現行シリーズに移行してからSonyは利益重視となっていることからも他社よりXperiaの価格は高い印象です。さらに直近でみてもモバイル部門は成長性もなければ収益性の改善も見込めないことから、利益の確保より強化していくことを明らかにしています。
今回RedditにおいてSonyの第3四半期の決算とXperia 5シリーズについて投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
前年対比マイナスに。
今回以下のように投稿されていることが判明しました。
予想外ではなく、新しい5シリーズモデルがなければ、第4/24四半期の収益は2023年の同時期と比較して減少します。ソニーは、「前会計年度の年末販売シーズンと比較して、規模を追求しておらず、高付加価値製品に焦点を当てているテレビとスマートフォンの売上は減少したが、他のカテゴリの売上は基本的に横ばいだった」と述べています。
セグメント「モバイルコミュニケーション」の収益、百万円、2024年12月31日に終了した3か月
2023: 76,508 2024: 765,409 変更: -11,099
セグメント「モバイル通信」の収益、百万円で、2024年12月31日に終了した9か月
2023: 236,644 2024: 220,404 変更: -16,240
(モバイル通信には、スマートフォンとインターネット関連サービス事業が含まれます)
Sonyは数年前からXperiaの販売台数を非公開にしてしまったので、あくまでも部門ごとでざっくりと推測するしかありません。何より表面的な数字でみるとマイナスとなっており、不調と言われているテレビとスマホの売り上げが減少。
特にスマホに関しては、従来であればXperia 5シリーズを出していたのが2024年はスキップされたのでマイナスになるのは当たり前にも感じます。ただマイナスの規模感を考えるとXperia 5シリーズがなくてもそこまでマイナスにならないとも見えちゃいます。
全ての部門が問題ない。
また決算のQ&Aからもスマートフォン含む全ての部門で問題ないとしています。このことを考えるとモバイル部門がすぐに市場から撤退する可能性は低いと判断することが出来ます。
その通り。大きな投資や新しいモデルの増加はありませんが、近い将来、スマートフォンビジネスから撤退することはありません。
何より今回の決算をみるとXperia 5シリーズがなくても問題がないと判断されているようにも見えXperia 5シリーズがカットになってもおかしくないのかなと思っちゃいます。
少なくとも業績を見ればモバイル部門は継続できたとしても利益率をさらに改善するためにラインナップをさらに制限してきてもおかしくないのかなと思います。