9aと実質ほほ同じ。Pixel 10のカメラフレームはほぼお飾りになりそう

国内ではいよいよ発売されたGoogle Pixel 9aですが大きな話題となったのがカメラフレームがカットされたことです。デザインは主観的な側面が強く個人的にはちょっと物足りなく感じますが、YouTubeなどのコメントを見るとフラットなデザインを好意的に捉えれているユーザーが多い印象を受けます。

今回はGoogle Pixel 10のカメラフレームはほぼお飾りになる可能性があるので主観的にまとめたいと思います。

カメラスペックを確認。

まず先日Android Authorityが公開したGoogle Pixel 10のカメラデザインを確認すると以下のようになります。

Pixel 9a Pixel 9 Pixel 10 Pixel 10 Pro | Pro XL Pixel 9 Pro | Pro XL
Main
Samsung GN8
50 MP
1/1.95”

Samsung GNV
50 MP
1/1.31”

Samsung GN8
50 MP
1/1.95”

Samsung GNV
50 MP
1/1.31”

Samsung GNV
50 MP
1/1.31”

Ultrawide
Sony IMX712
13 MP
1/3.1″

Sony IMX858
48 MP
1/2.55”

Sony IMX712
13 MP
1/3.1″

Sony IMX858
48 MP
1/2.55”

Sony IMX858
48 MP
1/2.55”

Telephoto
Samsung 3J1
11 MP
1/1.3”

Sony IMX858
48 MP
1/2.55”

Sony IMX858
48 MP
1/2.55”

Selfie
Sony IMX712
13 MP
1/3.1″

Samsung 3J1
11 MP
1/1.3”
Autofocus

Samsung 3J1
11 MP
1/1.3”
Autofocus

Sony IMX858
48 MP
1/2.55”
Autofocus

Sony IMX858
48 MP
1/2.55”
Autofocus

あくまでもリーク通りであればの話になりますがPixel 10のカメラはPixel 9aのカメラ構成に望遠を足した程度になります。つまりカメラ部分として必要なスペースにめちゃくちゃな違いがあるというわけではありません。

内部スペックをどう強化してくるか。

先日リークしたレンダリング画像でみるとPixel 9とPixel 10の本体の厚みは0.1mmしか差がなく「8.6mm」とされています。一方でカメラバンプ込みの本体の厚みは12mmと全く一緒です。

またGoogleによるとPixel 9aのデザインはカメラ部分のフラット化に加え大容量バッテリーを搭載することを優先して決定されたとしています。本体の厚みを変えずにバッテリー容量は増やしてカメラ部分をフラット化させるためにディスプレイを見直したことを明らかにしています。

GoogleがPixel 10でどのような内部デザインを採用しているのか現時点で不明です。またPixel 9aの8.9mmに対してPixel 10の8.6mmの方が薄いため内部スペースも制約されると思います。

その中でバッテリー容量を増やしたりベイパーチャンバーを搭載するなど他の部分を強化してくる可能性がありますが、カメラセンサーだけで見れば、少なくとも現行モデルと同じスペースは必要ないのかなと思っています。

そう考えるとPixel 10のカメラフレームは他のシリーズとデザインを統一するための実質「お飾り」になっている可能性があります。おそらくですが筐体サイズを考えるとPixel 9aのようにフラット化することは難しい。

なのでカメラフレームをカットしてしまうと中途半端なデザインになってしまうからこそ統一性は優先したのかもしれません。またカメラフレームをなくしてPixel 9aと同じデザインにしてしまうとフラッグシップだとデザインでは判断しにくくなります。

このことを考えると単純にスペックではなくデザインで差別化するためにカメラフレームが継続しているのかなと思っちゃいます。

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