奪還するためにも優先課題としてプレミアムモデルの強化に尽力しています。そのためPixel 9シリーズでは折畳式機種の命名規則を変更した上でPixel 9 Proシリーズに統合しています。
さらに小型のProモデルであるPixel 9 Proを追加したことでProは3モデルに強化されました。ただ一方でPixel 9 Proは市場の反応が悪ければすぐに終了になる可能性があったとの話です。
そして今回Googleの内部情報に詳しい人物からの情報として小型のProモデルは最低でも2028年に登場予定となっているPixel 13シリーズまで継続している可能性が判明したとの話です。
また廉価版であるaシリーズに無印に小型のProに大型のProに折畳式機種とこのラインナップは少なくとも2028年まで継続する可能性があると指摘しており当面は変更がないと考えることが出来ます。
とはいえあくまでも現時点での計画における話でGoogleはすぐに計画を変更することでも有名です。なので今後の売れ行きや状況次第ではラインナップが変更される可能性は十分にあり得ます。
以前リークしたロードマップからもGoogleは2025年に無印の大型モデルと折畳式機種の販売が順調であれば初のフリップ型を追加するとの話がありましたが当面追加される可能性は低そうです。
ただラインナップの変更はユーザーを混乱させる原因にもなるので安定させるのが一番いいのかもしれません。
Pixel 10 Pro Foldの価格。
一方で興味深いところとしてGoogleは今後発表予定の新製品の価格もある程度決定したとの話です。まず折畳式機種からみていきたいと思いますがPixel 10 Pro Foldは$1600に値下げとの予測です。
ちなみにアメリカでPixel 9 Pro Foldは$1799なのでPixel 10 Pro Foldは$200の値下げを行われる可能性があることになります。また2028年までにGoogleの折畳式機種は$1500程度になるとの話なので現行から$300の値下げになる可能性gああります。
あくまでも勝手な推測に過ぎませんがコストが高いブック型の折畳式機種をここまで値下げとなればPixel 9 Pro FoldからPixel 10 Pro Foldのように最小限の進化にしてコストカットを重視している可能性があります。
またブック型の値下げを重視していることからもフリップ型を出す計画がないようにも見えます。
Googleが自社製品のラインナップを強化している理由の一つとしてAndroidを発展させるためです。ただフリップ型はストレートタイプのスマホと比較して大きく使い方が変わるわけではありません。
また先行している他社を見てもフリップ型のデザイン面をアピールしている機種が多い印象で逆にフリップ型であるメリットや機能面はピンとこない感じでGoogleも躊躇している感じに見えます。
またブック型と比較して単純にフリップ型の方が安いことからも販売台数も伸びやすいと思います。GoogleとしてはAndroidの発展と販売拡張のためにブック型の価格をかなり頑張る可能性があります。
何より2026年にはAppleが初のブック型を正式発表すると予測されているので流れが変わるかもしれません。その中でGoogleはストレートタイプと同じく価格で分かりやすい差別化を狙っている可能性があります。
Pixel 10aの価格とその後。
次に廉価版であるaシリーズですが2028年に登場するPixel 12aまでは$499を維持するとの話です。つまりGoogleはPixel 7aから5年に渡って価格を維持すると考えるとかなりすごいかなと思います。
まず大きな転換期になる可能性があるのがPixel 10aでGoogle Tensor G5のコストが高いと予測されています。従来はSamsung製だったのでTSMCと比較すればコストが安いと言われておりさらにGoogleはコストを下げるためにaシリーズ向けは廉価なパッケージング方法を採用していたと言われています。
ただ一部情報によるとGoogle Tensor G5から従来のコストカット方法が使えないとの話です。
なので一部情報だとGPU部分の品質を満たしていない個体を再チューニングすることでaシリーズに採用するとの予測もあります。あくまでも計画にすぎないと言われていますがGPU関連でパフォーマンスで差別化しつつコストカットもする可能性があるとの話です。
実際にGoogleがどのような戦略を採用するのか不明ですがSoCのコスト増加をどう吸収するのかきになります。個人的にはGalaxyのFEやiPhoneのeのようにミッドハイレンジの立ち位置にすると思っていたので$100近くは値上げになるかと思っていましたが今回の情報通りであればかなりすごいです。
Pixel 10シリーズの価格。
そしてPixel 10シリーズの価格を確認していきたいと思いますが無印となるPixel 10は据え置きになると指摘しています。つまりアメリカにおいては$799になりますがリークしているカメラ構成をみる限りPixel 9aと望遠以外はほぼ一緒なのでPixel 10aで$499になるならPixel 10は$699くらいにしてほしいくらいです。
単純に考えるとPixel 10はカメラが弱体する分利益率は地味に改善する可能性があると思います。正直$799という価格設定であのカメラ構成だと納得出来ないユーザーが多いのかなと思います。
Pixel 10 Proの価格。
次にPixel 10 Proを確認すると現行モデルと同じく$999を維持している可能性が高いとの話です。Google Tensor G5でコストが増加するとはいえデザインやカメラはほとんど一緒とも言えます。
このことを考えるとコストカットしやすく値上げを回避出来てもおかしくないかなと思っちゃいます。
Pixel 10 Pro XLの価格。
そしてPixel 10 Pro XLに関しては現地価格において$1199になる可能性があるとの話です。つまり現行モデル対比で$100の値上げに見えますがここはちょっと注意が必要との話です。
Appleなどが採用していますが最上位モデルのみベースモデルのストレージを256GBからにしています。そしてGoogleに関しても同様の戦略を採用する可能性があるとの話で256GBモデルからになる可能性があるとしています。
ちなみにPixel 9 Pro XLの256GBモデルは$1199なので今回の情報通りであれば価格は据え置きになります。ただ一番安いモデルがなくなることからも表面的には値上げになってしまったように見える可能性があります。
ちなみにアメリカにおいてPixel 10 Pro XLが$1199であればiPhone 16 Pro Maxと同じです。一方でGalaxy S25 Ultraと比較すると$100安いという感じで特段高い感じではありません。
ただ仮にPixel 9 Pro XLの価格と同じであれば国内価格は19万円くらいになるので高く見えます。仮に今回の情報通りであればPixel 9aが$499/Pixel 10が$799/Pixel 10 Proが$999/Pixel 10 Pro XLが$1199でPixel 10 Pro Foldが$1599と上位モデルの価格差が減りました。
2024年第3四半期においてPixel 9 Pro XLはめちゃくちゃ売れたと言われていますがPixel 10 Pro XLでは$100の値上げになった場合にユーザーがどのような反応を示すのか気になるところです。
Pixel 9の販売が好調。
また今回の情報によるとPixel 9は非常に好調に売れているとの話ではPixel 10ではユーザーにより魅力的に見えるようにトリプルレンズカメラ構成にして分かりやすくする狙いがあるかもしれません。
少なくともリークしているスペックをみる限りPixel 10は現行モデル対比で弱体化しています。その結果Pixel 10 Proとより明確な差別化を出来ている印象でトリプルレンズカメラ構成に進化することでPixel 9aと比較すれば差別化と一般ユーザーにわかりやすくなるのかもしれません。
また今回の情報によるとPixel 9が売れている理由としては発熱対策と通信関連の対策をしっかりと行った結果だとしておりユーザーが不満に感じていた部分が改善されからこそ注目度が高い可能性もあります。
少なくとも今回の情報通りであればGoogleがPixel 10シリーズで安定性の改善を重視する意味が分かるという感じでPixelユーザーの多くは進化よりも安定性の改善を求めていることになります。
また一部情報によるとPixel 11シリーズではハードが大幅に強化される可能性があることからもPixel 10シリーズは進化よりもユーザビリティの改善に全振りしていると考えた方がいいかもしれません。
またユーザビリティの改善だけだとインパクトに欠けるため価格の据え置きを重視した可能性があります。
まとめ。
今回はPixel 10シリーズの価格と今後のラインナップに関する情報が出てきたのでまとめてみました。個人的にはPixelは発展途上だと思うからこそ進化が鈍化してしまうのはちょっと寂しいです。
ただPixel 10シリーズも不安は多いとはいえ実際に使えば満足度が高い機種に仕上がっているかもしれません。