昨年末に行われたガイドラインの改正によって、キャリアは今までのように自由に下取り額を設定することが出来なくなった。そのため今後は世界でも人気が高いGalaxyやiPhoneなどが安くできる可能性がある一方で、AQUOSやXperiaにとっては厳しい流れになる可能性があります。
今回SoftBankがPixel 9とPixel 9 Proの価格改定を行ったことで一気に安くなったので簡単にまとめたいと思います。
価格改定で安くなった。
今回SoftBankがGoogle Pixel 9の価格改定を行ったことが判明したので、ガイドライン前からの価格の遷移をまとめると以下のようになります。
Pixel 9/128GB | 一括価格 | プログラム利用 |
値上げ前 | 11万136円 | 月1円(24回) |
値上げ後 | 15万1200円 | 月1365円(12回) |
再値下げ | 13万20248円 | 月3円(12回) |
ガイドライン改正前の価格は、プログラムを利用して2年後に返却する流れだったので多くのユーザーにとって買いやすかった。一方でガイドライン改正後に大幅値上げをした上で、今回一括価格でみると2万円近くの値下げになっています。
また新トクするサポート プレミアム」を利用することが前提なので1年後に返却することが必須になりますが、実質毎月3円とめちゃくちゃ安くなりました。実質金額で見ればGalaxy S25と同じになっています。
なぜSoftBankが価格改定を出来たのか不明ですが、単純にこれからの年度末商戦に合わせて販売を促進したい狙いがあるのかなと思います。
Pixel 9 Pro/256GB | 一括価格 | プログラム利用(総合) |
販売当初 | 20万1600円 | 7万6320円 |
価格改定後 | 16万2000円 | 3万7120円 |
またPixel 9 Proに関しては256GBモデルが価格改定となっており一括価格でみると4万円近くの値下げに。あわせて実質負担金も新トクするサポート プレミアム」を利用した場合は半額近くまで値下げされているのはかなり大きいです。
1年と2年の差は大きい。
SoftBankは大手キャリアの中でもやはり価格を見せるのが上手いです。ただガイドラインの改正に伴い下取り額が制限されたことからも従来のように安く設定しにくい状況になってしまいました。
なのでSoftBankとしては1年後に返却を前提とした「新トクするサポート プレミアム」を適用しています。一方で自分のようなオタクであれば1年周期の買い替えでも十分に魅力的ですが、多くのユーザーにとって1年周期の機種変更は地味に面倒が増えるかも。
何よりスマホを買い換える時の時間やデータ移行の手間などが負荷に感じるユーザーが多いとの話です。自分はデータ移行など全くストレスを感じませんが、他のユーザーにとってはそうではない。
何より1年後の返却はオタクにとって嬉しいプランで、一般ユーザーからすれば安くなるとはいえあまり馴染まないプランになるのかもしれません。