2023年に正式発表されたXperia 1Ⅴから歴代モデルが抱えていた指紋認証の問題が大幅に改善しています。とはいえ全く不具合がないとは言えない状況でSonyとしては安定した指紋認証の搭載が今後の大きな課題なのかなと思います。
今回RedditにおいてXperia 5Ⅳの指紋認証の復元に成功したと投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
最初のステップ。
歴代Xperiaの指紋認証の不具合は個体によって深刻度が大きく異なり、最もひどい個体だと本体の設定から「指紋認証」の項目自体がなくなると言われています。ただ深刻度に違いはあれどほぼ共通していることとして「ハード」に問題がある可能性があること。
今回の投稿者によると手持ちのXperia 5Ⅳの指紋認証が壊れた。ただ保証期間が終了していることからも自分で対応しなければいけないと判断して、まず以下のような手順を進めたとしています。
手順 | |
ステップ1 | デバイスを再起動します。すでに十分に文書化されているように、これは指紋リーダーを一時的に復元するのに役立ちますが、数時間でハードウェアが再び故障します。これは間違いなくソフトウェアや設定の問題ではないので、Xperiaの完全な修理/復元を行うことはお勧めしません。 |
ステップ2 | バイスの電源を完全にオフにし、外部レールとポートを完全に清掃しました。私が読んだ別の理論は、デバイスの熱管理によりフィンガーリーダーがショートすることに関係していました。残念ながら、クリーンなデバイスは、ハードウェアが再び故障する前に数時間の修理にのみ有効です。 |
結局これらの方法だと指紋認証が「一時的」に復活することはあっても完全に復活したとは言えない状況にあります。
分解には頼らず
そして投稿者は3つ目のステップとして以下の方法を試したとしています。
手順 | |
ステップ3 | デバイスの分解に頼る前に、できる限り電源ボタンの下を掃除してください。私が最後に読んだ理論は、スキンオイルやほこりがフィンガーリーダーの下に滑り込む可能性があるため、ハードウェアの欠陥はボタン自体にあるというものでした。ボタンの縁とレールの間の隙間に滑り込むためにいくつかの紙の端を取り、そこからほこりを取り出しました。私は小さなデスク掃除機でそれに続き、緩んだものを吸いました。最後に、レールにレンズワイプを再度使用しましたが、掃除中に電源ボタンを押し下げて、本当に深く入り込むことを確認しました。見よ、指紋ハードウェアは、そのクリーニングの後、1週間動作しています。 |
一部情報によると電源ボタン部分にアルコールを入れることで内部の埃を洗浄するとの話もありますが、今回の方法は液体を使うよりはリスクが低いのかなと思います。
またあるユーザーによるとXperiaの指紋認証は電源ボタンに統合されていることからセンサー自体が摩耗するのが早く故障するのも早いとの指摘もあります。結局原因はSonyが明らかにしていないため何ともですがここ最近の投稿をみると「綺麗にしろ」との話です。
センサー表面はもちろん隙間にチリや埃が入っているのであれば出来るだけ丁寧にとってあげる必要があるんだと思います。歴代XperiaはIP68に対応しているため防塵性能は申し分ないですが、本体の動作は担保されても指紋認証部分は十分に担保できていないと判断することが出来ます。
それだけユーザーがよく使う物理ボタンに統合されていることから塵なども入りやすいと考えた方がいいのかもしれません。