直近の情報からもXperia 1Ⅶはおそらく5月中旬頃に正式発表される可能性があります。少なくともデザインがリークしていることからある程度のスペックは推測できるので、あとはカメラが進化しているかどうかという感じです。
今回はYouTubeにおいてXperia 1Ⅶは価格で勝負するしかないとコメントを頂いたので簡単にまとめたいと思います。
条件が全然違う。
今回以下のようなコメントを頂きました。
xperiaは値段で勝負するしかないな。 galaxy s25 が完成されすぎてる。 s25のバッテリー問題解決+10000なら出す
今回頂いたコメントをみる限りXperia 1シリーズの価格を14万円程度にしろって話になります。インフレ発生前であれば可能だったかもしれませんが、正直現実的ではないのかなと思います。
またGalaxy S25シリーズと価格を比較するのはあまり合理的ではありません。その理由の一つ目として販売台数が全く違うことです。Sonyが具体的に販売台数を発表していないことからも何ともですが年間で200万台程度と言われています。
一方でGalaxy S24シリーズでみると3500万台近く出荷したとも言われており、シリーズにおける構成比を考えるとGalaxy S24だけでも1000万台近く出荷している可能性があるので規模の経済が全く違います。
そして2つ目の理由としてSamsungはグローバル企業でありながらも「ウォン建」と言われています。そのため円安の状況でもある程度国内における価格をがんばれたと言われていますが、Sonyに関してはドル建てと言われています。
世界トップクラスのメーカーと同じ価格設定にすること自体が厳しい中で、むしろ立ち位置でみればXperia 1ⅥとGalaxy S25 Ultraの価格がほぼ一緒になっているだけでもSonyがかなり頑張っているとも言えます。
価格で勝負すると終わる。
もちろん消費者からすれば良いものをより安く購入できた方がいいと思います。ただ今回のコメントは「価格勝負」というよりは、自身が買える金額というだけでSonyも全く意識する必要がありません。
Sonyの場合はラインナップが限定されているため丁度いい価格帯の機種が存在しませんが、メーカーはユーザーのニーズに合わせて多数のラインナップを用意しており、例えばAppleでもSamsungでも最上位モデルを無理に安くする必要はありません。
また国内でも見てもメーカー問わずであれば様々な価格帯の機種が出ており十分な選択肢があると思います。その中でプレミアムモデルであるXperia 1シリーズを無理に安くする必要はないと思います。
また価格しか見ていないユーザーに配慮しても今後のためにならない可能性が高いです。もちろん値上げといっても価格が高くなればなるほど買えるユーザーは限定的されてくるので企業努力は必要だと思います。
とはいえ現行モデルから4万円も安くするようなコストカットを採用した日にはそれこそ迷走の始まりになりかねないです。